4文字33行

近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

2010.03 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 » 2010.05

--.--.-- -- » スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010.04.25 Sun » トリスターノとイゾッタ

どうも、「白い薔薇歌劇団」によるペーター・コンヴィチュニーも真っ青になる「魔笛」を観てみたいSt. Ivesです(あっ、あれは「忘れてくれ」と指揮者に言われていたなあ、残念)。


本日は、タイトルにあるように、新国劇のホリデーBセットで購入した標記のオペラを見に行きました、というのは99.999999%以上冗談で、ドニゼッティのオペラ「愛の妙薬」を見に行きました。

1859年に作曲されたあの楽劇もイタリア語の物語になると、ブゾーニやR.シュトラウスの手になるピン・ポン・パンとかコロンビーノとかツェルヴィネッタが出てくる陽気な音楽になりそうだなあと思わせる、明るく楽しい舞台・演出で堪能しました(年末上演予定のドイツ語標記の本番が、今回の舞台セットや美術を踏襲していたら、演出は何でもありとは言え、驚愕するだろうなあ)。

演奏も、主役二人はもちろんのこと、ベルコーレ役の与那城氏(登場した瞬間、「浪漫飛行」でも歌いだすかもと思いましたよ)も、主役陣に負けない歌いっぷりでしたし、何よりもドゥルカマーラ演じるブルーノ・デ・シモーネは素晴らしい歌と演技でありました(アディーナ相手に、字幕では「この小悪魔」と出た台詞で、ブリッコとか言っていたような気がしましたけど、気のせいでしょうかね)。

それにしてもドゥルカマーラのインチキ薬の売り方は詐欺の王道ですねえ。飛行機に乗って颯爽と登場し、美女二人を侍らせて堂々としていて弁舌も巧みであり、来シーズン登場予定の作品の「さわり」をレチタティ-ヴォの最中に呼び出す芸の細かさもあり、大儲けするのも肯けます(指揮者のオルミも購入していたなあ)。「スティング」同様に村人たちは騙されたことすら気が付いていませんでしたしねえ。儲けたお金で彼の息子さんには是非オーケストラを二つほど創設して欲しいものです、あっ、あれは本物の薬でしたね。


舞台で使われていたあの飛行機があれば、ダラピッコラのオペラ「夜間飛行」やヒンデミットのオペラ「リンドバーグの飛行」も上演できるぞと思ったSt. Ivesでした。
スポンサーサイト

2010.04.19 Mon » 「ねんきん定期便」届く

どうも、本日は大阪カレッジオペラによるダラピッコラの「夜間飛行」と「囚われ人」をビデオからHDDに格納したSt. Ivesです。

帰宅してみると、「ねんきん定期便」が届いていました。年金がいくら支給されるのか知らなかったのですけど、こんなものかという感じ。年金受給年齢に達してから20年以上生きれば何とか元が取れるかもという数字ですけど、まずそれは無理だろうなあ(そもそも年金受給年齢がどんどん上がっていくだろうし)。

ということで、ブリテンのヴァイオリン協奏曲を聴きながらのSt. Ivesでした。ジャンセンの独奏でパーヴォの指揮したものだけど、いまさらながら名曲であると気が付きました。


2010.04.18 Sun » テープ類の整理

どうも、ティム・バートン監督の”アリス in the Lord of the Rings”を観てきたSt. Ivesです、えっタイトルが違うだろうって、観れば分かりますよ。そうそう、出来れば、同じディズニーの映画だということで、最後のシーンにはアリスの傍らに是非ともシルクハットを被ったジャック・スパロウ船長に出演していただきたかった(もしかして群衆の中にいたかもしれないが、見つけられなかった)。


ということで、本日もテープ類の整理中。DATよりもカセット・テープとビデオの方が優先だろうと、まだ家にあるXP機でヴィデオの方を、Windows7機でカセット・テープをHDDに落としています(編集は後まわし)。

ビデオは、1997年ヴィーン芸術週間でのアーノンクール指揮によるシューベルトの「アルフォンソとエストレッラ」が終わり(DVDも出ていたけど、まあいいか)、ベルリン・ドイツ・オペラの1993年9月来日の際の「トリスタン」2幕と3幕分を現在行っている最中です。いやあ、懐かしいねえこの舞台は。DVDも出ていたような気もしているけど、まあ自分の観た舞台ということで一応とっておく予定。この後は、「ティレジアスの乳房」@サイトウキネンの予定(これもDVDはついに出なかったなあ)。

テープは1998年1月のシノーポリの来日公演の「ツァラ」と「ライン」のサントリー・ホールでの演奏というもの。私は東京芸劇で聴いたのですけど、あの「ライン」の盛り上がり感の無さには唖然としたなあ。しかし、来年で10年経つんだなあ、年をとるもんだ。


