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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.02.28 Sun » あんとにーにの「運命」

どうも、「グーグーだって猫である」文庫版第3巻と「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」を読み終えたSt. Ivesです。「鹿」が名付け親って普通の子供にとってはどうなんでしょうかねえ、春日大社の鹿だったら神の使いだから納得してくれそうですけど。


読書(?)の合間にHMVから届いたCDをぼちぼちと聞いておりまして、本日はステレオセットでブラームスのピアノ協奏曲第3番を聴いて、徐々に違和感が薄れつつももうちとピアノの和声づけを分厚くしてみたら良いのにねえ、とそれではブゾーニのシャコンヌかと思いつつ聴いたのち、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内o.の「運命」&「田園」を聞きました

Antonini No5

残念なことに今回は通常CD。これまでの1&2、3&4がSACDだったのになぜ?と思いつつも、演奏は恒例のごとくすこぶる快調(快速)かつあっけらかんと明るく、いわゆる「運命」動機に多分ナチュラルホルンのゲシュトップ奏法が鋭く切り込むのが快感でありました。なお、例のソロの部分はジンマンのようなことはしていません。

「田園」も同様ですが、プレトニェフの演奏の異様な面白さの域には達しておらずでした。

続いては、ブーレーズの「ロンドン」は如何に?と購入したVPOのハイドン・セット

VPO_Haydn_set.jpg

多分編成はそんなに小さくないモダン・オーケストラによる重っくるしい出だしの第1楽章こそ若干辟易しましたけれども、以後は比較的快調。ブーレーズだったらもっと精緻で、各パートが細分化された演奏をして欲しかったような気がしつつも、そんなに悪くはない感じ。ベートーヴェンと違ってハイドンだとそれほど意地悪?な演奏はしないんだねえと思ったのでした。

ステレオセットで聞いた最後は、エルガーのヴァイオリン協奏曲の最新録音。

Elgar_Znaider

ヴァイオリンはズナイダー、指揮はサーコリン、演奏はDSKで、非常に良い演奏でした。情緒連綿に陰りのある歌うヴァイオリン(とろい演奏ではありませんし、非常に正確に音を拾いあげています)にサーコリンと重い響きのSKDが付いている様は、緊張感が高く、潔癖な音でかっこ良くかっ飛ばしている、しかしエルガーらしく壮麗な(しかしズナイダー&SKDと比較すると幾ばくか軽めの音で)ハーン&LSOとは対極の演奏です。それにしても、エルガーのヴァイオリン協奏曲も20種以上の録音があるのですが、いまひとつメジャーになりきれませんが、難しくて取り上げづらいところに原因があるんでしょうかねえ。名曲なのになあ。


夜はヘッドフォンで音楽を聴いているSt. Ivesでした。
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2010.02.25 Thu » うーむ、第3番か

どうも、新国の「鹿鳴館」のチケットが届いてほっとしているSt. Ivesです。池辺先生のダジャレトーク付きとは記載されていなかったのがちょっと残念。


普段はスルーするレコ芸(3月号)の月評を珍しく眺めていたところ、ブラームスのピアノ協奏曲第3番の文字が目に入り、おやHMVのネット・ショップでは引っかからなかったなあと、タワーまで出かけて購入。

4947182107843.jpg
ブラームス(ラツィック編曲): ピアノ協奏曲第3番 Op.77, 2つのラプソディ Op.79, スケルツォ Op.4
Dejan Lazic 、 Spano, Robert 、 Atlanta Symphony Orchestra
Channel Classics RCCSSA29410

ラツィックが5年の歳月をかけて編曲したとCD解説に書かれておりまして、さてその出来たるや如何に?と思って聞き始めたのですが、出だしからオケの演奏がつまらない。歯切れ悪いというか緊張感が感じられない、そして実際ピアノが入ると、むむ、これは!違和感大ありというか、ブラームスはピアノの作曲家だと言われているけど、この曲はヴァイオリンの曲想だよなあ、ヨアヒム偉大なり、とあらためて思ったのでした。2回繰り返して聞いてみて、第3楽章は意外にピアノでも良かったなあと思うも、違和感は最後までぬぐえず。それともうちょっとオケとピアノが丁々発止と演奏してほしいと思ったのでした。まあ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第5番と称されたものよりはよかったけど。


