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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2008.01.02 Wed » 初聴き

どうも、2日になってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。St.Ivesです。今年もよろしくお願いします。

さて、今年の初聴きは、寝付けなかったので夜中にDVDでブゾーニのオペラ「ファウスト博士」@チューリヒ歌劇場を見てしまいました。当初ハンプソン(ファウスト博士役)の歌唱が元気なく鈍重であったことや、各種悪魔の歌にスピーカーを利用したらしく、聞くに堪えないところもありましたが、メフィストが登場してからは全体的に調子が上がっていきまして、最後は中々に良かったなあと思えました。なお、版はヤルナッハによるものですが、最初と最後の口上と終景の博士になったヴァーグナーと学生のシーンはカットされていました(DVD上でも指揮者ジョルダンが何ページも捲っているのがみられますし、夜警の歌の時間が10時ではなく11時から始まっています)。確かにあのシーンをカットした方が、クラコフの3学生の訪問による最後の時の到来の予感、そしてパルマ公妃と死せる子供の登場による実感と自らの最後を迎えるシーンまで、雰囲気を維持しクライマックスに向けて一直線に盛り上がっていくという意味で、劇的緊密度は増しはしますが、それってブゾーニの考えからするとどうでしょうかねえ。本来は語られることを求めている前口上も途中で音楽の流れをぶちきっている訳ですからねえ。とはいえ、演奏は満足しうるものでしたので、終演後の極僅かに聞こえるブーイングは何に対してだろうかと、しばし考えてしまいました(なお、演奏はケント・ナガノ指揮リヨン歌劇場の方が良いと思います。演出は、観た中ではシュトゥットガルト州立歌劇場での「ある破滅型芸術家の一生」という感じのが私の一番のお気に入りです)。


その後一眠りしてから、祝祭日ということで、アイヴスの「ニューイングランドの祝日」(MTT指揮)を聞き、レスピーギの「ローマの祭」(トスカニーニ)を聞きましたが、後者がXRCDといったか新しく高音質CD化されたものを聞いて驚きました。昔、買って聞いたら、音は汚いし何をモゴモゴやっているのか?と思ったものと同じ演奏とはとても思えません。1949年の録音とは思えない、鮮度、分離の良さ、細部の彫琢度合い、艶があり、これならば確かに名盤というのも納得がいくものでした(なお、サーフェイスノイズや譜捲りといった演奏者の雑音も拾われています)。

その後は恒例の記念年特集ということで、シュトックハウゼン(1928年生)のHymnen (mit orchester)を聞いて、一応わが国の国歌も聴いたことにして(でもソヴィエト・ロシア国歌の方が印象的だけど)、バラケ(1928年生)の「歌につぐ歌」を聴き、メシアン(1908年生)の「鳥のカタログ」第6集、第7集を聴き、カーター(1908年生)のピアノ・ソナタを聴き、最後にアーッレ・メリカント(1958年没)の交響的習作を聴いて過ごしました。記念年の作曲家のうち、メシアンのトゥーランガリーラ以外の作品がどれだけ聞けるでしょうかねえ、おー、そういえば、B.A.ツィンマーマンも生誕90年だった。



明日は、プッチーニ(1858年生)の「トゥーランドット」最終場とディアベリ(1858年没)のテーマによる巨大変奏曲を聴こうかと思うSt.Ivesでした。
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