どうも、色々とどたばたしていて、ずーっとサボっていました。
と言うわけでカンブルランと読売日本交響楽団のコンサート
まずは9日。若干書いていますけどモーツァルトのプラハが素晴らしかった、序奏から主部への適切なテンポで滑らかに移行する様、小編成でフレーズやテンポをキリリと引き締め、生き生きとさせていながらも、音にはふくよかさを残していて、幸せな時間でありました。録音が出たら欲しいところです。
23番のコンチェルトは、ミュラロの羽毛のように軽いタッチ、そして転がっていく玉がシュッと消えていくような音がモーツァルト向きかには色々意見がありましょうが、中々に良かったと思います。彼の音と比較すると、オケの音はやはり重い感じでした。ちょっと中休み的な感も。
ドビュッシーの「海」は、サマフェスで聞いて以来ですけど、同じ曲とは思えないほどカラフルで様々な表情を聞かせてくれました。点描的な色彩で、ホールに音の粒が飛び散って満たされていくような感じと言えばよいのでしょうかね。テンポをかなり揺らし、ダイナミックレンジも大きく取って、しかし明晰な演奏でした。
15日のトゥーランガリーラは、普段聞き慣れているナガノ指揮BPOの音に比べてちと重く機動性に欠けているのが最初のうちは気になりましたけど、次第に興にのって楽しめました。また、カンブルランがかなりテンポを揺らすので、オケに時々乱れが生じ、それをカンブルランが一生懸命立て直す様が面白かったです。特に第5曲の中頃では、どう聴いてもいくつかの楽器が落ちていて、混乱気味でした。とはいえ、終わってみると、見て聴いて楽しく、大いに盛り上がった聴き応えのある演奏で、満足しました。満足とは別に、驚いたのはピアノのミュラロでして──9日の23番を聞いて「音がホールに届くかな」というのは杞憂でありまして──、さらりと軽やかに、しかし良く通る音で弾いていました。機能的とも官能的とも違う、しかし曲想やオケとマッチしている、不思議なピアノでありました。
カンブルランは忙しいから中々来日できないでしょうけど、また呼んで欲しいものです。
こんなところでしょうか。
明日は、「敬愛なるベートーヴェン」を見に行こうかと思っています、その季節にもなりましたからねえ。
[この記事へのコメント]
お久しぶりです。
そうかぁ、カンブルラン良かったんですね。読響というので引いてしまったんですが、確かにめったに生では聴けないし、どっちも好きなプロだったし、失敗したかも。
聴衆の反応はどうでした?
No.112 2006/12/31(Sun) 09:22[編集]
どうも、お久しぶりです。
カンブルランは中々よかったですよ(なお、見ていても楽しそうです)。読響は在京オケの中でも上手だと思います。聴衆はいつもどおり空席が目立ちましたけど、好きで来ている人も多いでしょうから、P席でトゥーランガリーラのスコアをめくっていた人がいましたけど、かなり沸き立っておりました。今月にチョン・ミョンフンが東京フィルを振るので、平日公演なので、行ければ行こうと思っています。
それでは、今年もよろしくお願いします。
No.113 2007/01/02(Tue) 00:02[編集]
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