録音編集ソフトは幸い使いやすいフリー・ソフトが見つかり、ぼちぼちとHDDに移し、最終的にはより長期保存が可能なディスクに落とす予定。HDDで音楽を聴く人は、あれが5年程度で結構吹っ飛ぶものだということを受け入れているんでしょうかねえ?バックアップは忘れずにということでしょうかね。


このお手軽カセット・デッキはメタル・テープは再生できるのだろうか?とふと不安に思うSt. Ivesでした。昔だったらWALKMAN程度でも再生できたのだが。

2010.04.16 Fri » 1Q84 Book3 p.534

どうも、ということで読みえ終えました。なんちゅうか、3重フーガのつもりかもしれませんが、不幸な牛河氏の探偵物語を主旋律に、Book2がミニマル音楽のように繰り返されてそれをぶった切っていくという感じでありまして、新たに書く必然性は無いような気がしました(牛河氏の探偵物語は相応に面白かったが、やはり彼の心の欠落のようなものは伝わらんなあ)。Book2の不確定な結末で済ませておいた方が、まだ色々と想像できたでしょうに、無理やり、シェーンベルクかベルクのように素直に非常階段を上って逆行すればいいじゃん、やはり米国版「フランダースの犬」のようにハッピーエンドなのね、という最初から読めていた結末に持って行こうとした話でありました(それを言うならば、Book1のみで未完にしておけば、壮大な未完の物語でよかったのですけど)。まあ、金属バットで青豆がリトル・ピープル(略称LP)を叩き潰さなかっただけ進歩はありましたがってBook4がありそうだねえ、LPは空気さなぎまた作っていたし。

それにしても、p.534のタマルのセリフは、個人的にはとってもトンデモなものでありました。

「世界はナチズムと原爆と現代音楽を通過しつつも、なんとか生き延びてきた」

まあ、登場人物のセリフだということで逃げは打っているでしょうし、こういう指摘自体を検閲だとか言葉狩りだと「静かに逆切れ」するんでしょうけど、結末、プロット、雰囲気のいずれもシェーンベルクの「清められた夜」や弦楽四重奏曲第2番、「月に憑かれたピエロ」からパクったことがスケスケに見えているのに、その人物の諸作品を含む現代音楽と看做されているカテゴリーを、ナチズムや原爆と同一視する厚顔さがに呆れますなあ。当該箇所は、「現代音楽」という単語を登場させる必然性が全くないだけに、作者の素直な認識がポロッと出てしまったのでしょう。


それにしても、ナチズムや原爆は、個人の尊厳を認めず、不当に人の権利・命を奪い、この作品の結末で感じられる未来への可能性やその挑戦の機会を一方的に奪い取っった主義・システム・行為であるのに対して、現代音楽は単なる個人「趣味」の問題でしかない(さらに「現代音楽」といっても、私が好きではない「調性音楽つくるならもっと面白い曲をつくれよと思う吉松」から、私が好きな「複雑すぎて作曲家自身も実は分かっていないのではと思われるファーニホウ」まで極めて幅広い)。にもかかわらず、現代音楽を20世紀における最大級の犯罪的行為、倫理的な最重要問題と同一地平線上にあげる作者の認識は、「やれやれ」で済まされず、根本的に決定的に誤っております。



ブリテンの「戦争レクイエム」もシェーンベルクの「ワルシャワの生き残り」もダラピッコラの「囚われ人」もライヒの「ディファレント・トレインズ」も芥川の「ヒロシマのオルフェ」もノーノの「断ち切られた歌」もヘンツェの「交響曲第9番」もハルトマンの「ミゼレーレ」もグレツキの「悲歌のシンフォニー」もツィンマーマンの「軍人たち」もティペットの「我らが時代の子」もマルティヌーの「リディチ村の思い出」もHaruki Murakamiにとってはナチズムや原爆と同じですか、そうですかという感じのSt. Ivesでした。

2010.04.11 Sun » DATをPCに取り込む

どうも、ミンコフスキーの振るパーセルの「万歳、輝かしきセシリアよ!」(と訳すのか?)を聴きながらのSt. Ivesです。


本日は部屋の片づけの一環でDATをPCに取り込もうとして、悪戦苦闘しておりました。ONKYOのデジタル・オーディオ・プロセッサーを購入したら、付属のソフトがWINDOWS7(64bit)に非対応ということで、同社のHPから別のソフトを購入してDLしたら、これが機能を削ぎ落としたもので、使い勝手が悪い。

何とか、尻切れトンボ録音となってしまったダラピッコラのオペラ「夜間飛行」@フランクフルト歌劇場を何とかPCに取り込んだはいいが、ファイル形式がそのソフト固有のもので、「夜間飛行」を「囚われ人」、「ヨブ」及び奥さんのインタビューから切り離そうとしたら、PCがしょっちゅうフリーズしてしまい、疲れ果ててしまいました。

