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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2009.01.26 Mon » 聴きに行きたいがねえ、プログラムがねえ

どうも、これからようやく届いたヘンツェの交響曲第8番(ヤノフスキー指揮ベルリン放送響)でも聴こうかと思うSt.Ivesです。


メツマッヒャーがベルリン・ドイツ響と3月に来日することを本日初めて知り、テツラフも一緒だというので、どんな曲を取り上げるのかと期待したら、

ワーグナー:歌劇『ローエングリン』第1幕への前奏曲
マーラー:歌曲集「亡き子をしのぶ歌」(バリトン:マティアス・ゲルネ)
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調『英雄』op.55



ヴェーベルン:管弦楽のための《パッサカリア》op.1
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64(ヴァイオリン:クリスチャン・テツラフ)
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98

だそうで、何か行こうという気力が急速に萎えてきたのでした。サロネン指揮ロスpo.も見送ったくらいなんで(あれは価格要因も大きい)、これも見送りかなあ。メッツマッヒャーだったらもうちとひねったプログラムにして欲しいところであります。



かつて毎年行われていた「20世紀音楽なんか怖くない!」のCDが数年分見当たらず、家中探しているSt.Ivesでした。片山氏の如く山のようにCDを持っていないので、直ぐ見つかるはずなんだけどなあ。間違って売ったのかなあ?
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2009.01.24 Sat » 本日の記録

どうも、ミンコフスキーの振るバッハのミサ曲ロ短調を聞きながらのSt.Ivesです。しゃきしゃきと少ない合唱というか独唱者の転用で美しい演奏を繰り広げています。繰り返し聞いてしまういい演奏です。それにしても中のブックレットは分厚いし、外のビニールを破ってしまったのは手痛い。


本日は午前中に墓参り。練馬も埼玉の武蔵嵐山も雪模様。遠くの山々、場所に寄っては日光の男体山も見えるそうですが、赤城や妙高の山々は白い中に濃い紺色の山肌を見せていました。父が亡くなって早4年ですか。

往復の電車の中で、「シュレージンガーの哲学する猫」(中公文庫)を読了(原著は1998年出版の文庫化)。早川から出ている「ケンブリッジの哲学する猫」みたいな書名だなあと思ったら、参考図書に挙げられていました。犬はやはり哲学や探偵家業には向かないのですかねえ、世界最古の文学作品の一つで、待ちに待った主人との再会直前に絶命、といった感動的に描かれる対象ではあっても。
最後の章が大森荘蔵でありました、そう死者は死にません。

その後、池袋と神保町で本を探し回って本日は終了。


これから「7つの都市の物語-文化は都市を結ぶ」(NTT出版)でも読もうかと思うSt.Ivesでした。この表紙はパワーズの「舞踏会に出かける三人の農夫」を思い起こさせるなあ。

2009.01.22 Thu » 昨日の分が投稿できないぞ!

どうも、ゼレンカのミサ・ヴォーティヴァを聞きながらのSt.Ivesです。

どうしても昨日の分が送信できないのは何故でしょうかねえ、困ったものだ。まあ、どうでも良い内容だったのですけどね。

2009.01.20 Tue » こ、これは!

どうも、ブルーノ・ワルターの交響曲を聴きながらのSt.Ivesです。うーむ、盛り上げられそうな曲なのに、ボッツスタインはいつものごとく全くそうする意図が無いのであります。ポポフの交響曲第1番もデュカスの「アリアーヌ」もそうだったけど。しかし、ミュンヘンで聞いたシュナーベルの交響曲第3番は盛り上げていたような気もするが、気のせいだったか(あれはCD化されないのかねえ)。


レコ芸2月号恒例の読者投票は、ハーンの弾くシェーンベルクの協奏曲でありました、えっシベリウスだって、まあどっちにしろ慶賀であります。あのシェーンベルクは驚愕すべき演奏でしたからねえ。

さて、帰宅してみると新国立劇場から案内が着ておりました。つい先日、「ホリデーBセット券をまとめて購入しますか?詳しくは近々来る案内をみてください」と意味不明なお手紙が着ていたので、待っていたのですが、これはちょっと悩むなあ。

2009-2010のプログラム

オテロ
魔笛
ヴォツエック
トスカ
ジークフリート
神々の黄昏
愛の妙薬
影の無い女
カルメン
鹿鳴館(池辺晋一郎の新作)

