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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2009.02.08 Sun » 中途半端だった

どうも、新宿のいつも行列が出来るドーナツ屋に行列が無かったので、思わず店に入って買ってしまったSt.Ivesです。サービスに出来立てのものを1個貰えました。とても美味しかったです。


さて、4月25日のモネ劇場の「グラン・マカブル」がプログラムが消えていて(というよりオペラベースが間違っていたのか?)、これで当分見納めになるんだなあと思いつつ新国に出かけて、やはり、うーむ、と思う出来でありました。

オケは昨日よりも音が出ていたんですけど、歌手が昨日よりずっと悪かったです。ネクロが全然声が通っていないし、ゴーゴー王子はソプラノ(あるいはカウンターテノール)がスコアで指定されているのに、普通のテノールで歌うところもあってドッキリしました。

連日上演の日程を設定したため、歌える人がいなかったということでしょうか?それだったら一週間の間隔をあけて上演すれば良かったと言いたいです。それが、経営的に無理というならば、連日公演ではなく1日だけにした方がよっぽど良かった。経営問題以前に、同じ価格には同じサービスを提供するという経済原則を踏みにじる方がよっぽど問題でしょう。今日だけ来たお客さんに申し訳ないと思いますよ。勿論一週間後に同じキャストで上演しても無様な結果に終わったかもしれませんが、少なくとも同じ人物であれば、好不調の波として理解できましょう。しかし、最初から1回だけしか舞台に出ないようであればねえ、事前に歌手の質を(高い方に)揃えてよ、と言いたいです。

あと違和感があったのが歌詞。昨日はオール・ドイツ語であったのに、今日は数箇所だけ日本語を交えていました。昨日が原語による日本初演なので、今日はそのあたりの制約がないということでしょうけど、それだったらもう一つの指定言語である「英語」での上演にしたらとか、音程跳躍が少なくない部分のうちで、日本語の高低アクセントが付けられる部分及び、セリフをすべて日本語にして、字幕を最小限にしたらと思いました。

演出については、あらためて日本の演出家は、現地に行けなくとも、DVDすらみていないのか?と思いました(もっとも、演劇人は金がないので、本当に見れない可能性はありますが、DVDを観ることができる施設は多々あり、要は「不勉強」だと思うのでした)。

ところで、解説で長木氏が言っていたように、リゲティは、ファーニホウのようにとは言いませんが、演奏が不可能なことを記譜する作曲家だったでしょうかねえ(勿論、エチュード第2集をはじめ演奏困難な作品を数多く作曲していますけど。いつぞやの、「候補の該当者無し」としたタケメモでの作曲賞選考に際しても、アイデアは面白いが演奏不可能を理由にして作品を落選させたと述べていましたし)。連発できないと思われていた火縄銃ですら連発できるようにした工夫があったのならば、クラクションの速鳴らしも可能だろうと私は思ったのですけどね、もっとも、上達するには時間がかかりましょうが。


日本で観れたのは良かったと思いつつ、極めてもどかしい2日間であったSt.Ivesでした。
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comments
ブリュッセル4月25日は最初からなかったような気がしますが、オペラベースは指揮者の名前も間違ってますね。大野さんの後継者のはずだったウィグルウォースはモーツアルトとドビュッシーが惨憺たる出来で悪くて降ろされたのでしょうか?
Le Grand Macabre 金曜日夜エールフランスで出て一泊3日でローマに行けば聞けます。休みも一日とるだけですみますよね(笑)
Re: タイトルなし
どうも、クマクマさん今晩は。

> ブリュッセル4月25日は最初からなかったような気がしますが、オペラベースは指揮者の名
前も間違ってますね。大野さんの後継者のはずだったウィグルウォースはモーツアルトとドビュッシーが惨憺たる出来で悪くて降ろされたのでしょうか?

おお、完全な希望的観測に基づく見間違いでしたか。前日にベルリンで「若き詩人のためのレクイエム」を聴いてから移動して、翌日にはライプチヒでシェーンベルクのオペラ・モノドラマ3本を観ようと思っていたので、飛行機代がかかるが致し方ないと思っていたので、助かったような、がっかりのような気分でありました。

> Le Grand Macabre 金曜日夜エールフランスで出て一泊3日でローマに行けば聞けます。休みも一日とるだけですみますよね(笑)

情報ありがとうございます。ただ、うーむ、さすがに今週休んで、4月に長期休暇をとるのに、また行くのは、金銭面も含めていかがなものかという感じでありますが、ちと後ろ髪をひかれてしまいますが、うーむ。

それでは、また。



かなりご無沙汰しています.
この《グラン・マカーブル》、忙しくてパスしたのですが、そうでしたか.「日本のミュージックシアターとして予想できる範囲内」だった、という事なのかなぁ.

DVDについて言及されていますが、一般に流通のものがあるのでしょうか?それともオペラ演出一般の話でしょうか.(ハンガリーでの翻訳上演の記録~ノット指揮~は手に入れて見ましたが、これは面白くなかった.「ありがちなもの」をどう処理するかは難しいものです.)
Re: マカブルほか
どうも、M.F.さんお久しぶりです。

> かなりご無沙汰しています.
> この《グラン・マカーブル》、忙しくてパスしたのですが、そうでしたか.「日本のミュージックシアターとして予想できる範囲内」だった、という事なのかなぁ.

予想の範囲をした回ったかもしれません。オープニングの昔の飛行士風の無言役と一瞬マグリットっぽい合唱団にはすこしばかり期待を持ったのですがねえ。

> DVDについて言及されていますが、一般に流通のものがあるのでしょうか?それともオペラ演出一般の話でしょうか.(ハンガリーでの翻訳上演の記録~ノット指揮~は手に入れて見ましたが、これは面白くなかった.「ありがちなもの」をどう処理するかは難しいものです.)

すいません、DVDについては私の書き方がまずかったようで、オペラ一般のDVDという意味です。話や写真でしか見聞きできなかったコンビチュニー演出の「ローエングリン」や、ここまでやるのか!と思わせたルールでの「軍人たち」をはじめとして、色々なオペラの色々な演出が見られる中で、どうしてこの程度の演出で「よし」とするのかなあ、という意味です(もっとも、昔の日本のオケには、同様にこれだけ様々な上質の海外の演奏が録音でもナマで聴けるのになあ、と似たような感想を持っていましたが)。

ハンガリーでの翻訳上演のDVDはちょっと見てみたいものです。

それでは、また。

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