4文字33行

近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

2014.03 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 » 2014.05

--.--.-- -- » スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2014.04.26 Sat » 名曲名盤500とクラシック・レコードの100年史

どうも、最近めっきりコンサートから遠ざかっているSt. Ivesです。


ということで、遅ればせながらレコ芸5月号を入手。30年ぶりという触れ込みの「名曲名盤500」、選者の入れ替えをしたというものの、アダムス、ジルベール・アミ、アルカン、アンタイルの諸作品が落選したのはまあいたしかたないとしても(アミは思いつかなかったけど、アダムスのハルモニレーレとか、アリアーガの弦楽四重奏曲や、アルカンの独奏ピアノための協奏曲とかアンタイルのバレエ・メカニークぐらいはと思ったのだが)、「ヴォツェック」と「ルル」が引き続き落選であったのは一体全体何故?という感じ。ベルク夫人の遺言でもあるのだろうか(特に後者)。それと、ベートーヴェンやバルトークの弦楽四重奏曲が相変わらずまとめられているのもなあ、「大フーガ」や14番はセット扱いでピアノソナタ12番や「告別」、ヴァイオリン・ソナタ「春」が単独で扱われるの何故だ?前者は単独では日本では名曲ではないということか?

もっとも、今号の楽しみは、ベートーヴェンの三重協奏曲でどの盤が選ばれるのだろうか?というものでありまして、ノーマン・レブレヒト著「クラシック・レコードの100年史」で「迷盤」20選に選ばれてけちょんけちょんに書かれているリヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチ、カラヤン、BPOによる盤はどんな扱いかと。同著では、誇大広告に騙されて、優秀なレコード不足もあり批評家は騙されてべた褒めしていたとレブレヒトは同業者を難じておりましたが、名曲名盤500選では、30点満点中26点という極めて高い得点率で見事1位になっておりました。この得点率、グールドのゴルトベルク(新盤)が20点、リヒターのマタイ(旧盤)が15点、そしてバイロイトの第九が11点(いずれも1位)とかと比較するとダントツであります。ちなみに今号の最高得点はこの曲と、ベッリーニの「ノルマ」、セラフィン&カラスによる盤でした。まあ、演奏以前に、どっちの曲もどこが良いのかさっぱりわからないまま30年以上経ちますけれど(「ノルマ」を最後に聴いたのは何時のことだったか...)。

そうそう、自ら参加していたトリプルコンチェルトの演奏にクレームを付けていたリヒテルの弾くハンマークラヴィーアに誰も投票していなかったのが気になりました。輸入盤は引き続き対象外なんでしょうかねえ。


今号でもう一つの注目は、宇野氏と長木氏の両名が伝佐村河内作曲の交響曲第1番に期せずして言及していたことですかね。どちらも作品としてあの騒動で埋もれるのは、評価しているかどうかともかく、惜しいなあという感じだったのも不思議。「作者の死」を前提にすれば、騙されたと思うことも怒ることもてんで的外れなんでしょうが、パスティーシュという意味では、とっても緩い構成というかアンタイルの交響曲の作り方を思わせて、引用や出自探しクイズに使える3曲の弦楽四重奏曲や、レーガの無伴奏ヴァイオリン作品と似た感じでバッハ風に聞こえるシャコンヌなんかについても長木氏には評論して欲しかったなあ。こうなると、交響曲第1番のディスクを探して聴いてみたくなる。


500選でアイヴスが選ばれるかは個人的には注目のSt. Ivesでした、2番か4番交響曲、あるいは2番のピアノソナタならば相応にディスクも出ているしなあ(でも、選ばれないと思いますけどね)。そのほか、ブリテンのオペラがどの程度選ばれるかとか、エルガーがあいかわらず「エニグマ」とか「威風堂々」なのかとか、デュカスにしても「魔法使い」じゃないだろうとか、ショスタコの交響曲だって「革命」だけではないだろうとか、20世紀後半以降に作曲された作品、あるいは復興著しいバロックオペラがどの程度新たに入るのかとか(「ハレルヤ」と「四季」だけではないでしょう)、音源が配信のみのものを挙げる選者がいるだろうかと、相応に興味はつきませんけどね。自分で500曲選ぶとどうなるだろう?


スポンサーサイト

2014.04.17 Thu » 雑談

どうも、サンバガエルの悲劇かルイセンコ学説の悲劇(バビロフ側か、誤った学説を採用して農業が崩壊したソヴィエト側のいずれかは知らないが)になるのかねえとSTAP細胞騒動を眺めているSt. Ivesです。先日の新日po.のバービ・ヤールは、特に第5楽章か、そういう意味でタイムリーだったなあ、演奏はメシアンを含めても良かった、でも客席ガラガラだった、残念。シリンクスは「ライン」でも聴きたかったなあ。

ということで本日ブル「グ」ミュラーの謎本を読み終える。とても面白かった、確かに全く知らないまま弾いていた(弾かされていた)なあ、エッシェンバッハの演奏でも聞いてみようかと思ったのだった。もっとも、私はこの曲集には思い入れは全くなく、中でもアラベスクはどうにも嫌いな曲であった、弾くならベートーヴェンだろうという小学生であったのだ(弾けなかったが)。
弟の方のピアノ協奏曲(ベルニウス指揮)は不思議な曲であった、長じていればどうであったのだろうかと思うのだが、26歳ではねえ、いわゆる新ドイツ派の両巨頭が長生きだったのに、もう一派は短命が多いねえ。


そういえばようやく2013年発行のヴァーグナー生誕200年のドイツの銀貨が届いたのであった。


明日は、トリフォニーにシベリウスの4番を聴きに行くSt. Ivesでした。もっと寒い時期に聴きたかったような気がする。



09profile.gif

St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

09category.gif
09entries.gif
09comments.gif
09trackbacks.gif
09archives.gif
09link.gif
09others.gif

FC2Ad

09search.gif
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。