ホリデーBはジークフリート以下なんで、ヴォツェックがなあ、まあ多分買えるだろうとは思うけど、「愛の妙薬」と交換とかできんかねえ(ドニゼッティには全く興味が沸かないんだけど)。

ひそかな期待は池辺大先生の「鹿鳴館」。三島の原作にぜひとも改変を加えて全てのセリフにだじゃれを盛り込んで、喜劇に転換していただきたいものであります。いずれ新国で三島生誕100年記念に、「金閣寺」、「般若」、「午後の曳き船」と並べて上演する日が、来る訳ないか。あっ、良くみたら「鹿鳴館」はホリデーBに入っていない!上演費用は回収できるのか?あるいはすでに他の公演で回収していて、さらに利益の上乗せを狙ったのか?

そして、まあ強引にと思ったのが「影の無い女」。本当に上演できるのかしらん。実演はドレスデンで2回しか見たことないのでとても楽しみだけど。


ただ、ホリデーなのに土曜日が多いのは何故?新日フィルのトリフォニーBシリーズを買わせないつもりなのであろうか?と思ったSt.Ivesでした。

2009.01.14 Wed » ヒラリー・ハーン リサイタル@トッパン・ホール

どうも、なんでコリア・ブラッハーから渡辺玲子への変更は致し方ないとしても、何故シェーンベルクからバーバーという真反対の作品に変更されるんだ?とがっくり来ているSt.Ivesです。シェーンベルクを弾ける人がせっかく来日しているのにねえ(来週はもういないのか)。シェーンだけとるという変更は無かったのか、それでは美しくないのか。


というわけで、本日のヒラリー・ハーンのリサイタル。いやあアイブスの1番、2番、4番をこれほど表現力豊かで迫力と緊張度の高い演奏でライブで聴けるとは、予想していた以上に素晴らしい。2番の2楽章もすごかったのですが、1番をこれだけじっくり聞かせてくれる、様々な白色がある豊かな作品だと思わせてくれた初めての演奏でありました。ヴァイオリンとピアノだけで交響曲のそれを思い起こさせるのでした。

明日のタケメモでのリサイタルが楽しみで眠れそうにないSt.Ivesでした。17日はちと遠いけど、18日は行こうかな?

2009.01.02 Fri » 年末年始はベートーヴェン

どうも、メンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」を聴きながらのSt.Ivesです。あらためまして、あけましていおめでとうございます。


さて、表題にあるとおり、2008年1月31日の午前11時から元日の1時過ぎまで、つまり去年最後で今年最初のコンサートに行ってきました。途中休憩を挟みつつ、ベートーヴェンの32曲のソナタ全曲を16人のピアニストで弾き切るというマラソン・コンサート、途中で爆睡するかと思いきや、さすが「新約聖書」のおかげか伝道者たちのおかげか、疲れたものの、眠りもせずに最後まで聴き、さらに夜中の明治神宮でお賽銭をあげるまでに1時間近くも寒風の中に立ち続けられたのでした。

全体としてみていって良かったなあと思ったのでした。ショパンやリストのピアノ曲を聴かない身には、それらをコンサートのメイン曲やCDの中心に据える演奏家は知らないですし、昨今ではCDを出すのも大変でありますから、こういう機会に知るのは良かったと思われます。知っている曲も、若手中心の演奏で、初期作品や普段コンサートで取り上げられないような作品で面白い演奏も聞けました。お客さんの要りは良くて2~3割程度でしょうかねえ。大晦日であることや時間帯を考えれば大入りでしょう、そもそもアンスネスやエマールのリサイタルですら満席にはあのホールはならないのですから。

年越し後、最後のセクションの前、清水和音と伊藤恵が出てきて新年の挨拶をした際、「どのピアニストが良かったではなく、どの曲が好きになったとお帰りください」という趣旨の発言が清水からありましたが、まあそれはそれとして簡単な感想を述べておきます。

1.小林愛実 
   19番ト短調op.49-1
5番ハ短調
小林は1995年生まれ。2005年の全日本音楽コンクールで第1位だそうです。コンクール類に興味が無いので知りませんでした。演奏は、19番がペダル過多で混濁していましたが、ここらへんはヴェテランと違ってホールに慣れていないせいでしょう。5番はかなり良いまっとうな演奏。2楽章は演奏はよく歌って良い演奏だっただけに、一緒に歌うのは止めて欲しかったです、若干音程が上ずり気味で複調作品と化していて、ミヨーではないので気持ち悪かったです、あっアイヴスと考えればよかったか。

