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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2016.09.20 Tue » レコ芸10月号

どうも、レコ芸10月号を読み終えたSt. Ivesです。

読者投稿欄に購読暦56年の方の当初がありましたが、、特集は「人生の50枚」ということで、読者層が高齢化しつつあることを念頭に置いたかのような特集でありました(若い人が参考に読むのかな?)。まあ、私もいつの間にか半世紀近く生きていることに最近思い至り驚いているのですが。

「無人島に持っていく」的な特別なディスクではなく、長年繰り返し聴いているディスクを聴いた順に挙げるという、曖昧ながらかなり難しい御題でありました。この人はこういうディスクを聴いてきて、現在の演奏評につながっているんだねえ、やっぱりというところもあれば、まったくどんな演奏(曲)なのか、そもそもディスクの存在すら知らないものものありました。そして、確か小学生の頃は良く聞いていたと記憶している、ボールトの「ライン」──LPを放棄した際に捨ててしまった──、をもう一回聴いてみたいなあというまったく本筋と離れた興味も湧いたのでした。でれきば、片山、増田、長木、鈴木の4氏のそれも読んでみたかったところです。

さて、わが身を振り返って、ずーっと聴き続けている50枚を聴いた順に挙げろと言われるとはた困るのでした。例えば、最初がバーンスタインのマーラー8番(SONY)であることは自信を持って言えるのですけど、カラヤン(新)とジュリーニのマーラーの9番、バイロイトの「第九」、ムーティとクレーメルのシューマンのヴァイオリン協奏曲、シノーポリのシューマンの2番(旧)、ハイティンクの振るショスタコのバビヤールと8番、MTTのアイヴスの4番(SONY)、ラサールSQの新ヴィーン楽派とリゲティのSQ2番というくらいまでは順番として言えるが、ブーレーズのハルサイとペトルーシュカ(SONY)やリヒターの振るミサ曲ロ短調がこの順番のどのあたりに入るかという段階ですでに怪しいのでした。


でも一番良く聞いているのは、頭痛薬のごときムローヴァ独奏 アバド指揮BPOのブラームスのヴァイオリン協奏曲だろうなあというSt. Ivesでした。しばし、50枚を考えてみよう。
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2016.07.27 Wed » 「黄昏の調べ」(春秋社)読了

どうも、懐かしさを伴いつつ「黄昏の調べ」を読了したSt. Ivesです。

たぶん、過去の40年近くに出版された日本語で読める範囲の現代音楽あるいは20世紀音楽関係の本を読まれた方にとっては、懐かしいなあと思われる記述(引用)が多い、現代音楽史としてコンパクトにまとめられた本でしょうかね。

最後の2章の筆者の見解というか、そもそもの前提には同意しかねるのですけれど、大体、筆者は私と同い年ぐらいで、中学生ごろから関心を持った本や作曲家、演奏家は重なり、また評価も近いところにあります、まあ、そうした本や作曲家や批評家に影響されたんだから同じような評価に毒されたと言うことかな。

我が家の最年少の家人(約2.5歳)は、例えば、テレビで調性音楽のクラシック音楽の演奏が始まると、トイピアノのところに駆け寄り、猛烈にたたき始め、あまつさえおもちゃの木製レールで1オクターブを超えるトーン・クラスターをがんがん鳴らして喜んでいます。先日は小曽根&チック・コリア&N響を見聞きしていたら、山下洋輔並の肘打ちで乱入していました。「調性」に慣れてしまわずに、今の耳であり続けることを願っていますよ。

彼に、ご近所の何棟もあるタワマンの最上階から異なる曲をいっせいに流して聴かせてみたいSt. Ivesでした。

2016.07.21 Thu » Bomarzo届く!、と言ってもヴォーカル・スコアだけど

どうも、暑さと仕事でヘロヘロのSt. Ivesです。

こんなときこそ幻想の世界へと、思ったわけではなく、ヒナステラのオペラ"Bomarzo"のきちんとした録音のCDが出るならば、と英語対訳歌詞付も期待してBoosyのヴォーカル・スコアを取り寄せたのでした。ポンドも安いし、あっドル表示だ!

早速、期待通り英語の対訳がついた譜面を眺めてみたのですが、どうやって弾くのかね、という感じ、雰囲気だけだね、というところもあり、ピアノ版でも聴いてみたいねえ、日本で誰か取り上げないかねえ、いけるかどうか分からないけど、と思ったのでした。。

ソコロフの昔のハンマークラヴィーアの録音が再発されるとは思ってもいなかったSt. Ivesでした。次は何十年ぶりかの来日か?



