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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。
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どうも、V.ウルフもドイツから戻り、中日も優勝しご満悦のSt.Ivesです。

ということで飯森範親指揮東響によるヘンツェのオペラ「ルプパ」(セミステージ方式)に行ってきました。会場には文化会館の「モーゼとアロン」から流れてきたと思しき会話をしている人が多数いました、ご苦労様です(私はルプパだけです)。

作品については、すでにDVDも出ていますのであまり申し上げませんが、これまで生で見聞きしたヘンツェのオペラの中では一番緩く、非常に聴きやすい作品でありまして、DVDを見た感じでは、歌手と演出、美術に大分助けられた作品だという印象を持っていました。この印象は実演でもあまり変わりません。筋は童話っぽく、「恋人たち」のドロドロとして複雑で緊迫した話から遠く別世界で展開されます。個人的には、話も響きも含めて「恋人たち」@ベルリン州立、「孤独通り」@グラーツ、「バッカス」@シャトレ座の3作が彼のオペラの中では好きですので、DVDも実演も聞きながら、「うーん、まいったなあ」という感覚が常に付きまとっていました。

とはいえ、本日の演奏は、DVDをみると「やる気あるのか!」と言いたくなるシュテンツ指揮ヴィーンpoよりも格段に良かったと思います。緩い話ながらも緊張感が必要な部分もあり、そこでは音が締まっていまて、メリハリのあるしっかりした演奏であったと思います。

一方、歌手は、デジャブ役がちと声が弱い(かつ歌う方向が私の席からだとあまり聞こえない)のとバディアトの声にすこしばかり余裕がなかった部分も感じられなくもないとはいえ、て主役(?)とデーモンは素晴らしかったと思います(楽譜と照らしてどうかは知りませんけど)。

ということで、作品的にはどうしたものやらと思ったのですが、演奏には満足したコンサートだったSt.Ivesでした。



No.257 2007/10/20(Sat) 22:29
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