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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。
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どうも、もう昨日になってしまいましたが、一点豪華主義っぽい感のある近隣の国立美術館とはしごしたSt.Ivesです。森美術館、国立新美術館、サントリー美術館のチケットは相互割引券(300円程度)になっていたことに本日気づきました。上野もそういえばそうだったなあ。


さて、サントリー美術館の「鳥獣戯画がやってきた!」ですが、甲乙丙丁全4巻あることやそれぞれの内容が全然違うことを本日知りましたが、やはり良く知られた甲のウサギとカエルの相撲シーンが私としては一番よろしかったです(丁のへぼウマ風の絵も気に入ったけど)。見栄を切るカエルと嬉しそうなウサギを前にして思わず、なぜか展示の途中に設けられているミュージアム・ショップでハンカチやはがきで同じ図柄のものを買ってしまったのはサントリーの術中にはまってしまったのでしょうか。

なお、鳥獣戯画だけでなく、その模本や前後の影響、パロディー作品など多層的な展示でありまして、殆どふざけているとしか言いようがない絵巻(内容は書くのにちとはばかられる)には、観る人観る人大笑い。
また、鳥獣戯画に用いられた白線画の絵巻物の例として、カタログで「少女マンガの世界」と評された「新蔵人絵巻」という物もありました。内容は、男装して宮中に出仕したおてんば姫が、男装が帝にばれて見初められたものの、その後傲慢になって帝に見捨てられ、出家するというもの。いやあ、ベル薔薇っぽいですなあ。

このほか擬人化した動物を用いた絵巻物の例として最後の最後に展示されていたのが大いに笑えました。内容は、畑仕事に疲れた老人が「サルの手でも借りたいのう。畑仕事をしてくれたら娘をやるんだが」と独り言をしたら、何とサルの集団がいきなりお手伝い。娘を翌日いただくと言ってサル達が去ったあと、じいさんはあわてて裏山の竹藪の中の土中に甕か小櫃に入れた娘を隠そうとするのですが、竹の根元を掘るのはたいそう難儀な仕事でして、じいさん曰く「この労力を畑しごとに使っていたら」。後悔先に立たずでありました。なお、娘とじいさんに明日があるかはご自分でご確認を。


しかし、「牛乳を注ぐ女」のようなそれほど大きくない絵をあんなに遠くから、かつ「止まらずに歩いてください」状態で観るのは酷というものだと思ったSt.Ivesでした。
No.274 2007/12/10(Mon) 00:52
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