2016.03.29 Tue » マーラーを語る 名指揮者29人へのインタビュー

どうも、ヘンツェのヴァイオリン協奏曲第3番を聞き始めたSt. Ivesです。マンのファウスト博士から「ファウスト交響曲」のように3人選んでいる作品ですけど、3番目(第3楽章)の人選だけがいまひとつわかりません。ヘンツェ自身の「第9」とほぼ作曲時期がおなじなのですけど、さすがに自作に対して「あってはならない」とか思ったりはしなかったでしょう。そういえば、ロスのブログに「レーバーキューン・レキシコン」がありましたが、見落としたのかマンツォーニ作品がなく、また日本語の文献もありませんでした。

さて、たぶんレーバーキューンも影響を受けたか、少なくとも1906年にサロメ初演の際に見かけたと思われるマーラーについての表題の本(翻訳)が出ましたが、すこぶる面白かったです。UEのサイトで動画を公開していましたが、さすがに聴いてもわからんなあと思っていたので、翻訳はありがたい(ちと高いけれど)。指揮者の見方が大きく異なるし、インタビューの分量が語り口とつりあっているようだし、バーンスタインと同世代か少し後の世代は、巨星相手にどうするかで困っているところもかいま見えたし(演奏そのものようなギーレンの直裁な発言には微笑んでしまいましたけど)、彼らの録音を思い起こしながら読むとふむふむという感じ(もっとも、マ-ラーの録音を聴いたことがない指揮者もいますけど)。

インタビュアーの質問にならうと、私の場合はこんな感じですかね。
Q 初めて聴いたマーラーを覚えていますか。
A ええ、13歳の7月の最後の土曜日の昼、バーンスタインがロンドン交響楽団を指揮した8番のレコードです。衝撃、あるいは天啓を受けたかのように感じました。それ以来憑かれたように聴き続けました。

Q バーンスタインの演奏は仰々し過ぎると批判されますが、いかがですか。
A 私は大好きですし、あのアプローチは絶対ありだと思っています。ただし、新録音のVPOとの5番だけは受け入れがたいです。昔、バナナの腐ったような演奏と評した知り合いがいましたが、まったく同感です。

Q マーラーにどんなことを聞きたかったですか。
A お話より、演奏を。できれば「トリスタンとイゾルデ」をお願いすると思います。


次は第九でも聴こうかと思うSt. Ivesでした。

2016.03.23 Wed » 名曲名盤500

どうも、「バイエルの謎」を読み終えたSt. Ivesです。ちょうど文庫になっていますが、単行本を買っていたのを思い出して読みました。色つきバイエル懐かしいなあ、でも退屈だったよなあ、とピアノを習い始めた頃のことを思い出しました。原点版の楽譜が出版されるそうで、買ってみようかなと思案中。

ということで、そのバイエル原点版の宣伝が掲載されていたレコ芸4月号、500選が終了。いつもながら、なぜこの曲が選ばれ、なぜこの曲が落ちたんだ?の連続でしたね。シュトラウスのオペラがサロメとバラだけなのに、チャイコの交響曲が番号付き全6曲が入るのはなぜか?とか、3大オペラ以降のストラヴィンスキーは存在しないのか?とか、ツェムリンスキーはどこに行ったのか?とか、「ジークフリート牧歌」を落とすべきではないか?とか(これは私が大嫌いだから)。

選盤で一番驚いたのは「バラ」だったなあ、カルロスがこんなに低いのか、さらにヴィーンとの新盤は選外だ!と。さらに、ティーレマン!少しでも新しい演奏を入れようという意思はわかるけど、うーん、どうでしょう。実演は、鈍重で変なタメだらけの四股踏んじゃった的演奏で、とても聴けたものではなかった記憶があるんですが、ディスクは違うのかしらん。

それと、先日ライブで聴いた「カレイドスコープ」にも収録されている「ペトルーシュカより三つの楽章」というよりルービンシュタイン編のルービンシュタインのカーネギーホールライブ、これは聴き物ですよ、指が回っていないところもあるのにそれがかえって面白い。1票だけというのはちょっとさびしい感じ。

もっとも、講評コメントは面白いものが多かった、中でもチャイコフスキーの6番と最後の名曲集はそうだよなあと思うのであった。

編集部の無難路線というか、初めて500(300)選がレコ芸で始められた頃から不明な選択基準の中で、選者がどう新しくしていくかという試みが垣間見られた500選であった。また、数年後に同じことをするんだろうなあ。


リヒテルのステレオ録音入りのカーネギーホールのCDセットを買うか迷っているSt. Ivesでした。1枚あたりは安くても絶対額としては高いよなあ。
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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