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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2011.04.30 Sat » ヘルムヘン@トッパンホール

どうも、学校での放射線量の安全基準の決め方にやれやれと思っているSt. Ivesです。決めた内容や議論に要した時間の妥当性はともかく、議事録を残していないことは、この4月から施行された「公文書等の管理に関する法律」に反していますなあ。この法律は、消えた年金問題や薬害エイズ・薬害肝炎を引き起こした反省から作られたというのに、国民の生命・財産に関してこれらと同レベルの問題を自分たちが取り扱っているという自覚が安全委メンバーには無いんだろうなあ、それに刑事罰が公文書管理法には無いので、彼らにとっては同法違反の批判は痛くもかゆくもないだろうし。


そんな意識の低い人たちにわが身の安全を委ねなくてはならず憂鬱ですが、気を取り直していつものように簡単に感想をば。

2011年4月30日 午後3時開演 トッパンホール

マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)

J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
シェーンベルク:6つのピアノの小品 Op.19
メンデルスゾーン:無言歌集 第6巻 Op.67
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106 「ハンマークラヴィーア」

アンコール
J.S.バッハ(レーガー編曲) コラール前奏曲集より(うーむ、BWV番号を失念してしまった)

ヘルムヘンについては、ライブで聴くのが初めてだけでなく、ディスクもユリア・フィッシャーと共演したシューベルトのヴァイオリンソナタ集1・2とか、石坂団十郎と共演したチェロ・ソナタ集で聞いたくらいで、曲目(シェーンベルクとハンマークラヴィーア)に惹かれ、実はよく知らないまま出かけたのですが、大収穫でありました。

バッハのパルティータとメンデルスゾーンはほとんど聞かないのでパスするとして、まずはシェーンベルク。1曲目、2曲目で、温かみのあるパステルカラーのような音で聞くシェーンベルクというのは、珍しいけどチトいごごちが悪いなあと思っていたら、3曲目で突如硬質で冷え冷えとした音に変貌。終わってみると、消え入るようなピアニッシモを奏でる指周りだけでなく絶妙なペダリングで音をにごらせず、曲内の細部と曲集全体を見渡した設計図というか地図がみえるような演奏で、こうした特徴は、次の大曲「ハンマークラヴィーア」でも端的に示されました。

まず驚いたのは、録音でもこれほど明晰に各声部やモチーフが聞こえる演奏はあまり聞いたことが無く(レベル的にはポリーニくらいかな)、また細部に拘泥するわけではないが、細部は揺るがせにされずかつ全体の明確な構造を踏まえて、テンポ配分、間の取り方、そしてさまざまなタッチとデュナーミクの使いわけを決定していることが感じ取れる演奏だったことでした。もちろん、第3楽章などはもう少し揺らぎを加えた嘆きの歌が聞こえてもよさそうなものですが、速めの基本テンポを終始維持し、まさに楽譜が見える演奏でありましたし、第2楽章、第4楽章との流れ、全体における位置づけからするとあれで良いのだと聞き終えて納得。そう、まるで鉄骨とガラスで作られたミース・ファン・デル・ローエの高層建築物(NYのキリン・シーグラム・ビルやシカゴのマンション群)を思い起こさせるものでした。うーむ、この先はどんな演奏をするようになるのだろうか、次に来日した際も聞きにいかねばならん。


行政における厳格な文書作成・管理が採用されているドイツでわが国の原子力安全委員会の意思決定の杜撰さ、文書不存在が報道されたら、また来日アーティストのキャンセルが続発するかもと思うSt. Ivesでした。原子力関連の安全性に関する権威であるハズの彼らの言説の根拠や議論が全く明らかではなく、信用し得ないのですからねえ。
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2011.04.27 Wed » コンコード交響曲

どうも、ローマ風呂の漫画が映画化されるらしいと知って、それも日本人キャストでということに驚いているSt. Ivesです。第3巻も面白かったなあ。


ということで、アイヴスのピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード、1840-1860年」をオーケストレイションしたヘンリー・ブラントのコンコード交響曲の2枚目のCDが出たので簡単に感想をば。

