どうも、グリーグの弦楽四重奏曲第2番(CHILINGIRIAN SQ, hyperion CDA67117)を聴きながらのSt.Ivesです。
ニュースでは「ユダの福音書」とかいうものの解読がされたとか出ていまして、イースターの季節、映画「ダ・ヴィンチ・コード」が来月公開ということで、4月28日発売のナショナル・ジオグラフィックは結構売れるのではないでしょうか。私的には、どこぞの誰かがこれに基づく受難曲でも創らんかなあと期待しています。勿論H.リリングが委嘱してヘンスラーに自ら録音(笑)。しかし作曲してくれそうなのは、「冥王星」のマシューズくらいかも。
して「福音書」の内容は、フランスで出たとあるミステリー小説(書名を忘れてしまった)に似ているなあと思いました。あれは、原始キリスト教団が、イエスをワザと処刑させて、そこで奇跡が起きて救済されるはずだったのが、史実どおりというか当たり前に考えて当然そんなことは起きませんでした、という内容の「死海文書」を巡るものでありました。で、その原始キリスト教団(はっきり言ってカルト)が20世紀にも生き残っていて、その死海文書の内容が明らかにならないように暗躍する訳で、さらにその事件を追っていた青年が、まさにミイラ取りがミイラになるを地で行ってしまい、そのカルトに入ってしまうという話でした。そうだモーツァルトに頼んで、「ドン・ジョヴァンニ」と「魔笛」をあわせたような作品を書いてもらおう!
まあミステリーの話はともかくとして、「福音書」の内容が本当かどうかは分かりませんが(そんなことを言ったら4つの福音書だってそうであります)、最後に生き残ったものが権力を握って歴史をつくるということをあらためて認識させられるのでした。
歴史的文書といえば、昨日ようやく「ヒトラー・コード」を読み終えました。題名は便乗商法そのものですけど、詳細な注、解説、人名辞典も含めて中身は読み応えがありまして、行き当たりばったりのヒトラーの戦略や狂気、ナチス高官の腐敗振りがよく分かるものでした。でもロシアの公文書館に残っていたオリジナルの文書の書き手達が想定した読者はスターリンでして(ちゃんと読んだそうであります)、もの凄いものを感じてしまいますけどね。因みにヒトラーだからヴァーグナーばかり聞いていたのかと思ったら、ごく僅かな記述しかないのですが、オペレッタとか軽音楽を普段は好んでいたらしいです。
本日は講談社ブルーバックスの「プリオン説は本当か」を読了。「死の病原体プリオン」(草思社)を昔読んでいたので、それとの対比で読むと興味深いです。と同時に、例えばp.132〜133に書かれているように、現在のBSE対策では、調べる場所が違う(脳組織ではなく、抹消リンパ組織こそ必要)、若い牛だから問題ない訳ではない(異常プリオンの蓄積は個体差が大きい)、何にしても全頭検査をやめるなり基準を緩める合理的理由は全く無いということでありました。さらに、プリオンではなく、未知のウィルス説だとすると危険部位の除去ではすまないようであります。
さて、1997年はノーベル賞にとって、経済学賞のみならず医学・生理学賞にとっても、恥ずべき年になるんでしょうかねえ。もっとも、それが分かる頃には、それを認識できない状態になっているかも、あー英国でハンバーグとか食べるんじゃなかった!と。
明日は、昼にハーディングの振る「復活」、夜にムーティの振る「レクイエム」です。順番が逆の方が落ち着きは良いのですけど、中々そうは行きません。
今HMVのサイトに行ったら、アムランがデュカスのピアノ・ソナタのCDを出すそうで、ライブでの熱い演奏が再現されていることを願うのですけど、ともかく楽しみ。
[コメントの投稿]