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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2015.12.17 Thu » ポール・ルイス@王子ホール 12月17日

どうも、ベートーヴェンの洗礼日という本日に行われたポール・ルイスによるベートーヴェンの最後の3曲のピアノ・ソナタのリサイタルに行ったSt. Ivesです。

本来10月28日の予定だったのが、腸の病気だったかで順延。本日も来ているのかなあと不安に思いつつ会場に。
ステージ姿は以前と同じ感じで、ともかく良かった良かった。

さて、演奏はというと、CDの端正な演奏とは異なり、まるでシューベルトの目(耳)を通したかのような、晩年の彼のソナタに非常に近い世界、幻想的で即興的な趣を持った演奏。
例えば、31番第3楽章の出始め、同じ拍で記述されている同音の連打でも、不ぞろいな付点リズムで演奏され、ためらいというかおずおずとした感じを受けたり、突然瞬間的に高速で演奏したり、あるいはノンペダルでポツリポツリと演奏すると思えばペダル踏みっぱなしで豊穣な音塊で押し捲ったりと変幻自在で、最後の3曲では聞いたことがない演奏(ある意味アファナシエフより自由かも)。もちろん、31番の最後の高揚感、第32番第1楽章の鬼気迫る演奏や密集するトリルが永遠に続いて欲しい、時よ止まれと願うほど美しかった第2楽章など、ダイナミックレンジ、音色、音の芯の硬さもCDとは比べ物にならないほどぜんぜん幅が広くて、ちょっと淡白過ぎる(詰まんない)演奏だなあと思う時もあるCDは、「基本設計図なんで、ライブに来てください」という感じ。でも王子ホールの来年の予定にはないんだよねえ、凸版でも紀尾井でも行くよー。


とりあえず今年のコンサート・リサイタルはこれで終わりのSt. Ivesでした。

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2015.12.13 Sun » アーノクール雑感

どうも、レコ芸大賞を受賞したアーノンクールの振るシューベルト交響曲全集ほかを聞きながらのSt. Ivesです。ピリオド系の速めの演奏が流行る中、意外にゆったり余裕あり、細部に目が配られてとても面白く聞こえるし、TELDECが録音を出さないことにしたのもうなずける、これ出したら旧全集は売れないだろうなあ、と。

さて、アーノンクール、熱心な聞き手ではなかったが、初めて生を聴いたのは1993年3月のヴィーン、そしてそれまでまったく興味が無かったハイドンに目覚めたのはそのときに聞いた「戦時のミサ曲」だった。それからいろいろ聴いてみて納得のいくもの、いかないものがいろいろあったけれど、最後に生で聴いたのは、はて、ベルリンでのミサソレムニスだったか、バーデンバーデンでのベートーヴェンのPf協奏曲3番のコンサートだったか、前者はちと丁寧過ぎるというか、細部をうがちすぎた感もあるし、後者はあまり聞かない曲で、はて、こんな曲調だったか?と不可思議な思いをしたことは覚えている。

なにはともあれ、古楽器での演奏あるいはスタイルという選択肢を加えてくれたのは、アーノンクールだけの功績ではないことは重々承知しているが、世界をそれだけ豊かにしてくれたのだ。彼(あるいは彼ら)の先に、ファイやインマゼール、晩年のアバドやハイティンク、さらに若いギリシャ人などがいるのだ。ありがとう。

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AUTHOR : St.Ives

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