なお楽譜はシャーマーの貸譜しかないけれど、ピアノ・ソナタのスコアがあれば大体事足りる感じ。

さて、1枚目は、2007年頃にinnovaから売り出された、Henry Brant Collection Vol.7に収録されたもの(innova414)。

Davies_Concord

指揮はデニス・ラッセル・ディヴィス(DRD)、演奏はロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラとマイナーレーベルとは思えな豪華な面々(ライブ録音)。しかし最初の音を聞いた時はコンセルトヘボウとは思えなかったほどふやけた響きでありまして、演奏も、DRDらしい、全体に緩慢で密度が薄くリズム感がないのっぺりした演奏。2度聴いてそのままCD棚の肥やし状態のまま今日に至りました(で、聴き比べのために久しぶりに聞きました)。

もう1枚は、つい最近売り出されたサンフランシスコ交響楽団の自主レーベルのもの(821936-0038-2)
MTT_Concord

指揮はマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)、演奏は当然ながらサンフランシスコ交響楽団。innova盤はカップリング無しに対してこちらはコープランドのオルガン交響曲がついてます(ライブ録音)。
演奏はアイヴスを知悉しているMTTだけあって、引用をさりげなく目立たせながらそれらしく響かせているし(第2楽章なんか「祭日」や4番と同じだからなあ)、オーケストラも確信をもった響きであり、躍動感あふれる引き締まった演奏であります。ブラントのオーケストレーションが時々ストラヴィンスキーの3大バレエっぽい響きをさせてしまうことも目立ってしまうんですが、一方、2楽章の騒がしい部分の終結部のピアソラのタンゴっぽい部分(9分前後のあたり)は、DRDの方がその感じがよく出ております。とはいえ、全体からするとSACDで音も良いMTT盤がお勧め。これなら時々聞くでありましょう。

ちなみに、演奏時間を比較してみるとMTTの方がメリハリをつけていることがよく分かります。
              DRD   MTT
第1楽章(エマソン)   18:29  17:39
第2楽章(ホーソーン)  14:53  13:46
第3楽章(オルコット家)  6:07   6:13
第4楽章(ソロー)    12:14  12:26 

コンコード・ソナタというと、多分にインプロヴィゼイションを主体にしながら、エマソン楽章だけがピアノ協奏曲化されたものもあり(NAXOS8.559175)、個人的にはあれは結構好きなので、コンコード・ソナタ、コンコード交響曲ともども実演で一度聞いてみたいものです、それも一度に。ついでにベートーヴェンの「運命」も取り上げると隠れテーマがよくわかっていいのですけど、ちとコンサートの時間としては長過ぎるかな。


そういえば、ソナタの前のエッセイの翻訳をまだ終えていなかったなあと思いだしたSt. Ivesでした。時々思い出したように極僅かずつ進めているのだが、何を言っているのかさっぱり分からんねえ。誰か詳細な注を付けて翻訳を出してくれんかねえ。

2011.04.25 Mon » 忘れたころに届く

どうも、ポール・ルイス@王子は良かったなあと反芻しているSt. Ivesです。次回は7月。


ということで、去年の秋口に頼んだ鉄道模型が本日届きました。すっかり注文したことを忘れていたのだが、為替レートが注文時と比較して、個人レベルでみるとそう大きく変動していなくて良かった良かった。


さて、メルクリンではなく鉄道模型と書いたのは、メルクリン・システム(交流 3線式、デジタル)で動くのだが、BRAWAという別メーカーの蒸気機関車(06型)が来たからでした。しかし、新レール・ツェッペリンすらまだ試運転させていないというのになあ。ディズニーランドも再開したことだし、節電中なので、連休中に06と共にレール・ツェッペリンを3世代そろい踏みで少しだけ動かしてみよう。


銀座ショールームでもらった「レール・ツェッペリン」の写真が包装に使われているチョコレートの賞味期限が切れていることに気がついたSt. Ivesでした。写真にとってから食べよう。