頭痛には何故かムローヴァのヴァイオリンでアバドとBPOによる演奏が一番良く効くSt. Ivesでした。

2010.02.20 Sat » ジークフリート

どうも、2幕終わり近くでオペラグラスを持って行かなかったことをほんのちょっとだけ後悔したSt. Ivesです。


冗談はともかく、実に面白い舞台でありました。2003年のプレミエ時は見ていなかったので、この1週間ほど他のブログやHPでジークフリートのジの字が出ているところはパスして初回の衝撃を待ちましたが、その甲斐はありました。

伝統あるあちらではとてもじゃないが出来ないような演出の数々、例えばノートゥングを作るところは、当時(今も?)英国で人気の「裸のシェフ」を思い起こさせて笑いましたし、ジークフリートが「熊の皮をかぶった男」(息子ワーグナーのオペラであります)として出てくるところとか、ミーメの迂遠な質問に、黄金のリンゴやら細かい小道具付きで回答するヴォータンといったさりげない細かさ、ディ○ニーの気持ち悪い擬人化された動物達を彷彿とさせる着ぐるみ(次はあれを使って「利口な女狐」の上演を希望、演出はウォーナーで)やTVを有効に多用した演出(とくにミーメの内心を表現するところとか)、3幕で延々と黒い壁の前でジークフリートの乗り越えられない壁を歌わせたり、熱愛カップルの抱擁の後ろの窓の隙間からは「神々の黄昏」を予告するようにワルハラのエルダ・ルーム(仮称)が迫ってくるのが見えますし(そういえば、3幕は小さな煙突付きの家の切り抜きの中でありました、あれがそのまま使われるのかな)、実に素晴らしい。コヴェントガーデンでの気の抜けた「リング」の演出家と同一人物とは全く思えない出来でした。それにしても1幕終了後、ジークフリートのミーメ宅の破壊活動がすさまじかったのか、焦げ臭い煙が1階前方では充満していました、これも演出?

さて、演出だけではなく歌手とオケと指揮もまた実に素晴らしかった、とくにジークフリート、ちょっと小太りなフランツは、ミーメと全然似ていないと歌われても、「いやいや体型はそっくりですよ、やっぱり親子ですなあアッハッハ」と突っ込みたくなるような見た目ははともかく、安定的で良く通る声、かつ単なる乱暴者という感じだけでなく母に恋焦がれる寂しさや、3幕終わり近くのブリュンヒルデに対する説得も納得しうる歌い回しでありました。同じくミーメのシュミットも、実にいい味の演技としょうもない小悪人だけど、どこか哀れさと誘う歌でありました。ラシライネン、リン(モーテルでアルベリヒとヴォータンが隣室となっていたのは笑えます)、テオリン(見た目も含めて今から自己犠牲の場の歌唱が楽しみです)、シュレーダー、安井(かわいらしかった)のいずれも非常に満足できる歌でした。

オケは、後から東京フィルハーモニーだったのか!と驚きましたけど、ぐーっと迫ってくる音の壁、席が1階3列目のど真ん中ということもありましょうが、に圧倒されましたし、そしてエッティンガーはそうした中で錯綜としたライトモティフを巧妙に処理していて、おーおーあれもこれも聞かせるとは凄いものだと思わせたのでした。ということで、話自体はとっても詰らない(正直くどすぎる)のですけど、舞台は実に素晴らしく、大満足でありました。来月の「神々の黄昏」が楽しみであります。


購入したパンフの表紙裏の宣伝にスーパーマンが登場していて、それがプリウスの宣伝だったのには笑ってしまったSt. Ivesでした。プリウスはともかくスーパーマンの起用は狙ったのかな?

