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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2006.04.15 Sat » 労多くして、益少なし

どうも、無事に母が帰国してホッとしているSt.Ivesです。マチュピチュ観光では高山病で入院する人もいたし、何便も真夜中のフライトを重ね、片道7時間(リマからナスカまで)のバスの旅にもかかわらず、けろっとして「2キロしか痩せなかった」、「太陽のピラミッド(ティオティワカン)は良かった」、「ナスカの軽飛行機は怖かったが、全部みれた」、「メキシコのパンダは上野と違ってこちらに向って座っているので良い」、「マチュピチュの遺跡は想像以上に凄かった」と疲れも見せずに延々と喋られて、こちらが疲れてしまいました。

さて、本日はNHKホールに行ってまいりました。

シャルル・デュトワ指揮NHK放送交響楽団
ペーテル・アンデルジェフスキ(pf)

ラヴェル:スペイン・ラプソディ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調kv.466
シマノフスキー:交響曲第4番
ラヴェル:ラ・ヴァルス

全体について言えば、超絶の名演ではなかったのですが、これくらい安定的に良い演奏が聴ければ良しとしましょう。

さて、注目はアンデルジェフスキのピアノ。一言で言って変(態)なモーツァルトで、帰りにタワーでCDを購入してしまいました。
デュトワ&N響がスタイリッシュに進む中、弱音への変質的なこだわりと微妙な揺らぎの連続で、聴き慣れた第1楽章のカデンツァも同じものとは思えないし、第3楽章のカデンツァは一体誰の?という感じ。かなり好き嫌いが分かれる演奏でしょうが、私はとっても好きです。

続く、シマノフスキの交響曲第4番、全編ピアノが活躍する協奏曲風のこの作品、実演ではこう聞こえるのか!ピアノはどこだ!無茶苦茶弾くのが大変そうに見えるのに、オケがマスクして殆ど聞こえんぞ!と鍵盤を猛烈に叩いているのに小太鼓他に負けているアンデルジェフスキの姿に涙しつつ(ウソ)、聞いておりました(一応2階のS席だったのになあ)。
シマノフスキは、私には捉えどころが無い作風だと思っていますけど、この曲は聴き慣れん人には輪をかけて意味不明だろうなあと思っていると、あにはからんや、ご老人の多い座席はちとざわついておりました。特に、関連付けが良く分からないブロックが次々と押し立てられていくような第1楽章は、困り果てた表情の人が多かったなあ。もっとも、オケは慣れん曲も一応聞こえる形にはしてくれましたし、第2楽章はアンデルジェフスキのピアノも良く聞こえ、シマノフスキの第3ソナタを含むリサイタルを希望している身には飢餓状態が若干和らぎました(これだけのために来日したのか?)。

ところで、アンデルジェフスキは第4番を暗譜で弾いておりました。多分レパートリーに取り入れているピアニストは、ポーランド人(彼はハンガリーとのハーフだそうですが)でも彼くらいでしょうが、ピアノがこれほど聞こえんのではねえ...。ドヴォルザーク以上に演奏されないだろうなあ。


明日は所沢にBCJのマタイ受難曲を聴きに行きます。イースターであります。
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