2011.04.17 Sun » ダブルヘッダー

どうも、疲れ果てて戻ったSt. Ivesです。ということで本日の顛末をば。


4月17日 午後3時開演 HMKホール
サー・ロジャー・ノリントン指揮 NHK交響楽団

<曲目>
エルガー:エレジー
ベートーヴェン:交響曲第1番
エルガー:交響曲第1番

原宿駅から歩いて行くと、いやに代々木公園に犬が多い、と思ったら代々木公園とNHKホール前の道路でワンワン・フェスティヴァルと確か銘打って犬愛好家や犬関連グッズ・サービスの一大催事が行われていまして、多くの飼い主がかわいい愛犬を連れて集っていました。ボルゾイが欲しいなあ。

さて、そんな犬騒を抜け出て、ホールへ。開演し楽団員が集うと弦楽器だけ。これはサー・ロジャー、ベートーヴェンの1番を弦楽器だけで演奏するつもりか?とは思わず、ここでもG線上のアリアかな?と思っていると、サー・ロジャーがいつもの口調でスピーチをし、コンサートを震災の被害者にささげること、エルガーのエレジーを演奏するとのこと。エルガーのエレジーを実演で聞くのは多分初めてだと思いますけど、しみじみとした曲でありました。

引き続いて第1ヴァイオリンを5プルトに減らして演奏されたベートーヴェンの1番は雰囲気一変で、交響曲「太鼓強打」という感じでとても楽しい。1楽章が終わると、サー・ロジャーは指揮台上でヨロヨロしていましたが、何のパフォーマンスかは分からず。そして第4楽章も盛大に太鼓(ティンパニ)が打ち鳴らされ、トランペットが吠えまくって終わった瞬間、こちらをくるりと向いて両手をバーっとばかりに広げて場内大爆笑。あなたは岡本太郎か山田一雄か?という感じ。

続くエルガーの交響曲はCD並みに快速で飛ばす、特に第4楽章コーダ部分の軽快さは特筆もので、楽しく明るい気分で終わりました、でそのまま帰っていれば来週も元気にやろう!という気分だったのですが、ダブルヘッダー第2戦ということで、途中タワー渋谷に寄りつつ、サントリー・ホールに向かいました。


4月17日 午後7時開演 サントリー・ホール

ギドン・クレーメル(vn)
ギードゥレ・ディルバナウスティカ(vc)
ヴァレリー・アファナシエフ(pf)

<曲目>
シュニトケ:ショスタコーヴィチ追悼の前奏曲 ヴァイオリン独奏とテープ
バッハ:シャコンヌ BWV1004より
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 op.108
ポリェーヴァ:ガルフ・ストリーム バッハ、シューベルト、グノーの主題によるヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調op.67

(アンコール)
ペルト:半音階
シューマン:6つのカノン風小品から第3曲

アンコール2曲目は、クレーメルが案内する前にアファンシエフがピアノを弾きだしてしまい、クレーメルが苦笑していました。

本日のアークヒルズは月に一度の電気点検日ということでレストランやショップのある建物が全館お休みで真っ暗のため、そうでなくても節電中で暗いのにさらに暗い。そして本日の曲目も暗い曲が多いので帰り道は余計に暗く感じたのでした。

それにしても重い重い演奏会でありました。豊かな残響を伴った骨太の音でぐいぐいと弾かれたシャコンヌは立派でしたが、激情溢れるブラームスの3番ソナタ、そして不気味さと理不尽さに対する怒りを伴ったかのようなショスタコーヴィチの2番トリオの演奏にノックダウンされました。特にショスタコーヴィチは、そもそも週末の夜に聴く曲ではない(じゃあ一体いつ聴けば良いのか?)、そんな曲をさらに重く弾かれたのではねえ、最後に一瞬だけ明るい曲調に転じて終わるのですが、殆どそれは濃い霧を通してみた幻の太陽の一瞬の光のようなもので、どこを切っても荒涼とした風景の中でのリア王の叫びを聞くような演奏でありました。ポリャーヴァの曲は、グノーのアヴェマリアをチェロとヴァイオリンに割り振ったと言うと怒られるかねえ、まあある種の清涼剤になってくれましたけど。

