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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2006.07.22 Sat » 涅槃で待つ

「靖国」を巡ってざわついているようですが、新響@サントリー・ホールのコンサートに行ってまいりました。黛の「涅槃交響曲」がメインのコンサートで、指揮は当初予定されていた初演者でもある岩城が宏之氏の急逝にともなって小松一彦氏に変更(終演後にレクイエムとしての意味もありアンコールはしないとのスピーチもありました)。

この曲の実演を聞くのは初めてですが実演に限りますな、特に空間性は。前半はちともごもごした部分やいま一つという感じもありましたけど、第4、第5、第6楽章と盛り上がり、呪術的な法悦感(一種官能的でもある)に包まれまして、満足。サントリー・ホールのような残響が長いホール向きの作品でもあります。

しかし改めて聞くと、スペクトル楽派の嚆矢、というのは言い過ぎかもしれませんが、カンパノロジーの部分は聞いていて面白いです(唸りはCDではあんまり再現できないし)。それと同時に、言葉の意味が不明な(感情を伴わない)点ではストラヴィンスキーの「結婚」や言葉「オイディプス王」を、男声合唱で推し進めていくさまにオルフの「カルミナ」を、官能的な響きにベルクを感じさせる実に西欧的な作品であることを再確認したのでした。

9月にはN響が「曼荼羅交響曲」を取り上げますが、こちらも当初岩城氏を指揮者に予定していたはずですが、どうなるんでしょうかねえ。アマチュア・オケである新響が指揮者を変えても演奏会を行ったのに、日本のプロ・オケの最高峰と言われているN響が、これ幸いと変更することはないとは思いますけど。


本日入手したTICKET CLASSICの252ページに、外来オケのコンサートで国歌が演奏されなくなったが、その背景にコンサートの文化事業から商業主義への転換があって、このままでは大事な何かが失われると、黒田恭一氏が書いていたが、あんたに言われてもなあ、という感じ。
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