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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2015.04.27 Mon » CDもろもろ

どうも、HMVの宣伝をみて、「あの天才少年作曲家だったセレブリエールの全交響曲が録音されたのか!」と一瞬驚いたSt. Ivesです。詳しくはこここことを参照。

それはともかく、レコ芸4月号の名曲名盤500選、マーラーの「嘆きの歌」が選曲されるとは。第10番に続き、少し驚きましたよ。もっとも、他にはあんまり新しい曲は入っていないようで、中々変わらんねえ、という感じ。デュカスのピアノ・ソナタとか入れて欲しかったよ。

そう言えば、リヒテルの弾くシマノフスキーのソナタ、レコ芸の海外盤視聴記で紹介されていたのですが、2番、3番ともにステレオ録音のはずが、時々、方チャンネルだけになったりして、でもレコ芸では全く触れていなかったなあ、と思っているうちに生誕100年記念ライブが出て、音源は同じらしいのに、両方ともきちんとステレオだったので、購入した盤の問題だったのだろうかねえ。

B.A.ツィンマーマンの「若き詩人のためのレクイエム」も良いけれど、ヘンツェの「若き恋人たちのためのエレジー」も舞台で見たいねえ、と思うSt. Ivesでした。新国には当面期待できんからなあ。
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2015.04.11 Sat » あれ?英語だ。

どうも、メンデルスゾーンの交響曲第2番を聴きながらのSt. Ivesです。演奏は、ガードナー指揮、CBSO(CHANDOS)です。

メンデルスゾーン in バーミンガムと銘打ってあるものの、何の気はなしに聴き始めたら、Lobgesangではなく、Hymn of Praiseでした。英語で歌われているとは思ってもいなかった。とはいえ、演奏は生き生きとした温かみのある、英語のせいで軽やかさも感じられる(特に合唱)、良い演奏です。

一緒に購入したアンドルー・デイヴィス指揮のアイヴスの交響曲第1番と第2番のディスクを聴いていて、最後の最後を除いて、かなりかったるい演奏だけど「あれ?こんな音あったっけ?」と楽譜が見たくなったSt. Ivesでした。

2015.04.07 Tue » 「ワルキューレ」(4月7日)&大野指揮マーラー7番(4月8日)@東京文化会館

どうも、中公新書「ハンナ・アーレント」を読み終えたSt. Ivesです。2014年新書大賞第2位とのこと、生涯・思想ともにコンパクトにくまとまっている良書です。映画ともども彼女の著作がさらに読まれるきっかけになればと思います。

ということで、7日のヴォータンの失敗一代記の第1夜を聴き行きましたが、第1幕だけでも十分に満足。歌手陣は誰もが素晴らしい、中でもクールマンのフリッカは傷つけられてきた女の復讐劇という感じで、ヴォータンのいい加減さがはっきりして少しだるい2幕も十分楽しませてくれました。正直、落ち着かない男性も多かったのでは(笑)。10年振りに生で聴くマイアーのジークリンデ、御歳を忘れさせる素晴らしく安定感あるそして良く通る歌唱。いやはや驚きでした。ヤノフスキの録音は聴いていませんが、ジークムントの見せ場はきちんと(?)音を伸ばしていまして、感興あふれる歌手の歌とオケでした。やはり」色々言ってもNHK交響楽団は上手い、もちっと現代物して欲しい。ヤノフスキの指揮は、へーっと思うほど細かい部分や対旋律がくっきり聞こえるのだが、全然神経質ではなく、質実剛健ながら大きなうねりで最後まで聞かせてくれました。実演でこれほど感動的な演奏はめったに聞けないので、無理して行って良かったのでした。

そうそう、コンマスのキュッヘル、時々オケを抜け出して独奏気味になってハラハラしましたよ(笑)。後、第2列の奏者とのアクションを比較したら、刻むの一つとっても全然大きかったなあ。お疲れ様です。

ということで8日の大野。こっちは感動というよりも知的興奮に満ち満ちていた演奏。すべてが分裂し、音が散乱しているのに、音楽としては何故かまとまって進んでいるし、調性音楽なのにそうも聞こえない、スーパーモダーン(?)なマーラーでした(特に中間楽章は、こんな解釈で徹底したのは聞いたことがない)。大野が7番で聴かせたアプローチは、5番、10番あるいは6番はともかく、他の番号だとエモーショナルなところがない(まあ、7番自体そうだけど)ので、古参のマーラーファンからの非難が轟々と押し寄せるだろうなあ。NHKでの5月の放送であらためて聴けるのが嬉しいなあ。


