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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.02.08 Mon » 新日po.の来シーズン

どうも、「日本辺境論」を読み終えたSt. Ivesです。ご本人も書かれている通り、丸山の主張を下敷きにして、思う存分言っております。楽しいです。でも、よくよく考えると西ヨーロッパだって12世紀ルネサンスの頃は「ド辺境」だったわけなので、日本だって1000年計画ぐらいで再チャレンジしてみてもいいかもと、個人的には思っています(賛同者は殆どいないでしょうけど)。あっ、1000年も経ったら少子化がいきつき、日本語が滅んでいるか。


帰宅したら新日po.の来シーズンの継続案内が来ておりました。実に豪華な顔触れで、大曲をずらりと並べていて、メッツマッヒャーを呼ぶのに現代物が殆どないのが不満ですけど、「ミサ・ソレムニス」から個人的には至高の名曲と思っている「ロ短調ミサ」に変更になったのも嬉しい限りで、当然継続であります。


先日は、新国のホリデーAを申し込んでおりますが、今から再来年のシーズンがとってもさびしくなるのではという気がしています。あるいはどこもかしこもマーラー一色でしょうかねえ、新国でウェーバー作曲、マーラー補筆のオペラ「三人のピント」とか取り上げてくれないかな。


これからエルヴィン・シュレーディンガーの「自然とギリシャ人」でも読もうかと思うSt. Ivesでした。

2010.02.06 Sat » ダブルヘッダー

どうも、「ニセドイツ」1、2(社会評論社)を読み終えたSt. Ivesです。DDR(旧東ドイツ)の国家・社会としての無理さ加減を物の面からこれでもか!とコミカルに知らしめてくれます(ダジャレがくどいのが難点)。


本日は

午後2時開演 ヒュー・ウルフ指揮新日本po.、タチアナ・ヴァシリエヴァ(VC)@すみだトリフォニー

モーツァルト:交響曲第39番
シューマン:チェロ協奏曲(ショスタコーヴィチ版)
(アンコール バッハ 無伴奏チェロ組曲より)
ショスタコーヴィチ:交響詩「10月革命」op.131



午後6時開演 クワルテット・エクセルシオ@トリトン
シュニトケ:弦楽四重奏曲第2番
シュニトケ:弦楽四重奏曲第3番
西村:弦楽四重奏のためのヘテロフォニー
西村:弦楽四重奏曲第2番「光の波」


に行ってきました。

後者のエクセルシオのコンサートはとてもよござんした(聴く方も疲れましたけど)。アルディッティやクロノスと比較すると湿度と温度が高く感じられる演奏でした(とくにシュニトケの方が如実にそれを感じました)。白眉は最後の「光の波」でありまして、この曲はやはり実演を聴かないといかんですなあと思いつつ、「ヘテロフォニー」がCDで聴くよりも面白く感じ、偉そうでしょうけど、見直しました。見直すといえば、シュニトケの2番でして、実演で聴くのはアルディッティ@横浜美術館以来(いつだったか?)で、CDで聴くのは(バルトークの6番同様に)正直しんどいなあと思って3番と比較すると圧倒的に少ない(というよりここ数年聴いていなかった)のですけど、ああ、こんな響きの錯綜とした作品だったかと思いなおしたのでした。

新日po.の演奏会は、ショスタコーヴィチ版のシューマンのチェロ協奏曲は、やはり異形でありました。面白いけどシューマンではありませんなあ。チェロのヴァシリエヴァは、「無伴奏」のCDで聴いて、軽く明るめで粘らない音だなあと思っていましたが、本日のシューマンもそのトーンを維持していまして、第1楽章の出だしは、ちょっと軽すぎないかと思ったのですが、短い2楽章から3楽章は音もしっくりときました。好みが分かれるでしょうねえ。
それにしても「10月革命」は、演奏が良ければ良いほど、駄作度が高まる作品でありました。どうしてこれを選んだのだろうか?



来月は、トリトンまでアイヴスの弦楽四重奏曲第1番を聴きに行く予定のSt. Ivesでした。

2010.02.05 Fri » モソロフの交響曲

どうも、届いたばかりのモソロフの交響曲を聴きながらのSt. Ivesです。


オーウェルの描く「1984年」さながらのことがあったんだろうと推察される強制収容所後のモソロフの作品は、ポポフの2番、3番同様ですけど、時折かつての片鱗が聴かれる抜け殻のような作品が多くてとても悲しいものでありますが、今回の交響曲もそうでした。ッショスタコーヴィチの「レニングラード」の楽章の順番を変更してさらに気が抜けたという感じです。

なぜかドイツのSCHOTから楽譜が出版されている交響曲第5番とかは録音されないんでしょうかねえ、楽譜を見る限りこっちの方が今聴いている作品よりは興味深いんですけど。もっとも、第3楽章(最終楽章)は、今聴いているのと代り映えがしないですけどね。

1928年作曲の交響曲が聴きたい!