2010.02.19 Fri » うーむ、要は割り切りということか

どうも、ピアソラのAdios Noninoを聴きながらのSt. Ivesです。

本日も昼休みに神保町まで出かけて本を物色してきたのですが、期待して購入して昼食いながら読み始めたら、えっ?という本を購入してしまった。

工作舎「アレクサンドリア・プロジェクト」 発行日は1988年。

アレクサンドリア図書館や古代アレクサンドリア関連の本は軒並みに読んだつもりだったけど、これは知らなくて古本屋で見つけて購入。プロジェクトということは、古代アレクサンドリアに関する都市計画なのだろうか、それともアレクサンダー大王の帝国内のさまざまなアレクサンドリアに関する内容なのだろうかと期待で胸を膨らませて(にもかかわらず他の場所でこの本に言及したのを見たことがないなあと)思いつつ表紙を開けると、外されていた帯が出てきて、そこにいわく「サイキック考古学」、なぬ?サイキック?

SFは決して嫌いではなく、レムとかル・グィンとか、あるいはアシモフとかコニー・ウィリスとかハインラインとか読むのだが、考古学や歴史にサイキックはないだろうと思うのだが。ともかく、ページをめくると。超能力者と科学者をを集めて云々...。

しかし、地震で崩壊して地中海の藻屑となったオールド・アクレサンドリアを探すためなら、「白猫でも黒猫でも鼠を捕る猫が良い猫だ」と割り切って、科学的方法であろうと、考古学的方法であろうと、超能力であろうと、星占いであろうとなんでも使って探すという姿勢も必要なのだろう。まあドタ勘で掘ったら大当たりというのも一種の超能力というもんなんだろうと思って、とりあえずぼちぼちと読み進めることにした。「ゴッドハンド」が使われていないことを祈る。


でも、とりあえず、アーレントの「責任と判断」でも読もうかと思うSt. Ivesでした。

2010.02.18 Thu » うーむ、去年のカタログが来ないのだが。

どうも、今週土曜日に向けて引き続き「ジークフリート」を予習中のSt. Ivesです。「ジークフリートの冒険」の方が面白かったらどうしようかと少し危惧しています。


昨年2月に親会社が破たんしたドイツの鉄道モデルメーカーの「メルクリン」から会員向け雑誌と今年の新製品の案内が届きまして、いやあ欲しい物ばかりであります。しかし、会員向けの2009-2010年製品カタログが全く届かない状況でして、まあ無くても良いかと思いつつ、1年分欠けるのもなあと首を長くして待っている状況です。

今年の新製品で個人的に外せないのが製品番号37777のRail Zeppelinで、KraftwerkのTrans Europe Expressでも聴きながら到着を待ち望んでいます(すでに注文してしまった)。他にもいろいろ欲しいのが今年は多いのですけどねえ、土地問題で車両ばかり増えて走らせる機会があまりないんだなあ。東京にも、こことかここのようなところがあればねえ。CS2の導入も検討しないといかんしなあ。


ようやく「ジークフリート」が終わりに近づいたので、次はノセダの振ったダラピッコラ管弦楽作品集vol.2でも聴こうかと思うSt. Ivesでした。彼のオペラ「夜間飛行」のDVDなりCDは出ないもんかねえ。

2010.02.16 Tue » 文庫の川村はどうしたのだろうか?

どうも、土曜日の予習のため「ジークフリート」を聴きながらのSt. Ivesです。ヤノフスキ指揮SKDによるものです。演奏が好きだからではなく、我が家にある「ジークフリート」が、ブーレーズのDVDを除けばこのCDしかないから聴いているだけです。安かったし。



昼休み時々神保町に行くのですが、文庫の川村(お茶の水駅から神保町に向かう坂の途中にある)がしばらくお休みさせていただくとの表示が出ておりましたが、どうされたのでしょうかねえ。絶版岩波文庫のありかですし、在庫等を尋ねればたちどころに回答してくれる女ご主人がいるので、神保町界隈に行った際は必ず立ち寄る先の一つで、つい先日もガリレオの「新科学対話(上)」を探しに寄ったところ、閉まっていて大変驚きました。女ご主人の身に何かあってということではないことを願っています。



それにしても「ジークフリート」って何てつまらないんだろうと思うSt. Ivesでした。話のスケールがとっても小さいし、主人公は単なるバカにしか見えないからだろうなあ。

