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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2016.12.21 Wed » ヤマカズ指揮N響のプラハとマーラー5番のライブ盤

どうも、いろいろ忙しかったのがようやく落ち着きつつある今日この頃のSt. Ivesです。

ということで今月号のレコ芸。毎年恒例のレコードアカデミー大賞他は、これまた毎年のことだが、全然聞いていないディスクが多くてなんとも言えないのだった。

それよりも、N響90周年記念で出たヤマカズのプラハとマーラーの5番のライブ、両評者とも、あまり悪くはいえないけれど、どういまひとつという書きぶり。この演奏会、ピアノの教師が、私がマーラー好きだということで、急に行けなくなったのであげるとくれたのだった。2階のS席だった。それまで、コンサートといえば、誕生日プレゼントで祖母が買ってくれた1984年のテンシュテット指揮LPO@練馬文化センター(「驚愕」、「四つの海の間奏曲」、ブラ1というプログラム)くらいだったので、初めて生でプラハとマーラーの5番が聴けると非常に期待して行ったのだが、プラハの最初の音でがっくりし、以後、そのまま落ち込んだ気分で聞いて帰った記憶がある。ちなみに、当時の(今も)愛聴盤は、プラハはベーム指揮ヴィーン・フィルであり、マーラーの5番はテンシュテットであった(現在は、テンシュテット、ラトル、MTT)。

そんな演奏会のCDが発売されただけで驚きだったし、聞いてみて、やはり悪い演奏であったのでさらに驚いた。今のN響、いやデュトワ登場以後のN響しか聞いたことが無い人には、これが当時日本一のオケか?と思うレベルである。確か、記憶では、翌日、学校の同級生(現在はバルトークの研究者。なお、伊東氏ではない)に、どんな演奏だったかと聞かれ、のこぎりみたいな音で奏でられた鈍くて重くてかったるい演奏であったと確か述べた記憶がある。正直、日本一のオケがこのレベルならば、私の少ないお小遣いには見合わないので買ってまで聞きにいかないと思ったのだった。

もっとも、CDは、当時のさまざまな思い出を喚起してくれる演奏会ではあるので、売却せずに手許に置いておこうと思うSt. Ivesでした。

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2016.08.28 Sun » ポポフ 今月2回目

どうも、今日は寝ずに聞きとおしたSt. Ivesです。

ということで、すみだトリフォニーまで、森口指揮オーケストラ ダヴァ-イによる

スヴィリドフ:「時よ、前進!」
ポポフ:交響曲第1番
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

を聴きに行きました。まずはお疲れ様という感じですね、重量級の2曲を立て続けに演奏するのはさぞ大変だったかと思いますし、聴くほうも疲れました(まあ、レヴァイン指揮ミュンヘンpo.のレヴァインさよならコンサートの「大地の歌」と「復活」の連荘プログラムに比べれば疲れませんでしたけど)。

1曲目、ソチ五輪の曲といわれて聞くと、開会式のエキシビションで「革命後の時代」に流れていた曲だということが分かりました。まあ、5カ年計画とか重工業化とか全国電化計画とか、ドニエプルやアラル運河掘削とか、自然破壊と大規模飢餓と強制労働もなんそののソヴィエト・ロシア版「三丁目の夕日」の時代の音楽でありました。

2曲目、さて、どうなることやらと思ったのですが、聴けました。プロとは比較しませんが、形になっていましたしテンポもだれることなく、もちろん迫力もユーフォニア的ムードもたっぷり味わえました。願わくば、部分部分の対比をもう少し鮮明にしたらよりよかったのでしょうが、まあ、そこまで求めても。また、東響の演奏とは音響バランスが異なっていたので、いろいろと違う音が聞こえて面白かったです。

3曲目。やはりショスタコの10番の方が真っ当な曲で演奏することも考えて作られているんだねえと思いつつ、2楽章はムラヴィンスキー越えを狙ったのかというアップテンポで聴かせてくれました。さすがに、4番をやろうという話にはならなかったのでしょうねえ。誰か、ポポフの1番、モソロフのピアノ協奏曲、ショスタコーヴィチの4番というプログラムをしてくれないかねえ、ゲルギエフと彼の手兵ぐらいしかやれそうな人は思いつかないけれど。