次はヒナステラのポポル・ヴフを聴こうかと思うSt. Ivesでした。

2010.02.03 Wed » 薔薇の騎士@Metライブ

どうも、昨夜の雪でBSの「サロメ」@METは録画されておらずがっくりのSt. Ivesです。


そんなわけでということではないのですが、知り合いにC.シェーファーがゾフィーを歌っていると知らされて、全く行く気のなかったMET Live Viewingでの「薔薇の騎士」を観に東銀座の東劇まで出かけました。

テレビで見るよりは迫力がありましたが、臨場感は「アバター」よりも全然なかったので残念であります。それにしても、マルシャリン(ルネ・フレミング)が一番若く見える舞台というのもなあと思いつつ(グラハムとシェーファーが首回りを化粧しないんですねえ)、結構楽しく見聞きしました。

シェーファーのゾフィーは、2005年1月にベルリン・ドイツ・オペラで2回観ていましたけど、感想はあまり変わらず、あんまり合っていないという感じ。かなり勝気で知的でして、ルネ・フレミング演じるマルシャリンの方がかわいらしく見えてしまう(あのパンダのようなたれ目がそういう印象を与えてしまうのでしょうけど)。声も第2幕冒頭は不調?と思わせてしまいましたけど、その後は往時程ではないけれど、透き通りかつ細かい表情付けの声を、似合っていないけど、楽しみました。「若い恋人たちのエレジー」とか歌わないかねえ。途中でインタビューもありましたが、英語でのインタビューはそれほど得意ではないのでしょうかねえ、インタビューの途中からグラハム&フレミングが参加して、二人に殆ど会話を持っていかれていました。なお、インタビュアーはドミンゴでした。

グラハムのオクタヴィアンは、ちと老けた感じでごっついなあという見た目はともかく、声と演技は素晴らしく決まっておりました。頼りなさげなオクタヴィアンならばゾフィー・コッシュの方が上手ですが、青年らしい(といっても17歳だから少年らしいという方がよいのか)オクタヴィアンで好感。

ルネ・フレミングのマルシャリンは、もしかすると32歳という劇中の年齢にもっとも近い感じかも。他の「偉大」というか尊大なマルシャリンとは違って、若やいで元気な、でも気品は失わないのがよろしかったです。ただ、第3幕のオックス男爵に口封じをするところのしなというか媚というか、演出上あれはあまりよろしくありませんなあ。少しオックス男爵があきらめるのに説得力が落ちたような気が個人的にはしています。

指揮は、エド・デ・ワールト。中庸で、もうちとメリハリというか切れが欲しいなあとは思いましたけど、全体のバランス配分は悪くはありません。オケは、まあドレスデン、ミュンヘン、ヴィーンと比較するのはかわいそうなので、コヴェントガーデン(指揮はマッケラス)やベルリン・ドイツ(指揮はティーレマン)よりは良かったとだけ言っておきます(これでは誉めていないか)。


観る前に銀の薔薇ではなく銀之塔で食べたタン・シチューがおいしかったなあと思い返しているSt. Ivesでした。

2010.01.12 Tue » ENO新シーズン

どうも、ディアゴスティーニの「天体模型 太陽系をつくる」が完成して感無量のSt. Ivesです。こんな一見安いけど、トータルではバカ高い出費の週刊通販に引っかかる人の気が知れないと思っていたのに、バベッジのディファレント・エンジンを思わせる歯車だらけの模型にフラフラと手を出して早1年。完成し、今、無事に動いています(もっと速く回転してくれると嬉しいのですがねえ。冥王星が一周するのに何分かかるのだろう...)。時々どこかが軋む音がするので不気味です。いつまで壊れずに動いてくれるのかな。


さて、本日ENOから新シーズンの案内が届きました。ロンドンを離れて早4年半近く経ちますが、リハーサルや演出家等のインタビュー動画が付いてくるので、引き続きメール登録をしていて楽しみにしています。今回は年間案内ということで、画面上でチカチカというかヒラヒラとするところがあったので、これはひょっとしてと思ってマウスをクリックしてひっぱりあげるとページがめくれたのでした。まあ、普通にPDFファイルで次のページを指定すれば済む話ですけど、こういう仕組は結構面白いです。それにしてもENOは、各オペラのイメージ・デザインと実際の登場人物との差があいかわらず大きいです。

演目的には、ヘンツェの「若き恋人たちのエレジー」と、バートホイッスル(?)の「パンチとジュディ」、グラスの「サティーヤグラハ」が見てみたいものです。初台の新国でこの3作を1シーズンの間に取り上げるような時代が来る頃には私は地上にいないだろうなあ。


次の「太陽・地球・月の三球儀編」も予約してしまったSt. Ivesでした。
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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