2010.02.13 Sat » 整理中

どうも、昼間、注文した整理棚が届くのを待ちながらオリンピックの開幕式を眺めていたSt. Ivesです。


ということで、整理棚が無事に届き、いろいろ移したりまとめてみたけれども、本の置き場所がないので、過去に行ったコンサートのプログラムの処分に踏み切ることを決意して、整理を始めたところ、いあはや演奏どころか行った記憶もないコンサートのプログラムがじゃかじゃか出てきて、それを読んでいるうちに時間が経ってしまっていまだ整理中という感じであります。年はとりたくないものだなあ。



景気づけにMUSICA VIVA Festival 2008を聴こうかと思うSt. Ivesでした。

2010.02.08 Mon » 新日po.の来シーズン

どうも、「日本辺境論」を読み終えたSt. Ivesです。ご本人も書かれている通り、丸山の主張を下敷きにして、思う存分言っております。楽しいです。でも、よくよく考えると西ヨーロッパだって12世紀ルネサンスの頃は「ド辺境」だったわけなので、日本だって1000年計画ぐらいで再チャレンジしてみてもいいかもと、個人的には思っています(賛同者は殆どいないでしょうけど)。あっ、1000年も経ったら少子化がいきつき、日本語が滅んでいるか。


帰宅したら新日po.の来シーズンの継続案内が来ておりました。実に豪華な顔触れで、大曲をずらりと並べていて、メッツマッヒャーを呼ぶのに現代物が殆どないのが不満ですけど、「ミサ・ソレムニス」から個人的には至高の名曲と思っている「ロ短調ミサ」に変更になったのも嬉しい限りで、当然継続であります。


先日は、新国のホリデーAを申し込んでおりますが、今から再来年のシーズンがとってもさびしくなるのではという気がしています。あるいはどこもかしこもマーラー一色でしょうかねえ、新国でウェーバー作曲、マーラー補筆のオペラ「三人のピント」とか取り上げてくれないかな。


これからエルヴィン・シュレーディンガーの「自然とギリシャ人」でも読もうかと思うSt. Ivesでした。

2010.02.06 Sat » ダブルヘッダー

どうも、「ニセドイツ」1、2(社会評論社)を読み終えたSt. Ivesです。DDR(旧東ドイツ)の国家・社会としての無理さ加減を物の面からこれでもか!とコミカルに知らしめてくれます(ダジャレがくどいのが難点)。


本日は

午後2時開演 ヒュー・ウルフ指揮新日本po.、タチアナ・ヴァシリエヴァ(VC)@すみだトリフォニー

モーツァルト:交響曲第39番
シューマン:チェロ協奏曲(ショスタコーヴィチ版)
(アンコール バッハ 無伴奏チェロ組曲より)
ショスタコーヴィチ:交響詩「10月革命」op.131



午後6時開演 クワルテット・エクセルシオ@トリトン
シュニトケ:弦楽四重奏曲第2番
シュニトケ:弦楽四重奏曲第3番
西村:弦楽四重奏のためのヘテロフォニー
西村:弦楽四重奏曲第2番「光の波」


に行ってきました。

後者のエクセルシオのコンサートはとてもよござんした(聴く方も疲れましたけど)。アルディッティやクロノスと比較すると湿度と温度が高く感じられる演奏でした(とくにシュニトケの方が如実にそれを感じました)。白眉は最後の「光の波」でありまして、この曲はやはり実演を聴かないといかんですなあと思いつつ、「ヘテロフォニー」がCDで聴くよりも面白く感じ、偉そうでしょうけど、見直しました。見直すといえば、シュニトケの2番でして、実演で聴くのはアルディッティ@横浜美術館以来(いつだったか?)で、CDで聴くのは(バルトークの6番同様に)正直しんどいなあと思って3番と比較すると圧倒的に少ない(というよりここ数年聴いていなかった)のですけど、ああ、こんな響きの錯綜とした作品だったかと思いなおしたのでした。

新日po.の演奏会は、ショスタコーヴィチ版のシューマンのチェロ協奏曲は、やはり異形でありました。面白いけどシューマンではありませんなあ。チェロのヴァシリエヴァは、「無伴奏」のCDで聴いて、軽く明るめで粘らない音だなあと思っていましたが、本日のシューマンもそのトーンを維持していまして、第1楽章の出だしは、ちょっと軽すぎないかと思ったのですが、短い2楽章から3楽章は音もしっくりときました。好みが分かれるでしょうねえ。
それにしても「10月革命」は、演奏が良ければ良いほど、駄作度が高まる作品でありました。どうしてこれを選んだのだろうか?



