4文字33行

近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

2008.11 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 » 2009.01

--.--.-- -- » スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008.12.17 Wed » 隠しトラック?

どうも、王安石詩集を読み終えたSt.Ivesです。唐詩と比べると宋詩は人気がないようで、この本も古本屋で入手したものです。

さて、人は偏愛する作曲家とか偏愛する演奏家、偏愛するディスクを持っているように、偏愛曲というのも持っていて、ディスクを見つけては購入すると思いますが、私の場合は、

ゼレンカ:ミサ・デェイ・パトリス
バッハ:ミサ曲ロ短調
バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
モーツァルト:ハ短調ミサ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲
シューマン:交響曲第2番
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
エルガー:ヴァイオリン協奏曲
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番
マーラー:交響曲第10番
リヒャルト・シュトラウス:「薔薇の騎士」
シェーンベルク:室内交響曲第1番
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3章
デュカス:ピアノ・ソナタ
ベルク:「ルル」
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
プロコフィエフ:「三つのオレンジへの愛」
ワイル:「マハゴニー市の興亡」
ベリオ:シンフォニア
デュティユ:弦楽四重奏曲「夜はかくのように」
ラッヘンマン:アウスクランク
西村:弦楽四重奏曲第2番「光の波」

(リゲティ、アイヴスはどれも好きなので入れていません)

残念ながら最初の1曲と最後の5曲は片手で数えられるほどしか録音・映像が無いのですが、それ以外は相応にディスクが出ています(スクリャービンの4番ソナタは、全集をつくるために数があるだけなのかもしれません)。
そんなこんなで、バッハ=ブゾーニのシャコンヌのCDを見つけたら購入しています。コンサートだったらトリにもってきても良いような曲だと思うのですが、どうにも他の大曲や名曲の間のつなぎみたいに入っている、最近出たグリモーのCD──あの演奏は極めて見事でありまして、驚きまして実演が聴きたいところですが──も途中に置かれていました。ただ、あのCDの場合は、「バッハ」で見つけられますが、プレトニョフのlive at カーネギーホール(DG)なんぞ、ショパンのスケルツォ全曲とベートーヴェンの32番ソナタに隠されてしまっています(そもそもプログラムの最初にもってくるのだろうか?)。小菅のlive at カーネギーホールも熱情とダヴィッド同盟にこっそり挟まれているし、ボレットのlive at カーネギーホールもショパンのop.28がメインだし、ベルマンのlive at カーネギーホールもリストのロ短調ソナタだし、一時期live atカーネギー・ホールは必ずバッハ=ブゾーニのシャコンヌを入れるのが不文律かとか思ったこともありましたが、キーシンとホロビッツは入れていなかったなあ(キーシンはかつてクライスレリアーナとカップリングしていて、現在はエッセンシャル・キーシンで聴けます)。
ホロヴィッツとか録音を残してくれてもよかったのにねえ、ミケランジェリ(これで録音が良ければ!)やルービンシュタイン(これは無残だったなあ...)ですら残しているのだから。そうだ、ギレリスのはシャコンヌだと思って購入して聴き始めたら、違う曲でありました。どうやら録音は残していない(そもそも演奏したのかも不明)ようであります、ギレリスは。それにしても電気式録音でもピアノ・ロールでもなんでも良いのでブゾーニ本人の演奏を聴いてみたいなあ。

で、本題。本日OEHMSレーベルのMargulisの弾くCDを購入して聴き始め、他の曲も聴いて、最終トラック11のラフマニノフ編による「くまんばち」を聴き終わると、トラック12が現れまして、始まったのがプロコフィエフの「三つのオレンジへの愛」の行進曲で、驚きました(そして偏愛曲の一部なので嬉しかったのですが)。解説書の表紙や中、ウラのトラック表示にも全くプロコフィエフの名前がない。もっとも、トータル・タイムはCD表示どうりなので、トラックの記載タイムを合計すればおかしいことに気付くという仕掛けなのかもしれませんが、そんなもん普通の人はしません。単なる記載忘れというには豪快すぎるので、きっと隠しトラックなんでしょう。

なお、Maruglisの演奏は、低音をガンガン響かせた豪放な演奏でありました。感動というのには遠いのですが、興味深いものでありました。


グリモーの演奏で最後の追い込みがプレトニョフくらいのスピードで、ワイセンベルク並みに明確だったらもっと良かったのになあと思うSt.Ivesでした(オグドンのように、意はあれど指が追いつかないような事態を避けたのでしょうかねえ)。
スポンサーサイト

