4文字33行

近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

2017.05 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 » 2017.07

--.--.-- -- » スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008.12.15 Mon » 私は感じる、よその惑星の大気を

どうも、デプリーストの振るダンディの交響曲第2番を聴きながらのSt.Ivesです。


さて、ついに精神が崩壊してよその惑星の大気を感じたというわけではなく、そもそも分かっている限りではメタンとかヘリウムとかで構成された大気なぞ感じるまもなく吸い込んだらあの世に行ってしまうのですが、これはシュテファン・ゲオルゲの詩の一節であります。

ということで、本日のコンサートの模様を

2008年12月15日(月)午後7時開演 トッパンホール
クワルテット・アルモニコ

ハイドン:弦楽四重奏曲ト短調 op.74-3 「騎手」
シューベルト:弦楽四重奏曲変ホ長調 D87

音楽評論家・船木篤也氏によるプレトーク 「シェーンベルクについて」

シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番
 (ソプラノ:アンナ・マリア・パンマー)

アンコール:モーツァルト「戴冠ミサ」からアニュス・デイ

本日は、ブラームスの「交響曲第5番」を取り上げるオーケストラ・コンサートもありましたが、演奏機会が極端に少なく、実演に接したことがないシェーンベルクのSQ2番の取り上げられるこちらのコンサートに行きました。

ペーターゼンSQとクリスティーネ・シェーファーの演奏になるCD(Edition Phoenix)を最近購入し、正直1番、3番、4番に比して家でも聴く機会が少ないこの曲もPodに入れて通勤のお友達状態にしていたので、どこがどうなるかを覚えて行けましたが、彼らの演奏(あるいはラサールやアルディッティの演奏)と比較しても、実に良い演奏でありました。

個人的な好みとすれば、第3楽章第40小節から68小節にかけての盛り上がりとか、第4楽章100小節から120小節の盛り上がりは、もう少し高揚というか突進しても良かったかと思いましたけど、全体的に意外にねっとりとした、プレ・トークの言葉を借りればこれまでの調性音楽の枠組みへの惜別の情の方向で、しかし一聴すると点でバラバラなフレーズが、有機的に絡むのが手に取るように分かる、特に木で鼻をくくったような感じをいつも受ける第2楽章で如実に感じました。名演だったのではないでしょうか。

若干残念だったのはソプラノのパンマーです。シェーファーの声に慣れた耳だからと言うよりも、彼女自身が参加した録音、アーロンSQによる弦楽四重奏曲全集+@(PREISER PR72)と比較しても、ビブラートが激しく、音程をズリ上げるような感じであり、強い声を使うところが少し苦しそうでありました(第4楽章の上記の部分など)。声量は十分ですし、各楽章の歌いだし部分は実に魅力的だったので、途中の歌が苦しそうだったのは残念でした。

とはいえ、総体としてみれば十二分に満足するものでした。プログラムによると4番も練習していたそうなので、そちらもこの団体の演奏で聞いてみたいものです(アンコールは、ソプラノともども出てきたので、ヒナステラの3番でもするのかな?とちょっと期待したのですけどね)。


そうか「答の無い質問」と同じ1908年作曲だったんだ、とプレトークで指摘されて気がついたSt.Ivesでした。
スポンサーサイト

« | HOME |  »

comments
comment posting
管理者にだけ表示を許可する

trackback

http://stives.blog15.fc2.com/tb.php/389-2e16eb8b

09profile.gif

St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

09category.gif
09entries.gif
09comments.gif
09trackbacks.gif
09archives.gif
09link.gif
09others.gif

FC2Ad

09search.gif
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。