これから、アラステア・ボネット著「オフ・ザ・マップ 世界から隔絶された場所」を読もうかと思うSt. Ivesでした。

2015.04.03 Fri » 祝!常任指揮者就任! 大野指揮 東京都交響楽団 4月3日 サントリー

どうも、これから「ヒトラーランド」(作品社)でも読もうかと思うSt. Ivesです。日本の長い戦間期の終わりが始まっているかもと思う今日この頃です。

とはいえ、本日の常任指揮者就任記念コンサートの感想をば。

4月3日(金)午後7時開演 サントリー・ホール
指揮:大野和士
演奏:東京都交響楽団
プログラム:
シュニトケ:合奏協奏曲第4番=交響曲第5番
ベートーヴェン:交響曲第5番

「一筋縄ではいかないぞ」という主張と、「ドイツものもちゃんと振ります(振れます)」ということを示したいのかなあという、とても短いプログラム。ちなみに、チケットは完売し、招待客のキャンセル分が当日分として売り出されていました(オイオイ)。

プログラムの解説は、片山氏。曲そのものより長い背景説明が、20数年変わらない芸風の筆致で記されている。まあ、冒頭の結構力強く明るめのファンファーレで始まり、引用だらけなのか引用っぽい自分の旋律か分からない音で埋め尽くされているので、背景説明中心でないと、この手の曲を普段効かない人は聴く気が失せるのだろう(楽譜の転載もむずかしかったのかも)。

さて、RCO設立100周年に際してシャイーの依頼で作曲された曲を、何故大野が都響設立50周年&自分の就任記念に取り上げるのもよくわからないとはいえ、シュニトケの作品では、弦楽四重奏曲第3番、ヴィオラ協奏曲と並んで好きな作品だし、ナマで聴いたこともなく、かつ日本で聴けるとは思っていなかったので、大感謝である。録音では聞こえるチェンバロはナマでもちゃんと聞こえるのだろうかといつも疑問に思っていたことも確認できた(結構聞こえた)。
そして、演奏は驚くほど各所が決まった(やはり鐘がポイントだな)素晴らしい演奏であった。B.A.ツィンマーマンの「軍人たち」を想起させるエンディングは、色々な意味で涙を誘うのだが(この後のシュニトケは、病気のせいかどうかはともかく、ねちっこく暗い作風になるしなあ)、より涙を誘ったのは、こんなに再現が難しい曲をものの見事に演奏したのに拍手がマナーの範囲程度であったことなのだ...。(相変わらず)荒野を行きそうな大野の未来に幸いあれ!

ちなみに、第1楽章、ソロのヴァイオリンとオーボエが指揮者の前に立って演奏していた。シコルスキーの楽譜にそんなこと書いてあったかなあ、記憶の彼方である(週末に確認しに実家にでも帰るか)。

休憩後のベートーヴェンの5番。倍管の巨大フル編成のオケで演奏。最近ピリオド系やそれに感化されたモダン楽器の演奏ばかり聴いていたので、少し意表を突かれる。コリン・ディヴィスやロリン・マゼールでもないのになあ、もしかしてギュルケ版でも使って意表を突く意図かと思いきや、普通の楽譜に聞こえた(ベーレンかブライトコプフかは私には分かりません)。しかし出て来た演奏は、筋肉質で音がブレンドされつつも各旋律が立体的に聞こえる。これでもう少し色気というかしなやかさがあればクライバー(どっちでも)に近いかも、と思わせる演奏。とても盛り上がり、盛大な拍手で終わったコンサートなのでした。

ということで、大野が振る8月のB.A.ツインマーマンの「若き詩人のためのレクイエム」日本初演@サントリーが楽しみなSt. Ivesでした。ナマでは3回しか聴いたことがないからなあ。1階ど真ん中は招待客で埋め尽くされるのかなあ、それだったら「宰相A」にでも招待状をおくってみたらどうだろう?
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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