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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2012.11.28 Wed » 「私は振り返り太陽の下で行われたすべての不正を見た」日本初演(予定)

どうも、ソコロフの弾く「ゴルトベルク」が出ると思ったらソ連時代のピアノ録音集も出ると知って歓んでいるSt. Ivesです。でも新録音も聞きたい(シューマンの1番ソナタとかシューベルトのD.959とか)。


さて、新日po.の13-14シーズンのプログラムが公表され、継続会員になるだけでなく、サントリーも再び定期会員になろうかと考えています。
トリフォニー・シリーズの初回にメッツマッヒャーが「2001年宇宙の旅」ではなくシュトラウスの「ツァラ」で始まるのはご愛嬌として、最終回にツィンマーマンの「私は振り返り太陽の下で行われたすべての不正を見た」の日本初演を持ってくるとは!さらに、それをベートーヴェンの「プロメテウス」と「運命」で挟むという意味深なプログラム。ちなみに、サントリーシリーズの最終回は、「誰も知らない私の悩み」を「エグモント」と「英雄」で挟むというこれまた意味深なプログラム。誰が書くかは知らないが、解説に期待するところ大です。

他で興味あるのは、録音もあるハーディングとファウストによるブラームスのヴァイオリン協奏曲(トリフォニー)、好きな演奏なだけにこの組み合わせを日本で聞けるとは思ってもいなかったので望外の喜びである。ちなみに、ついになるサントリーのシリーズは、ポール・ルイスによるブラームスのピアノ協奏曲第1番、これも楽しみ。

そういえば、読売日響は、つい先日発表したばかりの来シーズンのプログラムを変更、それも「答えのない質問」をカットするとは!「ニューイングランドの3つの場所」まで無くなったら許さん!という感じ。


デムスの弾くディアベリの主題に基づく、様々な作曲家による、変奏曲を聞きながらのSt. Ivesでした。Gelineckの作品に出る変な音はいったいピアノにどんな細工がしてあるのだろうか?
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2012.11.25 Sun » D-Premier Air

どうも、20年ぶりにアンプを更新したSt. Ivesです。

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これを買いました。DEVIALET社のD-Premier Air。登場した時分からデザインに惹かれたものの、フランス製の電子機器ということと、聞いたことも無い回路設計に若干の危惧を感じていましたが、店で試聴したら実に良い。重さも7kg弱と軽いのにパワーは240Wもある。これなら我が家の802ノーチラスも楽に駆動するであろうと、プリメインアンプでありながら、他の並み居るパワー&プリアンプ達を押しのけて我が家にやってきたのでした。

23日に開封し、早速電源をON
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筐体は鏡面のように磨かれた金属ボディなので、写す自分も映っています。なお、電源ONすると、いきなり大音量にならないようにボリュームは-40dbがデフォルト値です。このボリュームの部分は、聞いている場所からは見えないので困っていたら、iPhoneのAPPでボリュームコントロールができるそうです(まだ試していない)。

さて、早速先日聞いたばかりのMTT指揮サンフランシスコ響のマーラーの5番で新アンプお披露目ガラ・コンサートの開始だ!と聞き始めたら、「この間の演奏と全く同じではないか、これなら聴きに行かなくてもよかった、かも」と思わせるほどリアルな音。音像も音場もばっちり決まっており、これまでは「良い演奏ではあるなあ」程度に聞いていたのが、一気に「超名演である」と格上げ。全然違う演奏になってしまいました。アンプ一つでここまで変わるとは思ってもいませんでした。

続いて、シェーファーの歌う「冬の旅」。これまた、クリスタルボイスにほんのりと声の柔らかさ、ふくよかさが僅かに入り、まさにこのとおりという感じで素晴らしい、少し高めの位置の音像を、そこにあたかもいるかのようなシェーファーの声に口をあんぐりあけて聞きほれてしまいました。そして、エマールの弾くアイヴスの2番ソナタでも聞こうと思ったところで、リアルの方のリサイタルの日だった!とトッパンホールに向かったのでした。