解説もツイッターのような感じで1922年から現在にいたるまでの作曲家やソヴィエト・ロシアの音楽をめぐる政治状況を垣間見させる面白いものでした。東響の解説でポポフが10番を聞いて私の曲を引用している!と述べたと書かれていて、えーそうかなあ、と思っていたら、こちらの解説ではその言葉も引用しつつ、違うんじゃないという見解も書いていました。、事実確認や前後関係をきちんと抑えられないプロの書き手にとっては厳しい時代ですなあ。

今日は、吉祥寺でのシェーンベルクのSQ4番にとブーレーズ御大のSQに行くか悩んだSt. Ivesでした。

2016.08.26 Fri » 結局寝てしまった

どうも、何しにブルーローズ@サントリーまで行ったか分からないSt. Ivesです。

夏バテで、本日のサントリーサマフェスのブーレーズからリゲティまでほとんど寝てしまい感想を書けません。とはいえ、リゲティは熱演でありましたなあ、というよりあれほどの小さなスペースでリゲティのヴァイオリン協奏曲を聴くのは初めてで、全体に音がとてつもなく大きく、打楽器の音で目が覚めるし、独奏も埋没せずに細かく聞こえるし、それなりに楽しめましたよ。一応メシアンの「七つの俳諧」も実演では初めて「耳にした」わけだし(聴いたとは言えない...)。

さてさて、29日に行くべきかどうかねえ、また寝てしまいそうだしなあ。なお、サーリアホの回は必ず寝るので、行きません(オペラ「遙かな愛」英国初演も爆睡した思い出しかないぞ)。

週末のポポフが楽しみなSt. Ivesでした。こちらはばっちり寝てから行くので寝ないハズ。

2016.08.04 Thu » 8月4日 飯森指揮 東京交響楽団 ポポフ 交響曲第1番 日本初演 @サントリー

どうも、非常に幸せな気分のSt. Ivesです。

ロシア・アヴァンギャルドの精華であるポポフの交響曲第1番を生きている間に聞けようとは、さらにこれほどの素晴らしい演奏で聞けようとは思ってもいませんでした。奇妙な間合いがホールの響きでつながれる中、まるで革命中の都市部での戦闘シーンの連続のような第1楽章、叙情的で美しい響きが暴力的に響きに侵犯されていく第2楽章、その果てにスクリャービンの3番に通じるような未来派的なオプティミズムとユートピア的喜悦に満ち満ちた第3楽章、いずれも巨大な編成、例えば演奏上の都合で16本のホルンを使ったり、ホールに展示されていた楽譜上では確か24人の第1ヴァイオリンを要求していたり、響き自体の圧倒的な力、とても家庭では再現できない力感と共に、多数のソロ部分を含めて精妙かつ生き生きと演奏されておりました。

今を去ること27年前の9月、N響の演奏で初めて聴いたショスタコーヴィチの交響曲第4番──ロシア・アヴァンギャルドの墓碑銘──の衝撃、レコードやCDでは体験できない生々しい音の衝撃をあらためて思い起こしました。録音しているようでしたので、ディスク出て欲しいものです。

「この曲の後に10番やるのか、狂気の沙汰かも」という話声も帰り際のホールで聞こえましたが、すみだトリフォニーで8月28日(日) のアマチュア・オケによるポポフの交響曲第1番の演奏が楽しみなSt. Ivesでした。たぶん、トリフォニーのチケットセンターではまだ売っているでしょうから、今日の演奏を聴いて曲を気に入った方は是非是非。

2016.07.18 Mon » さようならSWR Sinfonieorchester Barden-Barden und Freiburg

どうも、数ヶ月いろいろあって書く暇がなかったSt. Ivesです。

ということで、SWR Sinfonieorchester Barden-Barden und Freiburgの最後のコンサートをネット経由で途中から聞きました。ロトとオーケストラが最後のコンサートにどのような選曲で来るのかと思いましたが、こんな感じ。

マーラー:葬礼
マーク・アンドレ:über
リゲティ:アトモスフェール
シューベルト:未完成(ここから聴く)
ブーレーズ:ノタシオン(I、IV,III、II)
アイヴス:答えのない質問
ストラヴィンスキー:春の祭典

いやあ、いきなり「葬礼」から始めるのか、自虐的なのか「復活」を期しているのか。そして何故このオーケストラがなくならなくてはならないのかという問いに答えはみつからんだろうなあ、そりゃ文化政策&財政政策の生贄にされちゃったんだからねえ、という展開かな。

もうこのオーケストラの新しい録音が聴けないのか、さびしいねえ。

もう寝ないと、明日は休日出勤だった!

St. Ives拝
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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