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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2013.09.21 Sat » エベーヌSQ@ハクジュホール 9月21日 素晴らしい!

どうも、代々木八幡のセキグチ亭のタンシチューがすこぶるおいしかったなあと思い起こしているSt. Ivesです。

ということで簡単な感想をば

9月21日 ハクジュホール 17時開演
演奏:エベーヌSQ

モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番

(アンコール)
エロル・ガーナ:ミスティ
ルーバインス:ミザルー(映画「パルプフィクション」テーマ)

 当初のプログラムでは、モーツァルトは変ロ長調k.137を予定していたが、上記に変更。もっとも、どんな曲だったっけ?という感じ(ニ長調はさすがに知っている)。

 この団体は録音を含めて初耳。バルトークの4番とメンデルスゾーンの6番という私にとってはすこぶる魅力的な取り合わせだったので、演奏団体は確かミュンヘン国際で優勝しているらしいので、まあそれほど間違いは無いだろうと思って出かけたら、これが極めて素晴らしかった。モーツァルトからして、輝かしく鋭い切れ込みの音でぐいぐいと進み、内声部も明瞭に聞かせる、愉悦感と生命力に満ちた演奏。

 続くバルトークは、そうしたモーツァルトの演奏に加え、第1楽章では若干粘るような音色も交え、第3楽章のリゲティのSQに連なるようなハーモニクスの幽玄さや最終楽章のアグレッシブでノリのよさは、かつて聞いたアルテミスSQに匹敵する演奏でありました。

 さらに、輪をかけて素晴らしかったのが、メンデルスゾーンの第6番。バルトークの続きかと思うほどの厳しい、しかし輝くしく深い音でこのメンデルスゾーンの「悲劇的」を突っ走っていくのですが、そうした中で悲しみに満ちた第3楽章、そして第4楽章のコーダでの第1ヴァイオリンの痛切な旋律を歌いに歌いに歌っておりまして、いやあ、実演でヘンシェルSQの演奏を上回るような演奏に出会うとは思ってもいなかった。

 パリのコンサートのように手拍子に応える形でアンコール、ミスティも良かったけど、「パルプ・フィクション」が面白かった。

終演後、サイン会もあり、CDに聴衆が群がっていました。私も買おうかなと思ったのですけど、こっそりHMVのネットショップをみたら600円程安かったので、そちらで購入することにしました。演奏家のサインには興味が無いので。

ちなみに、明日は別プログラムでありますが、殆ど売り切れているような感じ。


今晩は幸せな気分で眠れそうなSt. Ivesでした。
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2013.09.15 Sun » メッツマッハー指揮 新日本po.(14日)

どうも、台風が迫る中、明日は出かけなくてはならないSt. Ivesです。

さて、昨日のメッツマッハー指揮 新日本po.@サントリーホールの感想をば。

ムソルグスキー :オペラ「ホヴァーンシチナ」より「モスクワ川の夜明け」
スクリャービン :法悦の詩
チャイコフスキー:交響曲第5番

ムソルグスキーとスクリャービンの間、およびチャイコフスキーの各楽章の間は、全く間をおかずにつながるように演奏。楽章間の咳ができないのはつらいかもしれないけれども、私は緊張感が持続するので、こうしたやり方は良いと思った。

さて、アルミンク時代同様に合奏は精緻なのだが、メッツマッハー指揮ということで、ある種のプラセボ効果が働いているだけかも知れないけれども、全体に音が太くがっしりとし、また力感が出てきたように感じる。

モスクワ川はその静謐さが、そして「法悦の詩」では、官能性はあまり感じられないが、様々な煌く音が一度に打ち上げられた花火のようにそれぞれがくっきりとわかりながらも全体をより華やかに聞かせる。法悦の詩はあまり面白い曲と思ったことは無かったが、今回の演奏は随所に(特に後半に)ロシア未来派の予兆たっぷりに感じさせる惹き込まれる演奏であった。

惹き込まれる演奏といえば、後半のチャイコフスキーの演奏も素晴らしかった。録音物では、ゲルギエフ指揮ベルリンpo.の演奏(FMで放送後海賊盤が出た)に勝るものはないが、本日の演奏は、メッツマッハーはがっちりと構成的に聞かせつつ、テンポ、ダイナミックレンジ、音色の幅のいずれも大きく取るスリリングな指揮だったが、何より新日po.がきちんとそれについていき、第4楽章はゲルギエフやシノーポリ(来日公演)のそれに匹敵する大変満足する演奏であった。

今からシーズン最後のコンサートが楽しみである。

これからリームの弦楽四重奏曲第11番でも聴こうかと思うSt. Ivesでした。

2013.09.13 Fri » 朗報?

どうも、WidmannのVn協奏曲を聴きながらのSt. Ivesです。こういうのが流行るんだねえ。

さて、音楽好きで心臓病の家系の者には興味深いニュースが。

「イグ・ノーベル賞に日本人、マウスにオペラで…」

受賞研究の内容は、心臓移植後のマウスに何も聞かせないと7日間、それがオペラを聞かせると26日、モーツァルトを聞かせると20日、エンヤだと11日間さらに生き延びるというもの。イグノーベル賞にふさわしい研究成果である。しかし、オペラがヴェルディの「椿姫」というところにひっかかる。「トリスタン」や「ルル」ではだめなのだろうか、せめてロッシーニかプッチーニでは。ああ、長生きするには嫌いなヴェルディを聴かなければらないのか、これぞ「運命の力」か!


節制して心臓移植(とヴェルディ)のお世話にならないようにしようと心に誓うSt. Ivesでした。

2013.09.08 Sun » 2013-14新シーズン開始

どうも、ゲルギエフ指揮マリンスキー劇場他による「ヴァルキューレ」を聴きながらのSt. Ivesです。


新シーズン最初のコンサートということで、メッツマッハー指揮新日po.他によるコンサートに行ってきましたので、その感想を簡単に。

2013年9月7日 14時開演 すみだトリフォニー

R.シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
ヴァーグナー  楽劇「ヴァルキューレ」第1幕 (演奏会形式)

指揮    :インゴ・メッツマッハー
ジークリンデ:ミヒャエラ・カウネ
ジークムント:ヴィル・ハルトマン
フンディング:リアン・リ

「ツァラトゥストラはかく語りき」、実演で聴くのは何時以来か?記憶にある限りは、シノーポリとSKDの来日公演以来ではないかと思われるが、どうにも掴みどころが無く、普段も聞かないの作品なので、大編成のオーケストラの醍醐味こそ感じつつも、こんな曲だったかなあ、オルガン目立つなあと思っているうちに終了。

続く、「ヴァルキューレ」、カウネはいまひとつ声に輝きが感じられない(そういう声質なのかもしれないが)。これに対するハルトマンは、メリハリに乏しく、スラスラと滑らかかつ無難に歌うことを目指しているような感じで、胸に迫ってくるものがあまり感じられない。まあ、「ヴェルゼ」の叫びもメッツマッハーの趣味かさっさと通り過ぎてしまったし、指揮者の解釈に寄り添い過ぎたせいかもしれない(テンポも速めだったし)。これに対して、リは心底に響く良い声で、まあヴォータンの助けなしでも勝てたのでは?という感じの貫禄を示していて好演。オーケストラの演奏は、音に色気はなく、メッツマッハーらしくザッハリッヒカイトに音楽を進めているものの、がっちりとした音楽を聞かせてくれて、これには満足。オペラは歌手だねえとあらためて思ったのでした。

今シーズンも良い演奏に巡りあえますように。


来週14日の「法悦の詩」@サントリーがどんな感じになるかちと楽しみなSt. Ivesでした。
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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