来月は、トリトンまでアイヴスの弦楽四重奏曲第1番を聴きに行く予定のSt. Ivesでした。

2010.02.05 Fri » モソロフの交響曲

どうも、届いたばかりのモソロフの交響曲を聴きながらのSt. Ivesです。


オーウェルの描く「1984年」さながらのことがあったんだろうと推察される強制収容所後のモソロフの作品は、ポポフの2番、3番同様ですけど、時折かつての片鱗が聴かれる抜け殻のような作品が多くてとても悲しいものでありますが、今回の交響曲もそうでした。ッショスタコーヴィチの「レニングラード」の楽章の順番を変更してさらに気が抜けたという感じです。

なぜかドイツのSCHOTから楽譜が出版されている交響曲第5番とかは録音されないんでしょうかねえ、楽譜を見る限りこっちの方が今聴いている作品よりは興味深いんですけど。もっとも、第3楽章(最終楽章)は、今聴いているのと代り映えがしないですけどね。

1928年作曲の交響曲が聴きたい!


次はヒナステラのポポル・ヴフを聴こうかと思うSt. Ivesでした。

2010.02.03 Wed » 薔薇の騎士@Metライブ

どうも、昨夜の雪でBSの「サロメ」@METは録画されておらずがっくりのSt. Ivesです。


そんなわけでということではないのですが、知り合いにC.シェーファーがゾフィーを歌っていると知らされて、全く行く気のなかったMET Live Viewingでの「薔薇の騎士」を観に東銀座の東劇まで出かけました。

テレビで見るよりは迫力がありましたが、臨場感は「アバター」よりも全然なかったので残念であります。それにしても、マルシャリン(ルネ・フレミング)が一番若く見える舞台というのもなあと思いつつ(グラハムとシェーファーが首回りを化粧しないんですねえ)、結構楽しく見聞きしました。

シェーファーのゾフィーは、2005年1月にベルリン・ドイツ・オペラで2回観ていましたけど、感想はあまり変わらず、あんまり合っていないという感じ。かなり勝気で知的でして、ルネ・フレミング演じるマルシャリンの方がかわいらしく見えてしまう(あのパンダのようなたれ目がそういう印象を与えてしまうのでしょうけど)。声も第2幕冒頭は不調?と思わせてしまいましたけど、その後は往時程ではないけれど、透き通りかつ細かい表情付けの声を、似合っていないけど、楽しみました。「若い恋人たちのエレジー」とか歌わないかねえ。途中でインタビューもありましたが、英語でのインタビューはそれほど得意ではないのでしょうかねえ、インタビューの途中からグラハム&フレミングが参加して、二人に殆ど会話を持っていかれていました。なお、インタビュアーはドミンゴでした。

グラハムのオクタヴィアンは、ちと老けた感じでごっついなあという見た目はともかく、声と演技は素晴らしく決まっておりました。頼りなさげなオクタヴィアンならばゾフィー・コッシュの方が上手ですが、青年らしい(といっても17歳だから少年らしいという方がよいのか)オクタヴィアンで好感。

ルネ・フレミングのマルシャリンは、もしかすると32歳という劇中の年齢にもっとも近い感じかも。他の「偉大」というか尊大なマルシャリンとは違って、若やいで元気な、でも気品は失わないのがよろしかったです。ただ、第3幕のオックス男爵に口封じをするところのしなというか媚というか、演出上あれはあまりよろしくありませんなあ。少しオックス男爵があきらめるのに説得力が落ちたような気が個人的にはしています。

指揮は、エド・デ・ワールト。中庸で、もうちとメリハリというか切れが欲しいなあとは思いましたけど、全体のバランス配分は悪くはありません。オケは、まあドレスデン、ミュンヘン、ヴィーンと比較するのはかわいそうなので、コヴェントガーデン(指揮はマッケラス)やベルリン・ドイツ(指揮はティーレマン)よりは良かったとだけ言っておきます(これでは誉めていないか)。


観る前に銀の薔薇ではなく銀之塔で食べたタン・シチューがおいしかったなあと思い返しているSt. Ivesでした。
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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