昨日は1日中外出で聞けず。本日は朝から新アンプお披露目ガラ・コンサート2日目を開催(聴衆は主催者発表で一人)。

・ムローヴァ独奏のバッハの無伴奏ソナタとパルティータ第1番
・ハーン独奏、ディヴィス指揮LSOのエルガーのヴァイオリン協奏曲(SACD)
・シノーポリ指揮 VPOのシューマンの交響曲第2番およびマンフレッド序曲
・アルテミスSQによるリゲティのSQ No.2
・エトヴェシュ指揮によるリゲティのレクイエム、アトモスフェール、サンフランシスコ・ポリフォニー
・エトヴェシュ指揮、オランダ放送響によるべリオのシンフォニア
・MTT指揮サンフランシスコ響によるアイヴスの祭日交響曲
・ブーレーズとシェーファーによるシェーンベルクの月に憑かれたピエロ
・ソコロフの弾くシューベルトのピアノ・ソナタ第21番D.960
・ラサールSQによるノーノの断章、静寂、ディオティマへ
・バーンスタイン指揮、LSOほかによるマーラーの交響曲第8番:第1部のみ(SACD)

と聞き続けまして、どれもこれも実に凄い。これまでいったい何を聞いていたのか?と思うほどの情報量がCDには詰まっていることを知り、SACDも、生生しさはひょっとしてデジタルでダイレクトに接続されているCDに劣るかも知れないと思いつつ、極めてしなやかなで広大な音場が鳴っている、まさにホールにいる感じ。それに、オーケストラを実演級の大音量で聞いても、全く歪み感やストレスが無いのでした(近所迷惑なのでそれほど大音量では聞かないようにしていますけど)。

なお、Mac経由のAirモードならばハイレゾ音源をダイレクトに再生できるそうで、そこでは一体どんな音がするのか?と思いつつも、その前に聞きなおさねばならないディスクが山のようにあり、当面はハイレゾ音源には手は出さない予定(Macも買わねばならないし)。

最後に聞いたバーンスタインのマーラーの8番は、30数年前に聞いた際、曲の異形さと演奏の異様な熱気に衝撃を受け、それがきっかけでクラシック音楽に嵌った思いで深い演奏ですが、当時は親から貰ったソノシート用のポータブル・レコード・プレーヤーでLP(図書館で借りた)を聞いていたことを思い起こして、ここまで来るとは技術の進歩は凄いものだと思ったのでした。なお、これだけ長時間電源を入れっぱなしで聞いたのに、アンプはほんのり暖かくなる程度で、これまたびっくり。

なお、鏡面仕上げなので?、白手袋まで付属品についています。
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また、軽いので持ち運びも楽!と言わんばかりに、袋も付属品。使うことはないでしょうけど。
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素晴らしい製品ですけれど、オーディオ的な問題が一つ。
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筐体が薄い上に、スピーカーケーブルのYラグ端子が下からしか填められない(いずれインシュレーターで足高にしておいてYラグを使う予定)ので、バイワイヤリングのために二重バナナプラグを新たに購入し、さらに我が家にはRCAラインケーブルがないため、SACD用にRCAのラインケーブル(アクロリンクの8N 2080III EVO)を購入。CDプレーヤーとはデジタル同軸ケーブルでつなぐのが良いとショップの人に言われたのでGoldmundの中古ケーブルを同時に購入。相応に出費しましたけど、極めて大満足(外れたら目も当てられなかった)。早く次の週末が来ないかな。

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ケーブルのせいで取り外されたままの端子部分のカバー



もうコンサートには行かなくてすむ!わけは無いなと思うSt. Ivesでした。

2012.11.24 Sat » ル・プロジェ・エマール

どうも、クレメラータ・バルティカの「グールドへのオマージュ」を聴きながらのSt. Ivesです。

ということで、21日、23日の両日のリサイタルの簡単な感想をば。

21日 クルターク:遊び-ピアノのためのより7曲
   シューマン:色とりどりの小品op.99より9曲
   クルターク:スプリンターズ op.6/d
   ドビュッシー:前奏曲集第1巻(全12曲)
  (アンコール)
   カーター:Fratribute
   リゲティ:魔法使いの弟子
   ホリガー:エリス


23日 ドビュッシー:前奏曲集第2巻(全12曲)
   アイヴス:ピアノ・ソナタ第2番

ピアノ:ピエール・ロラン・エマール
トッパンホール

21日の感想はすでに、ClassicaのIIOさんが書いているが、まさに「色とりどり」の作品が寄せ集まっている感じ。ドビュッシーの場合は曲間もすべて考慮されていましたけど、リゲティの作品がドビュッシーを遠いご先祖様にしているんだなあとあらためて思ったのでした。


