ギターで繰り返される旋律が印象的なクルタークの「シュテファンの墓」は、初ライブ。変った編成と配置で、どこか叙情的な趣きも感じさせる演奏でした。音響バランスのとり方がアルミンクはとても良いです。
続くマーラーの「復活」、汗をかかない熱演。
合唱のバス声部がこんなにくっきり聞こえる演奏は無かったなあと思うほど各声部の分離がくっきりとしておりまして、MTT指揮サンフランシスコso.の演奏に驚嘆した人ならば、今日の演奏は非常に受け入れやすいのではないでしょうか。もっとも、MTTよりもリズム的な喜悦感やテンポの自然な揺らぎは感じられました(第2楽章は腰を振って楽しそう)。
一方でオケの精度は、録音のSFSO.よりは落ちますが、期待以上に高かったので少々驚きました(もっとも、「こんなところで、何故?」と思うようなところでトランペットが失敗したりしていましたけど)。そう言えば打楽器系、特にティンパニの打ち込みが決まっておりました、と同時にティンパニがこれほど活躍していた曲だったとはと感心。願わくば、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの音の厚みがさらに増せば、ヨリ各声部の絡み合いと迫力が増し、さらに良い演奏になったでしょう。
とはいえ、満足度は、超スローなレヴァイン指揮ミュンヘンpo.の実演や不完全燃焼だったシノーポリ指揮フィルハーモニア管より高く、新日po.も良い指揮者ととったなあと思いつつ帰宅。
なお、今年初めて新日po.の定期会員(
トリフォニーシリーズ二日目)になりました。サントリー・シリーズを含めて非常に興味深い作品が並んでおり、特に来年1月、2月、3月(HPには書かれていませんが、シューマンの前にB.A.ツィンマーマンの「1楽章の交響曲」が演奏されます)は非常に楽しみです。
帰宅途中でヨドバシ・カメラ秋葉原店に寄るも、大変な人込みに疲れてしまいました。家電・AVがブランド別なのは非常に分かりにくいし、比較しにくいほか、CDショップにはクラシックが殆ど無く、新宿店で十分というのが結論でした。