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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2008.10.27 Mon » アンスネス@武満メモリアル

どうも、本日はしっかり起きて聴けたSt.Ivesです。

アンスネス ピアノ・リサイタル
2008年10月27日(月) 武満メモリアル

ヤナーチェク:霧の中で
シューベルト:ピアノ・ソナタ ハ短調 D.958
ドビュッシー:前奏曲集より
         ビーノの門
         西風のみたもの
         ヒースの草むら
         さえぎられたセレナード
         オンディーヌ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2 「月光」

(アンコール)
ドビュッシー:アナカプリの丘
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 op.27-1 より第3楽章、第4楽章
スカルラッティ:ソナタ ニ長調

極めて満足しました。先週の月曜日に爆睡したことをいまだに後悔していますが、特にアンコールでの13番ソナタを聴いて、この演奏で爆睡した私は一体何者?と自問せざるを得なかったのですが、華やかで、聴くつどにディズニーランドのイメージが湧く第4楽章、その左右の手の掛け合い漫才的な面白さも冴えていて、2階席からみる本人の背中の動きからしてもノリノリという感じでした。「月光」も、ぞくぞくとするような趣きを湛えた第1楽章から、D.850でも聴けたブーレーズのシュール・アンシーズを想起させるような右手が活躍する第3楽章まで素晴らしかったです。

しかし何より良かったのはシューベルトのD.958でした。D.850の実演でも思ったのですが、EMIの録音はフォーカスが甘くてボケた音になっていて演奏の素晴らしさが伝わってきません。硬質な打鍵ですが最後にほんの少し柔らかく触れるような感触を与える音なので、剛毅な音の演奏に慣れていると、物足りないかもしれませんが、おかげで第1楽章、第2楽章の低音部での弱音のうごめきが慄然とする響きを醸し出しています。第4楽章は実演の方が少し速く感じられましたが、見事に弾き切りまして、リヒテルのライブ録音に匹敵する素晴らしさだと感じました。

なお、TV収録されていました。完全放送を願っていますが、時間の都合で多分シューベルトの第3楽章とかがカットされるでしょう。冒涜であります(と爆睡した身で言える資格はないでしょうけど)。


明日は、会社の同僚に誘われて東京芸劇に行く予定のSt.Ivesでした。奥さんが舞台に乗るそうだけど、未来に残る作品が聴けるでありましょうか?
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2008.10.25 Sat » 週末は神保町めぐり

どうも、ダウスゴーの振る「ライン」を聞きながらのSt.Ivesです。

この週末は大体神保町巡りをしておりまして、結局疲れてコンサートに行かないパターンが続いています。本日も「魔王」@東京文化とか聴きに行こうかと思ったのですが止めました、多分間違いなく爆睡するので。平日でも、疲弊するような仕事をしているとは思っていないのですが、アンスネス@王子とか新日po.@サントリーとかは寝てしまいまして感想をかけないのでした(起きて聴いていた範囲でのアンスネスは良かったので、もったいないことをしてしまった)。ただし、メンデルスゾーンの未完成のピアノ協奏曲だけはきっちり目覚めて聴きましたが、実にむごい作品でありました。「メンデルスゾーンの未完成の」という但し書きがなければ、誰も見向きもしないでしょう。シャイーは本当に録音する気なのだろうか?


さて、神保町では探していた本が見つからず、何気に目に留まった「市場原理主義の元祖」と勘違いされているアダム・スミスの「諸国民の富」の新訳(日経新聞社)が、すでに古書で出ていたので上下巻を購入。翻訳者は「翻訳通信」blogの人であります。それと、建築家ミス・ファン・デル・ローエの伝記も購入。なお、神田古書祭りは月曜日27日からでしが、天気はとうでしょう。


池袋に出てHMVに。纏め買いするとNETでの25%引きより安いのもあり、例えば今聞いているラインとか、クライバーの振る「薔薇の騎士」SACDとかを購入。DVDコーナーにバーンスタインがバイエルンを振ったアイヴスの交響曲第2番があったので購入。これはLDで見損なっていたので入手できて非常に嬉しい。ついでにツィメルマンが弾く「不安の時代」も購入。