ということで、もう寝ます。おやすみなさい。


2011.04.16 Sat » 図書館を廻る

どうも、昨日のアツモン指揮の都響、独奏ヴァイオリンは竹澤恭子に大満足したSt. Ivesです。すでに、ダラダラ・グダグダと書いているので繰り返しませんけど、オケの出来は昨日の方が格段によろしく、ブラームスの交響曲第2番も感涙ものでありました。


さて、本日は調べもののために本を探して練馬と光が丘の二つの図書館をめぐる。すでに読んだことがある本をもう一度確認するためでしかないので、面倒なんで手元に置いておきたい気分が余計に高まる。一つはトーマス・マン全集第6巻。もう一つは、買い損ねたエリザベス朝演劇第1巻(マーロウの「「フォースタス博士」所収)。後者にいたっては、さいたま芸劇の上演記録を録画をし損なっていたのも手痛い。再放送は無いだろうなあ。



明日は、ノリントン指揮N響とクレーメル@サントリーのダブル・ヘッダーの予定のSt. Ivesでした。

2011.04.15 Fri » 竹澤恭子(Vn)、アツモン指揮 都響(4月14日)

どうも、今年度から都響のA定期の会員となったSt. Ivesです。もっとも本日はB定期の日ですけど、別途購入して行ってきました。

4月14日(木)午後7時開演 サントリーホール

東京都交響楽団 第715回定期演奏会Aシリーズ

指揮:モーシェ・アツモン
ヴァイオリン独奏:竹澤恭子

バッハ:G線上のアリア
黙祷

エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調op.61

ブラームス:交響曲第2番ニ長調op.73

ブラームスも爽やかでかつ華やか明るい良い演奏で、聴いていて気分が晴々としましたが、何よりも本日は稀にしか実演に接することができないエルガーのヴァイオリン協奏曲の日でありましょう。そもそも、都響のA定期会員になった理由は、私にとっての5大ヴァイオリン協奏曲のうち2つが取り上げられるからであり(特別演奏会ではもう一つも取り上げられるけど)、中でもリゲティと並ぶ筆頭格のこの曲が聴けるというのが何より大きいのでした(あとはショスタコーヴィチの交響曲第4番とスクリャービンの交響曲第2番も聴けるのが嬉しい)。

この曲は、メニューヒン、ハイフェッツをはじめとした著名ヴァイオリニストが取り上げ、ディスクがどの程度現在まで売り出されているか分からないけれども、我が家にあるだけで25種類ほど(DGコンサートでもサカリ・オラモ指揮バーミンガム市響、独奏ダニエル・ホープの演奏がある)、にもかかわらず人気はいまいち。当然守旧で昔の演奏を売らんかなという意図丸見えになりつつあるレコ芸の名曲名盤300選には選ばれていない(ただ、それではあまりにひどいと悟ったのか、今年4月号の「デジタル時代の名曲・名録音」(何故名盤と言わない?)では選者を変えた結果、この曲は取り上げられている)。

「エニグマ」や「威風堂々」なんかを想像していると完全に裏切られ、盛り上がるんだけどすぐにメランコリックな曲想になりそれが延々と続く(特に第3楽章なんか、これで明るく終わるかと思ったら、いきなり幽玄で渋いカデンツァが10分も続く)、そしてチェロ協奏曲と比べ物にならないほど長い(50分を超える)。結果、本日も寝ている人が多かった...。

しかし、寝ていた人にはわからないが(当たり前だ)、本日の演奏は素晴らしい名演であった。私は、ロンドンでの実演も含めて断然ハーンのクールでスタイリッシュな演奏をこの曲では第一に推すが、今晩の演奏は、第3楽章に若干乱れたところもあったが、それとは逆にメランコリーというかある種の情念が立ち昇っていく感じであり、個人的な趣味を超越した極めて説得力のある演奏であり圧倒された。そして、この曲は、技術的にみてもとてつもなく難しいし、体力勝負のところもある。第3楽章なんぞ、30分近く殆ど休みなく弾いた後に、まだ高い山があるという感じである(あそこで重音は必要なんだろうか?とピアノでヴァイオリン・パートを弾いてみて思うのだが...)。例えば、実演を録音したものと言えば、先のダニエル・ホープ、ギル・シャハムとジンマン指揮CSO、そして以前ちらと触れた Miguel Pérez Espejo独奏のものがある。最後のディスクは論外だが(殆ど音が外れている)、他の二つはよく実演であれだけ弾けたと思えるし、聴衆が熱狂するのも無理が無いと思える出来だったが、本日の竹澤も、盛大な拍手を受けるにふさわしいほどにこの曲を弾き切っていた。

