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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。
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「スピーカー一つでこれほど印象が変るものかねえ」と週末は新しいスピーカーでCDを聞くのに熱中しているSt.Ivesです。

大学時代にとあるクラシック音楽系サークルで「例会」と称して1時間ほど自分の選んだCDを聞かせていた時の名残か、新規購入CDでも無い限り、プログラムを組んで聴いています。結構楽しい作業です。

例えば今日は次の順番で聞く予定でした。

シェーンベルク:弦楽四重奏曲第1番 クスSQ
マーラー:交響曲第10番(クック版)ラトル指揮BPO
マーラー:嘆きの歌(初稿) ナガノ指揮ハレ管他
ロット:交響曲ホ長調 ヴァン・スティーン指揮オランダ放送o.
マーラー:交響曲第2番 MTT指揮SFSO.
ベリオ:シンフォニア エトヴェシュ指揮イェーテボリ管

レヴァイン時代のミュンヘンpo.を越える長さのプログラムですけど、結局、昼に一時外出してしまったことや、ロットが始まる頃にはかなり疲れてしまい、その上大音量でスピーカーを通して聞ける時間も終わりに近づいていたので、マーラーの交響曲第2番以降は中止。

新スピーカーの威力にはほとほと感心。実演の音に近いと感じさせるナチュラルさと生々しさ、低音をはじめとするクリアで切れの良い音にはは、前に持っていたスピーカーが小型だったことを抜きにしても素晴らしいと感じ入っています。おかげで「嘆きの歌」初稿版の若書きの異常さとぎごち無さを余計に感じてしまいましたけれども。

ナガノ盤を除く他の「嘆きの歌」のCDは、初演に際してマーラーが大幅な改訂を施したもの+削除した第1部が殆どです。マーラーは、全3部のうち第2部と第3部のみを残し、残した部分も独唱者の数を減らしたり、楽器や小節を削ったりしてスムーズに音楽が流れるようにしました。例えば、初稿版第3部にあったドキッとさせる異なる音楽が不協和音でぶつかり合う部分も削除されています(バンダを使うアイデアは残しています)。

さて、改訂版を聞いた時と同様に初稿版でも、「復活」への音響上のアイデアやモチーフの転用、交響曲第6番のコーダ、第10番の第1楽章、第5楽章のA音のトランペットを用意するモチーフなど、後の作品を予告する音に満ち満ちています。とはいえ、それは後から振り返ってこそ言えるのであって、「嘆きの歌」初稿版を聴いただけで、後のマーラーの交響曲を想像することは不可能です。その意味で返す返すもロットが交響曲と他数曲しか残さずに短い人生を終えたことは残念です。


明日は、今のところアイヴス・フェスティヴァルの予定です。

No.26 2005/09/03(Sat) 20:58
音楽一般 | トラックバック:0 | コメント:2

[この記事へのコメント]
くりるん♂[URL]
すごいメニューですね。若い!という感じです。

私なんか仕事で疲れているわけでもないのに、交響曲を1曲通して聴くのもままならぬ状態です。

以前は家庭音楽会と称して、そのくせたった一人で、普通の演奏会程度のプログラムを聴いていたものです。
No.27 2005/09/04(Sun) 01:05[編集]

St.Ives[URL]
どうも、お久し振りです。

昔はこの程度では聞いていても疲れなかったのですが、今はさすがに休憩を入れつつ聴いています。

もっとも、家族にその話をすると、「何故ただ聞いているだけで疲れるのかさっぱり分からない」と言われてしまいます。流し聞きと勘違いしているようなので、一応きちんと音を追って聴くとか、楽譜を見ながら聴くと疲れるんだと言うと、「それじゃあ趣味にならないじゃないか」と言われてしまう始末でした。

登山やマラソンが趣味の人は一体どうなるんだ!

ではまた。
No.28 2005/09/04(Sun) 21:13[編集]

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