2008.12.16 Tue » 奇妙な夢をみた

どうも、Vulinという人が弾くデュカスのピアノ・ソナタを聞きながらのSt.Ivesです。デンマークのCLASSICOのCDです(CLASSCD293)。ちょっともたつき気味。


今朝方の夢は強烈かつ奇妙でありまして、昨夜シェーンベルクのSQ2番を聴いたせいかもしれませんけど、ブーレーズとドホナーニとノセダが、12年前に立て直す前の練馬の我が家まで来て、私に指揮法を教授してくれる、それも日本語で手取り足取りというものでした。
しかし、ブーレーズ先生は直ぐに飽きたのか、傍に置いてあったチャイコフスキー特集を組んだモーストリーと思しき雑誌を読み始め、ついには悪態をつき始めたので、もっぱらドホナーニとノセダが教えてくれました。折角の機会にもかかわらず、いい加減疲れたので、3人にお礼代わりにリプトンのティーバッグで紅茶を入れようとしたところで目が覚めました。因みに、課題曲はマーラーの交響曲第1番の第2楽章でした。

3人の共通点は何か、朝から考えているのですが分かりません。ブーレーズはともかく、ドホナーニもノセダも実演、CDともに殆ど聞いていませんので。


モーストリーは有料化して以来購入していないSt.Ivesでした。

2008.12.15 Mon » 私は感じる、よその惑星の大気を

どうも、デプリーストの振るダンディの交響曲第2番を聴きながらのSt.Ivesです。


さて、ついに精神が崩壊してよその惑星の大気を感じたというわけではなく、そもそも分かっている限りではメタンとかヘリウムとかで構成された大気なぞ感じるまもなく吸い込んだらあの世に行ってしまうのですが、これはシュテファン・ゲオルゲの詩の一節であります。

ということで、本日のコンサートの模様を

2008年12月15日(月)午後7時開演 トッパンホール
クワルテット・アルモニコ

ハイドン:弦楽四重奏曲ト短調 op.74-3 「騎手」
シューベルト:弦楽四重奏曲変ホ長調 D87

音楽評論家・船木篤也氏によるプレトーク 「シェーンベルクについて」

シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番
 (ソプラノ:アンナ・マリア・パンマー)

アンコール:モーツァルト「戴冠ミサ」からアニュス・デイ

本日は、ブラームスの「交響曲第5番」を取り上げるオーケストラ・コンサートもありましたが、演奏機会が極端に少なく、実演に接したことがないシェーンベルクのSQ2番の取り上げられるこちらのコンサートに行きました。

ペーターゼンSQとクリスティーネ・シェーファーの演奏になるCD(Edition Phoenix)を最近購入し、正直1番、3番、4番に比して家でも聴く機会が少ないこの曲もPodに入れて通勤のお友達状態にしていたので、どこがどうなるかを覚えて行けましたが、彼らの演奏(あるいはラサールやアルディッティの演奏)と比較しても、実に良い演奏でありました。

個人的な好みとすれば、第3楽章第40小節から68小節にかけての盛り上がりとか、第4楽章100小節から120小節の盛り上がりは、もう少し高揚というか突進しても良かったかと思いましたけど、全体的に意外にねっとりとした、プレ・トークの言葉を借りればこれまでの調性音楽の枠組みへの惜別の情の方向で、しかし一聴すると点でバラバラなフレーズが、有機的に絡むのが手に取るように分かる、特に木で鼻をくくったような感じをいつも受ける第2楽章で如実に感じました。名演だったのではないでしょうか。

若干残念だったのはソプラノのパンマーです。シェーファーの声に慣れた耳だからと言うよりも、彼女自身が参加した録音、アーロンSQによる弦楽四重奏曲全集+@(PREISER PR72)と比較しても、ビブラートが激しく、音程をズリ上げるような感じであり、強い声を使うところが少し苦しそうでありました(第4楽章の上記の部分など)。声量は十分ですし、各楽章の歌いだし部分は実に魅力的だったので、途中の歌が苦しそうだったのは残念でした。

とはいえ、総体としてみれば十二分に満足するものでした。プログラムによると4番も練習していたそうなので、そちらもこの団体の演奏で聞いてみたいものです(アンコールは、ソプラノともども出てきたので、ヒナステラの3番でもするのかな?とちょっと期待したのですけどね)。


そうか「答の無い質問」と同じ1908年作曲だったんだ、とプレトークで指摘されて気がついたSt.Ivesでした。
09profile.gif

St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

09category.gif
09entries.gif
09comments.gif
09trackbacks.gif
09archives.gif
09link.gif
09others.gif

FC2Ad

09search.gif
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。