日曜日に「選挙権が無いんだもんね、へん!」と午後7時から銀座で映画「チャーリーとチョコレート工場」を見て大笑いしてからTVを見たら、もっと大笑いしてしまったSt.Ivesです。
小選挙区(比例代表)制とは何かを知らしめた選挙と総括できますかね。この制度は、英国のような大統領的首相を誕生させられるし、魅力的な政権公約さえあれば政権交替が可能なシステムであることを、民主党も真に理解したでしょう。それにしても「マニフェスト選挙」ともてはやしながら、小泉政権の公約達成度合いを選挙前にきちんと検証しないマスメディアって何?
さて、その翌日12日、紀尾井ホールでのアムランのリサイタル
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番
アイヴス:ピアノ・ソナタ第2番
アンコール3曲
前半のベートーヴェンについては聞かなかったことにしておきましょう。指は回らない、恣意的な表情付け、フーガは間違えるしetc.と酷い演奏でありました。しかし、これは後半のための公開「指慣らし」タイムのようでありました(おい!)。
アイヴスの「コンコード」は、集中度も音の充実度、キレもびっくりするほど前半から変りました。時々指が滑ったところもありましたけど、大きなミスは殆ど無く、幾つかのブロックを中心とした構成感、幾つものテーマやモティーフそして様々な引用を巧みに聞かせ、複雑というかハチャメチャなリズムの組み合わせで同時進行する諸旋律をものともせずに弾き分け、不協和音に満ち満ちた音響にもかかわらず「まさにそこにはその音でなくてはならないのだ!」と感じずにはいられない実に堂々とした演奏でありました。
開始前は、ベートーヴェンの出来の酷さもあり、期待していなかったのですけど、開始直後から、ただただ凄いと口をあんぐりと開けて聴いていたのでした。「行って良かった、もうナマでこれほどの『コンコード』の演奏に巡り会うことは一生無いだろうなあ」と幸福感に満ちながら帰宅。
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