したいことは、

1.DATに録音したものをWAVでPC取り込む
2.ファイルをCDに収まる程度の大きさにカットする(曲に合わせては当然です)。
3.トラックをつけたり、尻切れトンボ録音をフェード・アウトさせたりする。
4.CDに焼く

といった程度のシンプルなことだけで、さまざまなエフェクトやマルチ録音機能なんぞいらないのですがねえ。それとDAT等テープ系の欠点は、全部を取り込もうと思うと、全部流しっぱなしにしないといけない。180分テープだらけなんで困ったものだ。

DATが壊れる前に何とかすべて、失敗録音も含めてPCに取り込み、焼いておきたいSt. Ivesでした。しかし、MTT指揮サンフランシスコ響によるブルックナーの7番の第1楽章に大分ひどい録音があるのが残念だ。これが商業録音で発売されることはまずないと言えよう、だろうからなあ(Keeping Scoreでもここまで冒険はしないだろうし)。

2010.04.10 Sat » ブロムシュテット N響 マーラー9番

どうも、標題のコンサートから戻ってエルガーのヴァイオリン協奏曲を聴きながらのSt. Ivesです。Rodilla指揮、Murcia交響楽団、ヴァイオリンはEspejoのライブ録音ですが、音程を外しまくり、パッセージをはしょったりと怪しげな演奏です。でも最後は盛大なブラボーが飛んでいて、これってエルガー作品を聴いたことがない人が多くて、こういう曲だと思われたのかねえ。


さて、今年で83歳ブロムシュテットの振るマーラーとはどんなものかと聴きに行きましたが、とってもユニークな演奏でありました。私小説的なドラマを求める人には不満のあるところでしょうが、表現主義とかロシア・フォルマリズム的演奏が好みの方にはとっても気に入ると思います。

全体的に速めで軽めのテンポで進み、第1楽章から第3楽章までは、木管と金管が弦楽器を圧倒しておりまして、ホルンは最初は適当にブルルルンと軽く吹いているのかと思っていると、それが繰り返されていくうちに快感に感じてきましたし、オーボエ、クラリネット、コントラ・ファゴットがこれでもかというほど不気味で素っ頓狂な響きを異化効果のように音楽に放り込んできておりました。また、バーンスタインやシノーポリでも取らないような「間」や「溜め」をブロムシュテットがところどころに入れているのも驚きました(新しいスコアではそうなっているんでしょうかねえ)。

逆に、そうした第1楽章から第3楽章の演奏後に聴く第4楽章は、指揮棒を置いて大きな身振りで振っていましたが、速めのテンポで、死に絶えるという感じよりは浄化されていくという感を強く受けました。

終演後ブロムシュテットがわざわざ木管部隊のところまで握手をしに行ったので、異化効果を含め、ご本人としても満足だったのでしょうが、私は、さらっとしていて、しかしもっと目が詰んだ端正な演奏を予想していたので、正直驚きました。TVカメラが入っていたので、これは録画して確認せねばと思います。


エルガーのヴァイオリン協奏曲とは思えない素っ頓狂な響きに頭が痛いSt. Ivesでした。この素っ頓狂さは、1995年か1996年に聴いた、高関指揮、新日po.の演奏、両手復帰間もないフライシャーの殆ど音を外していたようなピアノで聴いたブラームスのピアノ協奏曲第1番級であります。あの時は、オケはブラームスを弾き、ピアノはシュトックハウゼンでも弾いているのかと思いつつ、どことなくそこにドイツ音楽の連続性を感じて意外な感銘を受けてしまったんですけどねえ。録音が残っていないかなあ。

2010.04.08 Thu » これはモノラル?

どうも、ということでGil ShahamとSejong Soloistsによるメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲を聴きながらのSt. Ivesです。

men8
CANARY CLASSICS

カップリングはハイドンのヴァイオリン協奏曲第1番と第4番で。左右に広がる豊かな響きの録音であったのが、メンデルスゾーンになったら、表題通りモノラル録音?と思えるほど音像が中心に寄っております。それに出だしはいくらなんでもか細過ぎて、まるでSPレコードのような音だったのにもびっくりで、ちょっとこの録音は無いんではないのという感じで、絶対この録音はおかしい。それとも「常にギル・シャハムが前面に出る」という設定というかコンセプトなんだろうか。トスカニーニの振った3楽章の弦楽合奏版の録音を思い出しましたよ。編集ミスの録音をプレスしてしまったのかなあ?


次は、ケーゲルの振るマーラーの7番に切り替えようかと思うSt. Ivesでした。

09profile.gif

St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

09category.gif
09entries.gif
09comments.gif
09trackbacks.gif
09archives.gif
09link.gif
09others.gif

FC2Ad

09search.gif
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。