さて、竹澤の演奏といえば、本日も会場売られていたが、コリン・デイヴィスの指揮、バイエルン放送交響楽団という豪華なバックによるディスクがある。録音は今から18年近く前の1993年。演奏としては、私の持っている録音物の中では他を引き離して圧倒的に主情的な演奏であり、楽譜をみながら聴くと、そこまで音を溜めたり伸ばしたりする必要があるんだろうかという感を受け、聴き終えるとサー・コリンとオケが良く合わせたなあという感想しか残らなかった。本日も基本的に同じ路線ではあったが、実演なのである程度主情的な部分を抑制したのか、あの演奏をブラッシュアップされたという感じであった。さらにヴァイオリンの音がCDとは比べ物になら無いほど芯がしっかりとし、重心が低くかつ美しい音であったこともより説得度と感銘度を高めたと思われる(CDの音は薄く芯がないように感じる)。

さらに忘れてならないのはバックのオケとアツモンの指揮である。これがディスクに感じた「良く合わせたなあ」というヨソヨソしさはなく、ヴァイオリンの解釈に寄り添って「息がぴったり合っていた」感が非常に強かった(これで思い出すのが、ジンマンとシャハムのCDの第3楽章のコーダ部分である。走るシャハムをCSOの大音響で包んで自分のテンポにジンマンがしていた。あの部分は確かにテンポを落とす部分であろうなあ)。


ということで、非常に満足したコンサートであった。ちなみに、明日は東京文化会館で午後7時から同じプログラムがあるので(私はこっちのシリーズの会員)、エルガーのヴァイオリン協奏曲の愛好者は聴きに行くべきである(ただし、コンディションが違うし、演奏会は生モノなので本日のような水準である保証はしない)。


明日に備えてもう寝ようかと思いつつも、いまだ興奮さめやらぬSt. Ivesでした。

2011.04.13 Wed » 始まる、負ける、がっくりする

どうも、何故「リア王」の映像はないのだろうか?と思いつつ「メディア」をまた見ようかと思っているSt. Ivesです。「メディア」といってもライマンのオペラですけど。ARTHAUSから出ているミヨーのオペラ「クリストフ・コロン」のDVDもどこか輸入してくれないかな(FNACでこれ1枚だけ買うのもなあ)。

ということですったもんだの末ようやく開幕、ということを帰宅してつい先ほど気がつく。そして横浜にサヨナラ負けしたことも...。前進守備をあざ笑うかのような打球であった、普通の守備位置だったら何の問題もなかっただろうに。ため息が出る。


シノーポリのCDがSHM化されるというのでまた散財することになったSt. Ivesでした。それにしてもVPOを振ったシューマンの交響曲第2番が対象外なのは何故だ?まさかシングル・レイヤーSACD化が予定されているのであろうか?

2011.04.11 Mon » 上野に出かける

どうも、メンデルスゾーンの編曲によるピアノ伴奏付きシャコンヌ(バッハのBWV1004)を聴きながらのSt. Ivesです。何を目的に編曲したのか分からないほどピアノの伴奏が無い...。


さて、本日はお日柄もよく、東京国立博物館で4月5日から開催の「写楽展」に出かけ、たらたら御徒町から上野を目指して歩いていたら、会期変更で5月からと表示されていました。ありゃりゃ。

続いて、「そうだ、パンダ、みよう」と思ったら、動物園に入園するまでの待ち時間が1時間半近く、さらに中にはいってもパンダ舎にいつ辿りつけるか分からないので、断念。

それならと、マーラーの「大地の歌」第6楽章を彷彿とさせてくれるかもと桜を観に行ったら、そんな雰囲気は全くなく、例年よりは穏やかかもしれないが、宴会をする花見客でいっぱい。まあ通常どおりすることが重要なんで、それはそれで良いとはいえ、私は静かに桜が見たいんだけどねえ。そういえば、一本の桜の木の枝に飼い猫が5匹座り込んでいて、皆が写真を撮っていた。あまりに人が多くて猫も木から降りるに降りれないかのようだだったなあ。


