どうも、というわけで「二都物語」を読み終えたSt.Ivesです。下巻を電車内で読んでいて目的駅で降りそこなってしまいました。ご都合主義的(かつ荒唐無稽)な話ですけど、面白いです。それと、英国のプライヴェート・バンクというか信託銀行は大変だなあと思いました(だから今のシティの隆盛があるのか?)。次は「大いなる遺産」の予定。
本日は六本木の森美術館で開催中の
Le Corbusier展に行きました。
彼の絵が初期のものから晩年に至るまで多数展示されていますが、私はそれよりも、建築物の実物模型が気に入りました。例えば、南仏の彼の夏の別荘、といっても1辺3.8m程度の小屋の実物模型(中に入れます)や、彼の設計した集合住宅の間取り(マンションのモデル・ルームのように入れます)など実体験もできまして、とても面白かったです。建築物の場合、模型と図面だけ眺めていても楽しいのですが、こうした実物があると余計に楽しめます。
もっとも、マンションの天井高が、Le Corbusierにとっての理想の男性の背丈約1.83mを基本とした高さ(2.26m、男性が立って腕を上げた高さだそうです)は、実感ベースでやはり低くいなあと感じさせてくれます(一方で、吹き抜けを作って広々とした空間性をかくほしていますけど)。ドイツ(ベルリン)では低すぎるとして天井高を上げさせられたそうですが、私ですらそう感じたのですから、彼らにとってはなおさらだったでしょう。
また、クセナキスが設計を手伝った教会の模型もあり、解説および音声ガイドでもクセナキスの音楽的感性がこうしたリズミカルな窓の配列を作った云々としていました。窓の配列は、今となっては至って普通に感じてしまうのですが、当時としては斬新だったのでしょう。なお、解説の背景には音楽、ドビュッシーやストラヴィンスキーとかが流れるのですが、クセナキスではありませんでした、ちと残念。
もちろん、最近世界遺産への登録推薦もフランス政府が検討し、日本政府に働きかけている「国立西洋美術館」も展示されていました。こうしてみると本体以外のプランが殆ど実現しなかったのは残念であります(もっとも、松方コレクションの展示を中心に考えていたのでは、実験劇場のような装置はとうてい容認できないでしょうけど)。
なお、彼が設計したイス(実際に置いてあり、座れます。ミュージアム・ショップでのお値段は、長椅子で52万円)とか20年代にデザインした自動車(後のルノーの2CVに似ているけど、よりモダン)の縮尺模型とかもありました。自動車は当時のデザインとは思えないものでして、ローバー・ミニとかスバル360のような超小型車を20年代に想像していたとはと驚きました。
ということで、お薦めであります。
明日は庭の水撒きを忘れないようにしないと思うSt.Ivesでした。