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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2006.07.17 Mon » 今日聴いた曲

我が家も建築後10年経とうとし、シロアリ駆除、ユニットバスのパネル交換や屋根や壁周りに傷みが出てきたので、ミサワホームに補修の見積もりをしてもらいました。出てきた金額は仰天する数字でしたが、母曰く「安い」そうであります。お金を出すのは私なんですけど。



雨も降るし暑いんで、今日も家でCDを聴いておりました。

・ダルバヴィ:color(2001)
  ヴァイオリン協奏曲(1996)
       ciaccona(2002)

エッシェンバッハ指揮パリ管、チジイワ(vn)
naive MO782162

今年のサントリー・サマフェスの招待作曲家のダルヴァビ(1961)。いきなりこの3作品を聴かされて、どれがどれかを当てるのは結構難しいかも、とまでは言いませんが、かなり似た作品です。いずれも耳に聞き易く、ドビュッシーとか一緒に取り上げて生まれを100年ほどミスプリしておけば、案外すんなり受け入れられるかも。細かい音の布が幾つもパッチワークされ、それが時々金管で裁断されたり、萎められたり、弦の刻みで襞を入れられたりする名前のごとくカラフルな作品集です。


・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
V.アファナシエフ 
         若林工房 WAKA-4102-3


・シュニトケ:オペラ「ジュズアルド」(1994)第7場およびエピローグ
・シェンカー:オペラ「ベッティーナ」(1985)抜粋
・Heyn:オペラKrischans Ende(1982-87)抜粋
・ルジツカ:オペラ「ツェラン」(1997-99)よりEntwurf7.-Apoptose
・シュネーベル:オペラ断章「マヤコフスキーの死」よりシーンB「告別」
   BMG 74321 73632 2

戦後ドイツ音楽の歩みを150枚ものCDで描こうとする"MUSIK IN DEUTSCHLAND 1950-2000"の1枚。正直音だけではきつい作品もありましたけど、舞台があるとまた違った印象かも(ジュズアルドはヴィーン国立歌劇場で見ましたが、つまらなかった)。中では、シュネーベルの作品が比較的分かり易いものでした。
そういえば20世紀後半のオペラは伝記物が増えたような気がするがどうしてですかね?


・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
         C.エッシェンバッハ
         EMI 5854992

・ファーニホウ:ALLGEBRAH(1996)
LEMMA-ICON-EPIGRAM(1981)
COLORATURA(1966)
INCIPITS(1996)

cal-13013

1曲目は何をしてんだかさっぱり分からない合奏をバックにオーボエがいろいろしているのですが、いま一つ音が吹っ切れず楽しめません。それに反して初期のCOLORAURAはよりシンプルでビオラとオーボエの掛け合い(?)も含めて楽しめますし、ピアノ曲のLEMMAは1曲目で何をしたかったのかが分かる、音の密集と沈黙を点描していくような感じで面白かったです。


・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
         野平一郎
         ナミ・レコード WWCC-7465


・マーラー:交響曲第6番第4楽章
・ヘンツエ:Sebastian im Traum
マリス・ヤンソンス指揮 アムステルダm・コンセルトヘボウ
       RCO LIVE RCO06001

つい先月か、ロンドンの知人からバービカンでのこのコンビによるショスタコーヴィチの7番の演奏が素晴らしかったというメールが来ていましたが、実演ではヤンソンスは素晴らしい。しかしなぜか録音では感銘度が非常に低くなってしまうのは何故?このマーラーも細部が極めて詳細に演奏され、全体感も良いのに何故か感銘度が低い(さらに録音もなんか靄がかかった感じ。なお、ヘンツェの方は、マーラーと比較して録音がシャープ)。
ヘンツェ作品は、絢爛豪華な作品でありました。御歳80を超えて、最近ますますこの路線にヘンツェは突っ込んでいるようです。「孤独通り」とかヴァイオリン協奏曲第1番とかがわき道だったのかな?


・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
         M.レヴィナス
         ACCORD 465 747-2


・レヴィナス:Ouverture pour une fete etrange
Les rires du Gilles
Concerto pour un piano-espace No.2
Clov et Hamm
Contrepoints irreels-rencontres

上でピアノを弾いているレヴィナスの作品集。消音ぺダルでも踏んで弾いているような音でじとっと低温の演奏からは予想も付かないような「哄笑」だらけの作品で、ちと近所迷惑かも。もっとも、真ん中のコンチェルト以外は、なんとなく尻すぼみで曲が終わってしまいます。最後までバリバリ行くクセナキスのようなエネルギーはないのか、父エマニュエルの著作の影響でそうなってしまったのかは不明。でもお勧め。


・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
         A.ブレンデル
         Ph 438 374-2 (1970年代の録音)


メイン曲の間にプロムナード代わりにベートーヴェンの30番ソナタをはさんで聴いてみましたが、最後のブレンデルの演奏はダメですな。一番個人的に気に入った演奏はエッシェンバッハでありました。スフォルツァンドの強調振りは尋常ではありませんし、指が回る回る。次はアファナシエフ、彼は左手が凄いです。
でも模範にするなら野平でしょう。なお、野平とレヴィナスの二人はあまりスフォルツァンドを強調しない演奏でした(第3楽章の第4変奏、107小節とか)。フランス流なんでしょうかね。


こんなところで。


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comments
dalbavieとferneyhough
また、こんにちは。

ダルバヴィですが、夏のMUSIC TODAY 21のオケ演奏会の日には、まさにドビュッシー《海》と組んでますよね。それが微妙に心配だったりも…

一方のファニホウ、フルート独奏のための《ユニティ・カプセル》のみ実演を聴いたことがありますが、これは見ないとどう音が出ているのかすら把握できないという感じでした(何しろ特殊奏法の連続なので・その点ピアノ曲はそうでもないでしょうか)。それ以来フルート曲や弦楽器作品を繰り返し聴いていて、最近ついにはまってしまいました。
dalbavieとferneyhough
どうも、「涅槃交響曲」のコンサートから戻ったSt.Ivesです。

CDの解説によると、ダルバヴィはブーレーズから指揮も学んだそうですが、職業指揮者として恒常的に振っているようでもないし、自作はともかく名演数知れない「海」は大丈夫なんでしょうかねえ。私も心配です。

ファーニホウは、楽譜をみると面白いですけど、楽譜なしだと、音がただ団子になっているだけにしか聞こえない作品が多いです(かつどう聞いても楽譜どおり弾いていないだなあ)。
MIDIに楽譜を読み込ませて、ファーニホウの意図した「真の音響」を聞いてみたいような気もしますが、そこまでするヒマもないのでねえ(それにMIDIはまだ持っていないし)。


これから リヒテルの弾くシマノフスキーのピアノ・ソナタ第2番を聞いて寝ようかと思うSt.Ivesでした。
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