どうも、雪の中「ザロメ」を見に新国に行って来たSt.Ivesです。極簡単に感想をば(9日にももう一度見ます)。
新国立歌劇場 2008年2月3日 午後2時開演
リヒャルト・シュトラウス 「ザロメ」
指揮:トーマス・レスナー(1973年生まれ、若い!)
演出:アウグスト・エファーディング
管弦楽:東京交響楽団
ザロメ:ナタリーア・ウシャコワ
テロデ:ヴォルフンガング・シュミット
ヘロディアス:小山由美
ヨハナーン:ジョン・ヴェーグナー
ナラボート:水口 聡
小姓:山下牧子
全体としては、まあまあ良かったのではないでしょうか。
出だしのぼんやりと、あるいはおずおずとしたところも感じられたオケの響きは、ヨハナーン役のヴェーグナーが井戸から出てきてからは格段にシャープとなり、迫力もある演奏でした。指揮者の責任でしょうが、若干一本調子に煽り立てていくような感じもあり聴いていて疲れましたし、数ヶ月前のゼンパーオーパーにはあった官能性には乏しいながらも、ザロメの妖しげな世界をまずは感じさせてくれました
歌手は、そのヴェーグナーが、井戸から登場して立派な歌唱を響き渡らせた後、歌詞をド忘れてしたのか、すこしばかり歌になっていませんでしたけど、その後は復調し、深々とした素晴らしい美声と明瞭な発声で、井戸の底で歌うシーンがもったいないと思わせるものでした。
ザロメ役のウシャコワは、数ヶ月前に聴いたニールントとどうしても比較してしまうのですが、だだをこねる少女らしさや酷薄さにちと欠けていて、歌に戦慄を感じさせるというところまではいきませんでした。もっとも、踊れて、声が荒れたり音程が大きくぶれたりすることなく、あれだけ十分よく響きわたる高音と声量を最後まで維持しているので、今後が楽しみです。
ということで、9日には全体がさら練り上げられていることを願っているSt.Ivesでした。
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