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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2015.10.28 Wed » iTunes の調子が...

どうも、テツラフのヴァイオリン、パーヴォの指揮によるシューマンのヴァイオリン協奏曲を聴きながらのSt. Ivesです。

さて、AppleからiTunesのヴァージョンアップ要請があったのでアップしたら、立ち上がりが死ぬほど遅くなるし、再生を勝手にするがいかなる指示にも反応しないというこまったちゃんの状態になってしまいました。その上勝手に再生する曲が、B.A.ツィンマーマンの「若き詩人のためのレクイエム」で、思わず「iTunesがフリーズした際に自らの葬送曲でこれを選ぶと、さすが我がPCにインストールされただけある」と一瞬だけ感心しましたよ。ただ、いくら20世紀後半を代表する曲とはいえ、こればっかり聴くわけにも行かずで、システムを過去の復元ポイントに戻し、バージョンアップ前のiTunesを使っていますが、これまたこれで、表示がおかしい(それ以外は従来とおりサクサク動く)。
<もともとの表示>    <現在の表示>
   Music      →    "App"(ジャンル順)
Play List →    設定
iTunes store →    Radio
決定       →    再生

等々。最初は、表記されているものと意味するものとが違っていて気が狂いそうでしたけど、最近は、意味するものの「記号」であり日本語等ではないと思うようになって慣れてきました。戯れもいい加減にせいと思いますよ。いやはや、いつになったらこのバグは直るのやら。

PCにインストールしたPOWERDVD15 ULTRAでは、TVで録画したブルーレイディスクの音がUSB DAC経由ではどうにも出ないので愕然としているSt. Ivesでした(モニター画面付属のスピーカーからは、HMDI経由で音は出るけど)。oppoとかを買うしかないのか?
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2015.10.20 Tue » あー、4番はまた落選か

どうも、キレキレのハルサイを聴きながらのSt. Ivesです。求む!ギリシャ人指揮者とロシアの地方オケの来日公演!(間違ってはいないはず)。

ということで、レコ芸11月号。リュビーモフの弾くアイヴスの2番ソナタが国内盤扱いで特選だとは、今から30年近く前、ヘンクの弾いたWERGO盤が国内盤で登場したら、演奏云々の前に曲をけちょんけちょんに月評で言われた時代からすると隔世の感である。

さて、500選の続き。ショスタコーヴィチ、室内楽が無いぞ、器楽曲が無いぞ、オペラが無いぞ、そして何より「クレド」が無いぞ!

交響曲第6番、13番が無いのはまだ許そう(本当は許さないけど)、交響曲第4番を選ばないとは、いい加減にせい。ということで、そんな不見識な編集部に協力する必要はない、とリーダーズ・チョイスへの参加は今年も見送り決定。


最近の大事件は、12月発売予定のロハス教授による現代音楽の教科書(CD付き)よりも、ケージの「4分33秒」のトリビュート盤が発売されることのSt. Ivesでした。斬新なアイデアだし、リンゴ・スターやゴースト氏も登場するとは。詳細はこちら

2015.10.11 Sun » リヒテルとルービンシュタインが届く

どうも、子供と孫と父親の作品を聴いて、うーむと思っているSt. Ivesです。それぞれスクリャービン、プロコフィエフ、リヒテルです。

スクリャービンの息子、本当に11歳の子供の作品かと思うのだが(おとっつぁんのスケッチをもにしたのかと思ったよ)、返す返すも早死に(WIKIによると船の事故)が惜しいねえ。プロコフィエフの孫、自分のレーベル立ち上げたもの、軽快で楽しい、でもポピュラー系の音楽の限界は超えないねえ、おじいちゃんの曲はS山氏によってゲーム音楽化されても古びないくらいなのにねえ。最後、リヒテルのお父さん。モンサンジョンの「エニグマ」やその元になったリヒテルが語る(みすず)でもしみじみとリヒテルが語る悲劇的な死を遂げた人。作風は、当時のオデッサでもちと古いのではないかと思うのだが、良くかけていてcpo(の忘れ去られた19世紀作曲家シリーズ)で取り上げてもよいかも。

さて届いたリヒテルは、音源ではなく、下の画像にある生誕100周年を記念してロシアが今年発行した2ルーブルの銀貨です。多分ピアニストをメインに生きた音楽家としては、第1位次世界大戦後に独立したポーランド初代大統領でもあったパデレフスキ(ポーランド発行)を除けば、初めてでしょうねえ。光の加減で、黒くみえる部分は、普通のプルーフ、白い部分はマットのプルーフです。

リヒテル コイン

で、ルービンシュタインは、例の140枚を超えるセットが格安になったのでポチっと注文したのが届きました。特段ルービンシュタインのファンではないのですけど、カーネギー・ライブのバッハ/ブゾーニのシャコンヌとストラヴィンスキー/ルービンシュタインの「ペトルーシュカ」をディスクで持っておきたくて購入して、順番に1から聞いていますが、実に良い。オケとの掛け合いが昂じて変テコな演奏になったモーツァルトのピアノ協奏曲第23番もありますけど、余裕のある聴いていて疲れないで感心できる演奏で。これが1枚140円くらいとは、喜んでよいのかそれともここまで安売りされる程、芸術の商品化も極まれりと嘆くべきか。