明日は家でごろごろする予定のSt.Ivesでした。

2008.10.12 Sun » 本日の記録

どうも、グリモーの弾くバッハ集(DG)を聞きながらのSt.Ivesです。あいかわらず写真満載です。でも、もう40歳なんだけど。


それはともかく、先週末に風邪をひき、水戸にいくどろこか有楽町の国際フォーラムでのインターナショナル・オーディオ・ショーにも行けず、調子も上がらなかったのですが、陽光に誘われ外出。

まず、銀座に行く。1929年の大恐慌の再来と騒ぎ立てる人もいるような経済状況下で銀座も死んだようになっているかとおもいきやあまり変わらず。ITO-YAに寄ってオリジナル卓上カレンダーリフィルを購入する。

そのまま大通りを南下。

大行列ができていると思ったら、日本初出店のH&Mであった。欧米の大都市に行けばどこでもみかけるし、ZARA同様に安物既製服店、すなわちユニクロやシマムラの類でしかないのだが、珍しいのだろう。

隣のモンブランに入り万年筆の調子がおかしいとみてもらうとペン先がすこしずれているとのこと。修理は2万円だと言うので、他をあたると去る。まだ購入して2年も経たないのに故障ばかりであるがお気に入りなので、仕方ない。

出たところでさらに少し南の本屋の前に若い女性ばかりで人だかりで何事かと思ったら、俳優の三浦春馬が来るらしかった。

通りを北に戻り、西に進路を転じて天賞堂の2~4階に。最近、若いカップルや女性が多い。当日も多数の家族連れに混じって何組もカップルが来ていた。Nゲージって、あの家とか山とかあるやつと語る彼女に、ゲージの幅である旨を彼氏が説明していた。通じていたのだろうか?

買おうかなと迷っていた中古模型(メルクリン)がすでに誰かに買われており、ちょっとがっかりしつつ辞去。今回の金融危機でメルクリンを経営している、かなり同社に理解ある英国ファンドが変な相手に手放さなければ良いが。

丸の内線で池袋に戻り、東急ハンズで収納家具を購入してジュンクドウに。

ジュンクドウ2階の文庫売り場。岩波文庫の前で唐詩選はあるけど宋詩選はないのかなあと探していると、いきなり耳元で「アガメムノン」の声、心臓が一瞬凍りつき、頭の中でエレクトラの嘆きの歌が鳴り響き(演奏はヴィーンpo.、指揮はシノーポリ)、思わずかばんを落としてしまったのでした。ギョッとして(しかし何とか平静を装いつつ)振り向くと、高校生くらいのカップルが「アガメムノン」を探しているだけでした。いやあ、それしても驚いた、まだ呼ばれるには早いというか、私はあの事件にも、その後の事件にも全く無関係です。それにしても、100人くらいを相手にして、出ている人達皆がアガメムノン(とかいう話と言っていた)を買いたいと思わせるような話をする人は誰だろう?

結局、衝撃もあり何も買わずにジュンクドウを後にして東口から西口のHMVへ。2点買うと10%引きにつられて、下記のCDを購入。

Bach-Grimaud.jpg 
グリモーのバッハ及びそのトランスクリプション集。ブゾーニ編のシャコンヌが良いですな。

Dennerstein156.jpg
Simone DinnersteinによるバッハのフレンチNo.5とベートーヴェンの32番。記憶違いでなければ、レコ芸のドイツ人ピアノ・オタクが褒めていたはず。

Artemis705.jpg
新生アルテミスでの第2弾。ラズモフスキーの2番が楽しみ。

MTT_ERDE125.jpg
MTTによる「大地の歌」。男声二人です。サロネン、ラトルそしてバーンスタインとの比較が楽しみです。

Mullova319.jpg
ヴィヴァルディは普段は聞かないのですが、ムローヴァなので購入。レーベルはARCHIVです。

Busoni361.jpg
Busoni020.jpg
どちらもブゾーニ。上はhyperionで独奏はミルン(Milne)。下はEMIで二台ピアノ用作品。どちらにもバッハのフーガの技法に基づく"Fantasia Contrappuntistica"があります。エマールのCDを聴くと深い喪失感に襲われますので、これで幾許かでも補えればと思って購入。

