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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2017.01.07 Sat » 話題の映画を観た 「君の名は。」と「ローグ・ワン」

どうも、遅まきながらあけましておめでとうのSt. Ivesです。

ということで、表題にある話題の映画を2作観てきました。語弊がある表現ですが、どっちも「とても面白かった」のでもう一度見に行こうかと思っています。

 以下ネタバレ的な感想。

 前者はまったく話の筋を知らずに行って、その展開に驚きました。振り返れば、伏線はいっぱい張ってあり、過去のさまざまな物語や映画のシーンが随所に垣間見えるので、分かっても良さそうでしたが、いきなり湖になった町が登場して唖然としました。例えば、どうみても、カルデラかクレーターのような湖とご神体のある草原、そして200年前に火災で過去の伝承記録が途絶えてしまった中で儀式のみ伝えられる、と来れば、上橋菜穂子の「獣の奏者」と似た設定なので、この後、破滅的な物語が語られるなあとか。
 また、彗星からの隕石落下による被害者名簿に、それまで笑いも取り込みながら描かれていた普通の日々を送っていた人々の名前が記されているのを見てこの話はこの後一体どうなるのかと思いましたし、逆に、破滅的な事象が起こったにもかかわらず、避難して犠牲者がいなかった(となった)話は、実際にありえたかもしれない東北大震災の津波発生後の世界、少なくとも死者・行方不明者28,000人よりは遙かに少ない被害者数ですんだかもしれない世界を想起させ、少々やりきれないというかつらい感じもありました。実際の、彗星ならぬ大地震が1000年前に襲ったことは、当時の国の正史である六国史にも書かれ、津波の襲った範囲には相応の地名がつけられ、土地の記憶・伝承として伝えられていたにもかかわらず、近代そして現代においてそれらは断ち切られ(地名は消され、経済第一で危険地域も開発され)、「六国史」はカビの生えた歴史学者の研究対象程度に扱われて、それらはまったく生かされなかったのですから。
 それと、定評のある風景だけでなく、ステレオタイプ的なところも含めて実に良く人が描かれています。主人公を除けば、四葉とテッシーがいい味を出していて好きです。それにしても、瀧君、男子で高校生なのにカフェ通いって、どうよ、とは思いましたけど(年をとったということか)。

 一方、後者はある程度、エピソード4につながる話だということを聞いていましたが、スターウォーズ物で最後に泣けるとは思ってもいませんでした。東北大震災で日本のメディアが死者をまったく映さないように、「君の名は。」でも被害者は名簿で知るのみであったのに対して、英米のメディアは東北大震災の個別の死者を死者として映し出し、映画でも個別の人生があった人間が、どのような信念を持ちまたどのような理由で死んだかを次々と映し出していきました、敵味方関係なく。ただ、主要登場人物、生き延びて良さそうな主人公を含めて、がほぼすべて死ぬとは思ってもいませんでしたが。
 それにしても「大義」の為に生命を賭す── 一粒の麦も死なば──、というのは、どのような「大義」であるかを含めて非常に難しいなあと思いました。確かダ・ヴィンチは、「良い人生とは、長く生きるのではなく、良く生きる人生だ」と述べていたと記憶していますが、実に難しいことです、多分に悪の凡庸さに簡単に染まって帝国で生きていくんだろうなあ、私は。また、自分の子供はどう私を記憶していくのだろう。
 エンドタイトル入りして、やはりエピソード7はいまいちだったなあとあらためて思っていたら、クレジットの最後の最後にキャリー・フィッシャーの名前が登場。4の公開から40年、思えば歳をとり、「君の名は。」のような時代はもう訪れることもなく、ただ世界という劇場の背景の群集の一人である私も退場しつつあるなあと思いながら映画館を後にしたのでした。


まだオペラを見ていない「沈黙」を映画で見るかどうか悩むSt. Ivesでした。
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2017.01.01 Sun » あけましておめでとうございます

どうも、バッハのミサ曲ロ短調(演奏は当然ながら金字塔と思うリヒターのもの)で昨年を締めくくり、今年の最初は、南聡の「ジグザグバッハ」から始まったSt. Ivesです。

ということで、今年はもう少し書けたらいいなあと思うSt. Ivesでした。

2016.07.26 Tue » 日々雑感

どうも、(最近音信不通ですが、)私の知っている日本一のアイヴス・ファンは、多分いろいろ聴いているのではないかと思うSt. Ivesです。なお、ヴァン・ダイクというと、昔の画家ぐらいしか知りません。

それにしてもノット指揮東京交響楽団には行きたかったなあ、10年毎のシロアリ予防の日程等を相談するために「ニューイングランドの三つの場所」を聴けなかったのは、久しく実演に接していないので、残念である。「ニューイングランドの三つの場所」は、新旧二種類の楽譜があるのだが、どっちだったのだろうか?

それと後半に「田園」を持ってきたのはどういうことかな、大都会ニューヨークから郊外地域のニューイングランド、さらにド田舎へ、ということかな。ヴィラ・ロボスの曲も聴いたことがないし、これも残念だが、「新世界より」とか、ミヨーの「ニューヨークのフランス人(だったか?)」やヴァレーズの「アメリカ」とは異なる南米人のみたニューヨークはどんなものなのだろうねえ。


一度はダンベリーとかコンコードに行ってみようかと思うSt. Ivesでした。アメリカは仕事でボストンしか行ったことがないんだよねえ。でも、本当に何もなさそうだ。



2016.01.16 Sat » Siriにポエムを読んでくれといったら

雨ニモマケズ風ニモマケズ
St. Ivesサンの無茶ブリニモマケズ
慾ハナク、決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル...
ソウイウあしすたんとニ私ハ...

あのー、そろそろ仕事に戻りませんか?


と、言われたSt. Ivesでした。深夜に何をしているのだ、私は。

2015.11.12 Thu » 資生堂ショック

どうも、うーむ、これは...と思いながらピアニスト スティーヴン・ハフのミサ曲を聴きながらのSt. Ivesです。シューマンやベートーヴェンの間に自作のソナタを入れていたディスクを聴くべきかどうか...。

ということで、話題の「資生堂ショック」。我が家でも、朝のNHKニュースで資生堂に激怒りしている家人を眺めることになりましたが、日本の人口減って、意図せざる「女の平和」byアリストファネスみたいなもんかもと思ったのでした。経済原則と効率性ばかりふりかざす愚かな男たちが多いせいで現状に至っていることは否定しがたいしねえ。

それにしても、時短者の増加と業績が逆相関しているグラフで説明しているとしたら、資生堂は会社として杜撰もいいところですなあ、その間における資生堂のターゲットとなる女性人口の減少(自然減だけでなく所得減少に伴う購買層からの脱落とかも含む)やニーズの変化をまったく無視しているしねえ、統計でウソをつくにしても下手過ぎる。まずは結論ありきがミエミエなんだよねえ、だから女性は怒っているのだろうけど。

意を決してハフのソナタを聴くことにしたSt. Ivesでした。その前に彼の弾くスクリャービンの4番ソナタをまず聴こう。
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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