これから、モソロフのピアノ協奏曲を聴こうかと思うSt. Ivesでした。何年ぶりの新譜だろう。

2015.10.04 Sun » 10月4日 二期会「ダナエの愛」@東京文化会館

どうも、なかなか土日にコンサートにいけない中、本日はめずらしく暇ができて、3つのオペラ・コンサートのうちさてどれに行こうかと悩んだSt. Ivesです。

結局、「復活」はテレビで見られるはずなので、二人のリヒャルトの黄金伝説のどちらに行くかと考えて、初台は来週以降もチャンスがあるかも、ということで実演・録画・録音で見聞きした記憶がないシュトラウスのオペラ「ダナエの愛」に行きまして、これが実に良かった。作品としては、晩年だしどうかなと思いきや、最後のオペラと思って作ったのかかなりの力作。「英雄の生涯」のオペラ版かと思うほど自作の回顧的様相にj加え、オーケストラもブ厚く盛大に鳴るし、主役歌手は3人とも「エレクトラ」張りに歌わされる。その一方で、第3幕、「影のない女」のようにお互いを呼び合って愛を確かめ合う二人で終わるかと思ったら、「アリアドネ」のごとく突然コミカルシーンに転換するし(クリムトの「ダナエ」を思わせるユピテルを忘れられない4人組は、アリアドネの4人組か無口な女の劇団員を髣髴とさせるなあ)、もっともそのきっかけのメルクールの登場シーンの演出は、爆撃後の惨状のような舞台に、放射線防護服に検知器を持ってでてきて、ギョッとしましたけど。もっとも、台本はいささか冗長で、第2幕の最後、ユピテルの怒りと呪いはほぼ同じ時刻頃に初台で呪っている小人さんの方が簡にして要を得た凄みがありましたけどねえ、ユピテルのお怒りのほどもヴォータンの方が激しいかと思いますし(怒りの理由はどちらもしょうもないけど)。そうそう、怒りのシーンでは背景が赤くなったのでローゲかと思えば、メルクールでした(「使者」ですから呼べば時刻どおりに来ると言っていました。ローゲはなかなか現れないけどねえ)。

でも、意外に良い作品かもと思わせた理由は、歌手と指揮&オケと演出と美術が良かったからでして、歌手、主役級が3人、でずっぱり、歌いっぱなしのダナエの林は、最初はとらえどころがないというか何を歌っているかさっぱりわからんほどでしたけど、どんどん良くなり、ここぞと言うときの高音も外さない。特に音楽も舞台も動くのはミダス(福井)登場あたりからですけど、思うに福井の歌唱が全体を引っ張っていったかも。そしてミダス王ではなく主役はヴォータンではなくユピテルだったと思わせる第3幕の長丁場を歌う小林、第1幕の船からの登場シーンは、あれ?と思うほど音程が乱れていたけれど、その後は見違えるほど良くなりまして、第3幕、どうみても「ジークフート」のさすらい人の格好(もちろん槍あり)で登場して、ローゲのようなメルクール(放射線防護服を脱ぐとなぜか手術着、ウォーナーの作ったワルハラ病院にでもこっそり勤務しているのだろうか。メフィストはギリシャや南のことは管轄外と言っていたが、本家は北も南も関係ないのか)にそそのかされてダナエにアタックしてまた振られて、自分で槍を折ってワルハラではなくオリンポスに諦念をもって去っていく様は、歌だけでなく演技も冴えておりました(すでに、舞台は「黄昏」後でしたけど)。そうそう、北の主神は神々の終わりを恐れながら"Das Ende"と歌うのに、南の主神はなんと、「老人」とダナエに言われ"Das Ende"と歌っていました、笑ってしまいました。

「さすらい人」に限らず、演出・美術もリヒャルトの自作回顧ともう一人のリヒャルトを意識したものでした、たとえば、ミダス王からダフネへの求婚の証を届けるシーンにそれまでの19世紀末から20世紀初頭風の衣装の中にロココ調の格好をした少年(黙役)を登場させるかと思えば、箱の中から「金のバラ」が出てくるとか、ダフネのように木に花(バラ)が咲くとか、演出ではないけど、アラベラの一杯の水を思わせるシーンとか。あの空爆後の廃墟と思しき場所での水は格別だったでしょう

1944年の初演後、齢八十のシュトラウスは、ヴィーンフィルに対して、「次はもっと良い世界で会いましょう」と語ったそうだが、自分の晩年、またこのオペラを見た後に同じ言葉を言うことがないようにこれからが正念場だと思うSt. Ivesでした。
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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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