それにしても我ながら今回は保守的でありました。店頭で買うと20世紀以降の音楽のCDは馬鹿高いのでねえ。

その後一路家路に、ではなく、有楽町線平和台駅の本屋あゆみ書房に寄って「ミッツ」(シークリット・ヌネス著、杉浦悦子翻訳、水声社」)を購入。駅の自転車置き場の自動ゲートは100円玉しか受け付けないのに、手元に1枚もないことに気づき、何か買おうと入ったところ、背帯に「猿の伝記?ウルフの伝記?」と書かれており、何だろうと手に取ると、ヴァージニア・ウルフのもとに来たマーモセット(猿)の伝記らしいことが分かり、それって「フラッシュ」ではないか!ちょうど100円玉もできるしと自分に言い訳をして本日最後のお買い物になった次第。


ということで、当初の目的モンブランの万年筆「ヴァージニア・ウルフ」の故障が直らず歩き回って散在したSt.Ivesでした。

2008.10.01 Wed » 水戸に行こうかな?

どうも、ハーゲンSQのコンサートから戻ったSt.Ivesです。

本日はトッパンホールでのハーゲンSQによるベートーヴェンの16、11、14番と昨日に引き続きの重いプログラム。正直に申し上げて、仕事帰りで疲れていて、最初の16番は途中で気絶していたところもありました。そうであってはならなかったのに!

11番は、アルテミスSQのディスクを聴いた後では大概の演奏がアグレッシヴさに欠けるなあと感じるところで、ハーゲンSQの演奏も冒頭は一瞬そう思ったのですが、その後はこの曲はそれだけではありませんなと思い直させてくれました。

3曲とも素晴らしい演奏でしたが中でも一番見事だったのは、最後に置かれた14番の演奏でして、いやあ正直第1楽章で気絶したまま、第7楽章冒頭で──目の前の席のおじいさんの様に──驚いて起き上がるかと思ったのですが、気絶するヒマが無いほど一分の隙も無く引き込まれる演奏で、ディスクとは音の輝きはまるで違うし、静かに震えるような弱音から強奏までの振幅もはるかに大きいスケール感十分で、水戸でも日曜日の昼に取り上げるので聴きに行こうかしら、と思案させるのでした。

なお、昨日のロータスSQ同様にアンコールはなし。そりゃそうですな、ラズモフスキーや14番の後に何を持ってこれましょう。


全集は何時完成するのかねえと思うSt.Ivesでした。大フーガのように初期の録音は再録音するのかな?

2008.10.01 Wed » ロータス・カルテットのラズモフスキー・セット

どうも、仕事帰りにラズモフスキーセット全曲はやはりきついなあと思ったSt.Ivesです。


本日は東京文化会館小ホールにてロータス・カルテットによるベートーヴェンの弦楽四重奏曲からラズモフスキーセット全三曲を取り上げたコンサートに行ってきました。同団体の演奏については、エッジをきかせたアグレッシヴな演奏・解釈が多い昨今からすると、押しが弱い、微温的だと思われ向きもありましょうが、4つの楽器が絶妙なバランスを保ち、重苦しくなく透明感のある音で、一つの大きな楽器としての四重奏団という感を強く抱かせる良い演奏でありました。これでもう少し会場が小さい、せめて天井がもう少し低いとより聴き易いし、親密感が増したと思われます。

それにしても仕事帰りにこの3曲を聴くのはしんどいものがありまして、正直に申し上げると7番の1楽章終わり頃から2楽章にかけては意識が朦朧としていましたし、8番の第3楽章でも時々意識が某オペラの戴冠式の場面の音楽に向かう状況なのでした。

録音していたようですが、CDは出ないのでしょうかねえ?


明日はトッパンにハーゲン・カルテットを聴きに行くSt.Ivesでした。あっ、こっちもベートーヴェンだらけだ!(16番、11番、14番、重過ぎる...)
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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