23日。本日は、NHKのTVが入っていました(放映日等は未定)。

ドビュッシー、素晴らしい、本日はピアノの調子も良いのか、変な残響がなく音がきれいに消えていく。

そしてやはりアイヴスのピアノ・ソナタ第2番の演奏がすばらしかった。以前聞いたアムランの実演が、精密機械の如き正確さで楽譜を再現していく驚愕の演奏であったのに対し、エマールはもっとピアニスティックでロマンティックでファンタジックな演奏。さまざまな引用を分かるように(かつ楽しく)聞かせており、中でも「運命」の動機ははっきりと分かるようにさまざまな場所で強調していて分かりやすかった。

そして、第1、第2楽章(アイヴス流のショパンやリストだなこれは)でのスーパーテクニックと熱演もさることながら、これほど充実して他の3楽章に伍した存在感を示した第3楽章の演奏をかつて聞いたことがなく、それを受けた4楽章は、「大地の歌」にも通底するような静謐で自然に溶け込んでいくような感覚が支配する演奏。そして全体に、アイヴスは、直前に弾かれた「前奏曲集」の作曲者ドビュッシーと同じ時代の人なんだよという、およそ想像もしなかったような感すら与える驚異的な演奏であった。あまりの熱演に、2楽章では使っていた「ものさし」を飛ばしてしまうハプニングも。なお、1楽章、4楽章のオプションはなし、まあこのためにタベアとエマニュエルを呼ぶわけにもいかないしなあ。

NHKにはBSで、早朝のカットありの1時間番組ではなく、日曜日夜中にドビュッシーともども全部きちんと放映して欲しいものだが、はてさてどうなることやら。


「メディア」もMTTも行ったのだが、感想を書きそびれてしまったSt. Ivesでした。MTTのマーラー5番については、IIOさんの感想で尽きており、実に素晴らしかった。メディア(2日目)は大熱演に圧倒されてしまった。

2012.11.06 Tue » エリオット・カーター逝く

どうも、アンデパンダン展で梶作品を聴いたところで所用により退席したSt. Ivesです。梶作品は音に発見があって良かったが、後は...。


家に戻ると、E.カーターが103歳で逝くのニュースが!つい先日ヘンツェが旅だったばかりだというのに、来週あたりデティユーとかブーレーズとかのニュースが流れていてもおかしくないなあと思うのでした。

カーター作品は正直あまり聴いていない中、カーターらしくないかもしれないピアノ・ソナタだけは良く聴く作品でありました。あの垂直に音が降り立つような出だしからしてゾクゾクする作品です(これは12月6日は杉並公会堂に行けということだな)。その後、正直理解不可能な可変拍節法など言い出して作品を書ていましたが、そんな理屈はともかく、弦楽四重奏曲集などは気合いを入れて聴くと面白い作品です(気合いを入れないと耐えられないけれども)。

最近も相変わらず旺盛とまではいかないまでも作品を発表していたのですけど、ついにあの世に旅立ってしまいました。またもや前衛の時代は遠くなりと思うのでした。

そういえば、勝手に100歳コンビと括っていたレヴィ・ストロースはとうに亡くなり、残るもう一人に挙げていたブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーも病気だというし、時代は移り変わるんだねえ(というよりそういった人たちが今の今まで生きていたことが驚きなんだろうけど)。

103歳まで生きれば十分大往生と言えるでしょう、なにはともあれ御冥福を祈ります。

St. Ives

2012.11.04 Sun » 色光ピアノ

どうも、ライマンのオペラ「メデア」予習中のSt. Ivesです。ちと疲れた。


さて、本日は陽光に誘われて、神宮外苑絵画館前で開催中の"TOKYO DESIGNERS WEEK"へ。

色々な作品が見れて面白かったが、その中でも、「おっ!」と思ったのが下の写真のもの

スマホ用色光ピアノ

屋外のコンテナに設けられた富士通のブースにあった物の一つ。

(多分)アンドロイドOSのスマホの画面に小さな鍵盤が置いてあり、その鍵盤(金属)部分に触れると、音だけでなく、画面上にその音に合わせた光の玉が飛び出して実にカラフルなのである、そう、まさにスクリャービンの夢見た(?)「色光ピアノ」がお手軽にスマホ上で再現できる!と感激のあまり、よし「神秘和音」だ!と思ったが、はて?どの音だったっけ?と忘れてしまっていたので、「チューリップ」を弾いたのでした。

富士通には、是非88鍵に挑戦して欲しいものであると思ったSt. Ivesでした(画面上に入らんよ)
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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