2.イリーナ・メジューエワ
   9番ホ長調op.14-1
27番ホ短調op.90
メジューエワは朝は低血圧で不調なのでしょうかねえ、あるいは練習不足だったのか、正直言ってその演奏には感心せずに聴きました。少しぞんざいというかぶっきらぼうな演奏で、表情付けに乏しく、27番は退屈でした。なお、ヘンレ版の楽譜を見ながらの演奏。

3.河合優子
   4番変ホ長調op.7
16番ト長調op.31-1
当初予定されていた岡田将がインフルエンザのため降板し、ピンチヒッターとして登場。紫色の楽譜を見ながらの演奏。正直、誰?と思いつつ聴いたら、これがいまだに理解に苦しむ、グールドの弾くブラームスのピアノ協奏曲第1番ですか?と思わせるような4番、16番の各楽章のテンポ感覚と雰囲気が全く同じで、アファナシエフもかくやという、真っ白な空間の中で無限に時間が伸びていくような感覚に襲われる不可思議な演奏。どこかでディスクを見つけて探求しようかと思っています。

4.山本貴志
   6番ヘ長調op.12-2
   3番ハ長調op.2-3
1983年生まれ。2005年ショパンコンクール第4位だそうです(1位のブレハッチぐらいしか知らなかった)。演奏はユニーク。鍵盤に覆いかぶさって弾く姿や、飛び跳ねるような音の多用にグールドを彷彿とさせてくれました。6番も素晴らしかったが、3番は予習に聴いていたギレリス(DG)よりも興味深く聞け、個人的には今回の演奏会の中ではベスト3に入れたい感じ。

5.三輪郁
   18番変ホ長調op.31-3
14番嬰ハ短調op.27-2
「のだめ」のピアノ曲の監修者としてのみ知っていました。そういうわけではないでしょうけど、18番は、特に4楽章がのりのりの演奏。もっとも14番はいま一つ乗り切れていなかったのか、あの手の作品は苦手なのか、3楽章も含めてすこし淡々とした演奏(アンスネスのTV放送を見た後だったからかな?)。

6.辻井信行
   11番変ロ長調op.22
   29番変ロ長調op.109
1988年生まれ。2005年ショパンコンクールで「批評家賞」をとったとのこと。重くて粘着気味の硬質な音の持ち主で、パワフルに弾きまくる感じ。11番はウヘーこんな曲だったっけというくらい低音をガンガン効かせておりましたが、圧巻は29番。猛烈な勢いで向かう敵をばっさばっさと切っていく演奏でありました(3楽章も含めて)。11番を聴いた際には、剛球一本やりではなく、カーブとかシンカーとかフォークも覚えたらと思ったのですが、29番を聴いて、まあ当分はストレートだけでもいいかもと思ったのでした。

7.三舩優子
   7番ニ長調op.10-3
28番イ長調op.101
1988年第57回日本音楽コンクールで第1位、NHK-BS2の週間ブックレビューの司会者だそうです(この番組は見ていない)。7番は名演でありました。こんなに良い曲だとは気が付きませんでした。端正というと動的な感じが出なくなりそうですが、端正で抑制的なロマンティシズムを感じさせてくれました。これに対して28番は、ちと物足りない感じ。もうちと味付けというか、深みのようなものが欲しかったです。

8.横山幸雄
   8番ハ短調op.13
  24番嬰ヘ長調op.78
私も名を知っている人がいました。いやあ、実に上手い。キラキラと光る輝かしい音を主体に、各所での音色、音量、テンポのコントロールが完璧にされていて、ショーがハイフェッツに送った「寝る前に弾き損ないなさい」という言葉を思い起こさせました。8番の演奏は快速テンポでスマートに演奏した場合の極致でしょう、でもポリーニやツィメルマンはああは弾かなかったし、そうだろうなあと思ったのでした。24番は、特に2楽章が演奏スタイルに似合っていて名演でありました。

9.迫 昭嘉
   25番ト長調op.79
32番ハ短調op.111
この間、NHKの「名曲探偵アマデウス」の「クロイツェル」の回で見たなあ。それはともかく、ちと残念でありました32番の第1楽章。渋めの音でしたが、曲の要求すると考えているテンポで指が回りきっておりませんでした。解釈が妥当だっただけに残念であります。一方2楽章は、速めのテンポ設定でありましたが破綻なく、かつ変な色をつけずに弾いており、私は好感を持ちました。