その後、池袋まで戻り、ジュンク堂で本を購入。ジュンク堂には、岩波文庫のメリメ作「カルメン」を一生懸命立ち読みしている小学生低学年の男子がいた。うーむ、どんな文学少年になるのだろうか。


HMVの輸入盤CD40%引きにつられて大量に注文してしまったSt. Ivesでした(13日まで)

2011.04.10 Sun » 虚構の劇団「Under the Rose」を観に行く

どうも、イルミナティに関する映画を見終わったSt. Ivesです、といっても殆ど終わりの方だけですが、最後の大どんでん返しも含めて面白かったです。そう言えば、途中のCMで流れていた曲の歌い手のグループ名が「ガリレオ・ガリレイ」だったのには笑ったけど(狙ったのか?)。


ということで、高円寺にある「座 高円寺」で昨日から始まった虚構の劇団の標題作品に行ってきました。まだ始まったばかりでストーリーについては書きませんが、まさに鴻上的テイスト満載の作品で大変おもしろうございました。24日までですので、もう一度行こうかと思っていますが、はて時間があるかな?

ちなみに、虚構の劇団の次回作は「天使は瞳を閉じて」2011年版だそうで、ほほうという感じ。初演のほかにも何回か見たかなあ、恵比寿で木野花版を見たのは何時のことだったか(遠い目)。第三舞台の復活公演の演目はやはり「朝日」かねえ。


「ゴドーさん」@新国に行く日を確認しようと思ってチケットを調べたら、まだ買っていないことに気がついたSt. Ivesでした、しまった!

2011.04.08 Fri » 

どうも、グァルニエリが何者だか分かったSt. Ivesです。

先日誰だ?と書いてから、もしやと保有CDカタログを検索したら持っていた...。そしてBISのCDを取り出してみたら聴いたことがあるという印象が蘇るジャケット、しかしあらためて聴いてみても、曲は全く印象に残らなかったのでした。NAXOSから出ているピアノ協奏曲集でも購入してみよう。ちなみに、グァルニエリ( Camargo Guarnieri)は、1907年に生まれ1993年に亡くなったヴィラ・ロボスに続くブラジルを代表する作曲家とのこと。それでもってCD収録曲である交響曲第4番の副題はズバリ「ブラジリア」、献呈先はレナード・バーンスタイン。はて、バーンスタインは振ったのだろうか?ちなみに、同じくCDに収録されている交響曲第1番の献呈先はクーセヴィツキーとなっています。

そういえばブラジルの首都ブラジリアをデザインした(NYの国連本部もデザインした)偉大なブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーも1907年生まれだったなあ(まだ生きていたよな?)。


ということで、Le Guayの弾くリストのロ短調ソナタを聴きながらのSt. Ivesでした。こんなに低音の打鍵を響かせる人だったっけ?というぐらい妙に低音が強調されている箇所が聞かれます(録音のせいか?)。全体としてファンタジーや面白味には欠けますけど、良い演奏です。ちなみに、個人的に一番好きなロ短調ソナタの演奏は、ファンタジーというよりはトリッキーなポゴレリチ(もちろん兄の方)。

2011.04.06 Wed » 岡本太郎展@東京国立近代美術館に行く

どうも、今日は所用があったので仕事を休み、それが終わったので竹橋にある東京近代美術館の岡本太郎展に出かけたSt. Ivesです。


4月1日だったら、太陽の塔の内部を模した展示があり、中に入れるようになっていたとか書くところですが、残念ながら塔の内部は写真だけでした(太陽の塔の1/50モデルはありました)。

