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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2007.11.24 Sat » Wie gut ist es, in den Mond zu sehen.

salome



どうも、月がきれいな中、マーラーの交響曲第10番を聴きながらのSt.Ivesです。アルマは彼にとってのザロメだったのでしょうねえ。


ということでR.シュトラウス没後50年のデザインにザロメの「七つのヴェールの踊り」のシーンを用いたドイツ・ポストに敬意を表しつつ本日のオペラの感想を簡単に。


ザクセン州立歌劇場来日公演

2007年11月24日(土) 開演午後5時30分 東京文化会館

リヒャルト・シュトラウス作曲 ザロメ

指揮:ファビオ・ルイジ
演出・舞台美術:ペーター・ムスバッハ
衣装:アンドラ・シュミット=フッテラー
照明デザイン:アレクサンダー・コッペルマン
ドラマトゥルギー:イルセドーレ・ラインズベルク、アクセル・ポット

ザロメ:カッミラ・ニールンド
ヘロデ:ヴォルフガング・シュミット
ヘロディアス:ガブリエレ・シュナウト
ヨカナーン:アラン・タイトス
ナラボート:マルティン・ホムリッヒ
小姓:エリーザベト・ヴィルケ
カッパドキア人:マティアス・ヘンネベルク
奴隷:クリスティアーネ・ホスフェルト


これは本当に素晴らしかった。今シーズン、9月にチューリヒの「薔薇の騎士」、10月にベルリン州立の「トリスタン」と「モーゼとアロン」、11月は先週のゼンパーの「タンホイザー」とそれ相応にレベルは高いのだけれど、どうも心から満足できるとは言えなかった中、ようやく十全に心から満足した公演でありました。

シュターツカペレも、東京文化会館というゼンパーよりでかくて響かない箱に慣れたのか、ゼンパーでの実演っぽい響きを出すようになりましたし、ルイジの指揮も場面場面のテンポやデュナーミクの揺らし方も素晴らしく非常に堪能しました。

そして何よりもカミッラ・ニールンド演じるザロメが非常に素晴らしかった。十分にお年を召されているにもかかわらず、それを感じさせない演技もそうですけど、やはり歌が何より凄かった。オーケストラに負けず、しかし絶叫せずに舞台から客席に声を届かせ、かつ揺れ動く心と妖しさと純真さとが入り混じったニュアンスが歌として伝わってくるし、ヨカナーンと絡む前半、後半(死んでいますけど)の長丁場の集中力(こちらも集中させられるのですが)と燃焼度の高さは、先にも書いた指揮者とオケの演奏と響きの素晴らしさも手伝って、見聞きする私の心をかっさらって行ってしまいました。実に凄かったです。

他の歌手、特にヘロデ王役のシュミットも素晴らしかったのですが、本日は主役がすべてということで。

なお、演出・美術はムスバッハらしい感じのものでした。「椿姫」や「遥かな響き」でも使った白いドレス姿の少女としてのザロメ(「椿姫」はM.モンローをイメージしているのでしょうけど)、もはや同質的な人々ではないのか、スーツ姿であるけれども、サングラスもかけず同じ髪形にもせず宗教論争に明け暮れるユダヤ人たち、夜の女王か(R.ウィルソン演出のアイーダか)と思わせる)ヘロデアス、そして「七つのヴェールの踊り」は、これは26日に観る人もいると思いますので、それまでのお楽しみにしておきましょう。結構私は好きな演出であります。


ということで、26日のチケットを衝動買いしてしまったSt.Ivesでした。
明日は、本命の「薔薇の騎士」であります。2005年6月以来の再会なので楽しみであります。


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