10.杉谷昭子
   12番変イ長調op.26
   13番変ホ長調op.27-1
1969年から2007年までのドイツ在住のピアニスト。全然知りませんでした。いきなり彼女だけピアノが変わりまして、スタインウェイではありますが、そのロゴに加えて何か筆記体の文字が入っていました。備え付けピアノよりも響きが豊かで深くなっていました、弘法は筆を選ぶものです。演奏はケレンミは一切なしの正攻法で詩的なものでした。32番のCDは今度購入して聴いてみようかと思いました。

11.田崎悦子
   17番ニ短調op.31-2
15番ニ長調op.28
知らなかったのですが、ショルティと共演した唯一の日本人ピアニストだそうです。うーむ、さおもありなんという演奏。17番はまだしも15番まで力でグイグイ押し捲り、音のパレットも少ないまま、響きを混濁させて何が何だか分からないようにして突き進む流儀は、基本的に私の趣味からは極めて遠い世界であります。ミスタッチ、それも腕を交差するとき必ずするのもなあ、と。でも会場での人気は極めて高いのでした。

12.若林 顕
   20番ト長調op.49-2
31番変イ長調op.110
31番については、迫に続いてこれまた残念な演奏でありました。緊張度の高い素晴らしい演奏だっただけに2楽章でいきなり記憶喪失になり、音を切らずに直ちに次のセクションから始めたり、3楽章もちょっと作曲しました?というところもあり、別の機会にあらためて聞きたいと思わせる演奏でありました。

13.菊池裕介
   2番イ長調op.2-2
   22番ヘ長調op.54
1977年生まれ。06年ジュネーブコンクール第3位だそうです。いやあ、まず2番の演奏に驚きましたね、山下とは違う意味で。2番って、こんな巨大なというか華麗な作品でしたか?と思わせるアクロバティックな演奏でありました。そして22番、特に第2楽章っていくらなんでもあれほど速いスピードではないだろうという気がしつつ、音色というかコントラストを明瞭に描き分けて弾いおり、「無限柱」とか「悪魔の階段」とか弾いたら面白そうだけどねえと想像したのでした。ベスト3のうちの一つに選ぶかな。

14.関本昌平
   10番ト長調op.14-2
   26番変ホ長調op.81
1985年生まれ。2005年ショパンコンクールで第4位とのこと(4位は何人もだすんだっけ?)。実は32曲中10番だけが、大昔まだピアノを習っていた頃から大嫌いで、あの第1楽章の最初の7音の旋律が、すべてを投げ出したくなる気分にさせられてしまうので、ギレリスで予習していた時も、やっぱり嫌だなこの曲という感じでしたが、この演奏は、一音一音毎かと思うほどに非常に細かいニュアンスをつけており、初期作品とは思えない仕上がりにして、感心しました。26番も同様で、若干神経過敏というか人工的過ぎるなと思うほど音のニュアンスやタイミングが設定練りこまれておりました。ベスト3のうちの一つに選ぶかな。

15.清水和音
   1番ヘ短調op.2-1
23番ヘ短調op.57
いやあ、圧巻、おみそれしました、という感じ。重厚な音で、全くぶれず、技術的な破綻やごまかしを感じさせず、手に汗にぎる、でも本人曰く「寝てても弾ける」、仕上がりでした。全集が出たら買おうかなと思いましたよ、バラだとスペース問題があるんでねえ(それに国内盤は高いしなあ)。ベスト3のうちの一つに選ぶかな。

16.伊藤恵
   21番ハ長調op.53
   30番ホ長調op.109
圧巻の清水の23番の後は弾き辛いだろうなあと思いましたが、どうしてどうして、ベートーヴェンのピアノ・ソナタが多様な演奏を受け入れる作品であることを確認させてくれた演奏でした。無理はしないで自然体で軽やかに、清水程の物理的なダイナミック・レンジの幅がない中で心理的にどうそれを浮き立たせるかで勝負した感じで、その意味で、ワルトシュタインと30番の選択は正しかっと思いました。特に、30番は、「子供の情景」を思い起こさせ、それも「詩人は語る」だったかな、最後に相応しい選曲と演奏でありました。


ということで、来年(つまり今年)もできればしたいと主催者のチラシには書かれていましたので、行けたら行こうかと思うSt.Ivesでした。ただ、昼食と夕食を取る時間はきちんと確保して欲しいなあ。
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AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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