展示は、藝術新潮等で紹介されていたりNHKドラマ「TAROの塔」等で出て来た絵や彫刻が一堂に並んでおり、それをドラマで岡本敏子役だった常盤貴子の音声解説を聴きながら眺めて不思議な感覚でした(松尾スズキの音声解説もあればなあ)。それにしても、赤が目立つ暗い色遣いなのに何故か笑える絵なんだよなあ。あと、どうにも私はカンディンスキーの絵の動きや浮遊感の感じというか類似した何かを感じてしまうのですが、岡本太郎はカンディンスキーについてどう考えていたのでしょうかねえ。

展示の最後、岡本敏子の仕事が紹介され、そこにおひとり様一枚だけ取ってくださいと三角くじのようなものが置かれており、開けると岡本太郎の言葉が書かれているという趣向でした。私のものは、

「芸術家は対決によって新しい想像の場を掴みとるのだ」

というもので、まあ、そうでしょうなあ、ヘーゲルも同じことを言っていたなあと思った瞬間、そう言えば岡本太郎はパリでコジェーヴによるヘーゲル哲学の講義を聴いていたことを思い出しました。

さて、ミュージアムグッズ売り場には岡本太郎人形や太陽の塔の小型レプリカもありましたが、面白かったのは建物の外に置かれたガチャガチャで、フィギュアで知られる海洋堂による岡本太郎作品のミニチュアモデル。
8種類あり、1回400円。どれが当たるかは開けるまで分からないという代物で、何回もトライしている人もいました。私も2回トライして、「赤い手」と欲しかった「飛行船」が当たりました。「太陽の顔のマケット」も欲しかったのですけど、今回はあきらめました。

その後、北の丸公園を抜けて田安門から千鳥が淵。さらに半蔵門を経由して桜田門まであるきながら桜見物。本日東京都心部は満開宣言となったようですが、田安門や靖国神社あたりは確かに満開でしたが、その先はもう2、3日先かなという感じでした


音声解説で流れていたC.グァルニエリのピアノ協奏曲第1番が気に行ったSt. Ivesでした。しかし、誰だこの人は?

2011.04.02 Sat » 今日買ったCD

どうも、横浜・中華街も渋谷・タワーも神保町・古書店街も心なしか人の出が少ないように思えたSt. Ivesです。

ということで、横浜に出て所用をすませ、せっかくだから中華街で食事をし、渋谷に戻ってCDを購入。

Dukas_Rapetti
デユカス:ピアノ作品集 
Marco Rapetti(pf) BRILLIANT9160 
2枚組で「魔法使いの弟子」の2台ピアノ版も収録。ソナタは頑張ってかなりの猛スピードで弾いております(ちと3楽章が雑というか転び気味な感じもするけど)。2枚組で990円と安い



Reger_hamerin
レーガ-:ピアノ協奏曲
R.シュトラウス:ブルレスケ
アムラン(pf)、ヴォルコフ指揮ベルリン放送響 ハイペリオン
レーガーの出来が素晴らしい。この曲は、ゼルキン(父)の弾いたSONY盤が私の基準ですがアムランとヴォルコフのペアはそれを上回るものでありました。



Brahms_Melnikov
ブラームス:ピアノソナタ第1番、第2番、スケルツォop.4
メルニコフ(pf) harmonia mundi
まだ聴いておりません。


そういえば、まだメルニコフの弾くショスタコーヴィチの前奏曲とフーガを聴いていなかったSt. Ivesでした。

2011.04.02 Sat » 新日po.のチャリティ公演と代替公演の案内

どうも、ここ数週間の仕事に一区切りがついた感じのSt. Ivesです、といっても地震とは関係ない仕事です。


さて、その地震で中止となった新日po.の代替公演(2回)とチャリティ公演(1回)の案内がきました。指揮者は同じハーディングで、曲目も同じマーラーの5番(のみ)。とりあえず、代替公演に行くつもり。それにしても、セントラル愛知交響楽団のチケットはどうすればよいのだろうか?ポール・ルイスは来るんだろうか?エルガーヴァイオリン協奏曲は聴けるんだろうか?


松岡和子著「深読みシェイクスピア」を読み終えたSt. Ivesでした。うーむ、持っている「マクベス」は第一刷であった、鉛筆で書きこまねば。
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AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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