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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。
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どうも、コンサートから戻ったところです。という訳で読売日本交響楽団によるバルシャイ編マーラーの交響曲第10番@サントリーを聴きました。

編曲については、まあ今更言ってもでしょうが、せめてタムタム、ゴングそして小太鼓を外して欲しいです。音響的に違和感ありありどころか、音楽を寸断するなど邪魔している感じすらあります。ギターはスピーカーを使っているんだろうなあ。クック版になれた耳には、音響的にも、構成的にも収まりが悪いものです。


さて、演奏ですが、その指揮ぶりは非常に奏者には演奏しづらそうでした。第1楽章冒頭のヴィオラから合奏がズレまくっていましたし、その後も指揮を無視して自律的に進行できる部分から、テンポが変化するところ、あるいは巨大な音響から弱音に転じる部分では、出が揃えられず、いきなりヘナヘナとした響きになり、徐々に立ち直っていって帳尻を合わせるという状況がしばしば耳に付きました。また。金管のみならず木管もペーとかピャーとか外していて、以前スクリャービンやニールセンを聞いたオケとは同じと思えないほどミスが多かったです。練習不足かトラが多かったのか?

解釈については、ご本人のものなのでこれがベストかというと、ストラヴィンスキーの自作自演程度に受け取った方が良いのではないでしょうか、「裏切られた遺言」byクンデラかもしれませんがって、まだバルシャイは死んでいないんですけどね。何にしてもどの楽章もテンポが速い、また各楽器の音響バランスをどのように指揮者が調整しているのか、さっぱり分からないくらいオケの響きに纏まり感がなく、ソロがテンでバラバラに自己主張しているかのようでありました。

楽譜と聞こえる音響が違うのが、単純な演奏ミスなのか、解釈(その日の気分?)なのか分からないところが満載でしたけれど、第5楽章冒頭で3回鳴る「サロメ(=アルマ)」のテーマのうち最初の2回の記譜はおかしいなあと思いました。本日の演奏ではあたかも16分音符のように鋭く演奏されていましたが、楽譜ではSchnellと書かれていても8分音符だったので、実演のあれはないでしょうと思うのでした(何故か、後の方では16分音符で記譜されている)。それとも演奏の度に手を入れているのかな?


ということで、バルシャイ以外の人が振らないと、この曲の実像は分からんなあという気がしています。


No.110 2006/04/28(Fri) 00:07
コンサート感想 | トラックバック:1 | コメント:2

[この記事へのコメント]
GAKU[URL]
St.Ivesさん、初めまして。
わざわざ拙ブログにお越しいただき、ありがとうございました。
私はスコアは全然読めないので、細かいことはさっぱり分からないので、ただ聴いたときの印象だけで感想を書いているので、実を言うと、本当にそうなの「か不安なところがあったりします。そんなわけで、同じコンサートの感想を見つけると、やっぱりと思ったり、へぇ〜と思ったり、とてもいつも興味深く読んでいます。
「4文字33行」は、以前からちょこちょこおじゃまさせていただいておりました。これからもよろしくお願いします。m(_’_)m
No.63 2006/04/29(Sat) 10:23[編集]

St.Ives[URL]
どうも、こちらこそよろしくお願いします。
コンサートの感想は人ぞれぞれ注目点や感じ入るところが違うので、かなりバラバラになりますね。とはいえ、プロの批評家ですとヘタなことは書けませんが、単なる愛好家は好き放題に自分のblogに書いてよいのではないでしょうか、と思っています。

それでは、今後ともよろしくお願いします。
No.65 2006/04/30(Sun) 01:43[編集]

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