どうも、ヘンツェの場「バッカスの巫女」組曲を聞きながらのSt.Ivesです。これもわが国では現代曲扱いなんですかねえ、とてもそうは思えない作品です。おー、「モーゼとアロン」の黄金の牛がちらと通り過ぎていったぞ、気がつかなかった。2曲目のnachtstuckeの歌手はバラインスキー、マリーですなあ(意味不明)。
さて、昨日アップしていなかった分を今更と思いつつ日々の記録としてアップしておきます

ジミーちゃんがBPOを振ったもの。輸入盤は、昔2、3回聴いて売却。最近組合で国内盤をみかけて、どんな演奏だったかと購入。聴いてみると、実にオケが良く鳴らす気持ちの良い演奏。いわゆるシベリウスらしさはないです。4番もすっきり爽快!とは言いませんが、苦手な人はこれから入っていくのがよいのではないでしょうか。5番の3楽章の出だしは数分程ちと前のめり過ぎる気もしますけどね。

いきなりVPO盤ですが、やはりこれはダメですな。録音レベルが異常に低く、音像がスピーカーの間にちょこんと置かれ、かつ団子状態で何が何だか分からない。通常、私はアンプのボリュームを時計の針で言えば44分くらいから47分あたりで聴いているのですが、この録音の場合、音の生々しさを出すには時計の針で55分くらいのところまで上げなくてはなりません。それでも音圧がないという驚異の録音。しかし、妙にティンパニやコントラバスの低音が響き、聴いている椅子まで震えだす迫力の重低音を体感。マーラーの9番でそんな演奏には実演、CDでも出会ったことはありませんので、絶対おかしいと思いつつ、もしかしてラトルはそういう解釈かもと思って早10年。

そんなわけはないでしょう、ということがこの演奏でようやく明らかに。私は結構気に入っていますよ、この演奏。「ベストといえよう」というには他と聞き比べていませんけど、VPO盤と比較すると細部のこだわりが全体の流れを壊しておりませんし、盛り上がりにも事欠きませんし、でも演歌はしておらずで、バンスタ・テンシュテット路線とも、ギーレン・ブーレーズ路線とも異なる、「第三の道」という感じ。指揮界のトニー・ブレアは今後どこへ行く?というような話は片山氏に任せておきましょう。

まあ、マーラーの9番を2回も聞いた後に何か聴けるのかというので、ひたすら美しいこれ。いやあBPOでリゲティが聞ける贅沢であります(でもドレスデンのロンターノの方が綺麗だったけど)。しかし、途中で寝てしまい、ふと目覚めて、「BPOがいつ芥川の『トリプティーク』を録音したんだ?」という始末。

最近映像が安売りされたもの。CDはすでに廃盤らしいです。ベートーヴェン(抜粋)は詰まらない演奏でよっぽど飛ばそうかと思ったのですが、こんな機会でないと聴かないと思って我慢してすべて聴きました。他は、こんな立派なリストの「プロメテオ」や美しいノーの「プロメテオ」もあまりないと堪能。ノーノは全曲希望ですが、何もBPOを使う必要はないでしょうという声も聞こえるような気が。

ワイルの軽妙さは微塵もなく、「マハゴニー」の最後のシーンがノーノの「愛に満ちた偉大なる太陽の下で」の最後のような重さをもって迫ります。これも廃盤のようです。これしか聴いていないのに疲れるとは、年だな。
春眠、暁を覚えず状態のSt.Ivesでした。