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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2009.04.20 Mon » 4月19日マハゴニー市の興亡@コミッシェ

どうも、非常に眠たいSt.Ivesです。昼間歩き過ぎました。

ということで、本日の模様について簡単に。

2009年4月19日(日) 午後7時開演

コミッシェーオーパー ヴァイル作曲「マハゴニー市の興亡」

指揮:Adrian Probava
演出:Andreas Homoki

ベグビック:Christiane Oetel
ファッティ:James Elliott
モーゼス:Jens Larsen
ジェニー:Noemi Nadelmann
ジム・マホニー:Kor-Jan Dusseljee
ヤーコブ・シュミット:Thomas Ebenstein
ビル:Hoprst Lamnek
トビー・ヒギンズ:Peter Renz

2006年12月24日プレミエの舞台の23回目


昨日とは打って変わって、指揮者がかなり引き締まった演奏を求め、そこに薄いチープな響きが功を奏したこともあり、好演奏でした。これまでニュルンベルク、ドレスデンと2回見た中では、一番見ていて楽しい演奏でした。なお、今回不思議な響きがすると思ったらエレキギターを使っていました。昨日の号砲と異なり違和感はほとんど感じませんでした。

歌手についても、ベグビックがもう少しあくが強く、声量が欲しいところだったのと、ジェニーとしては声質がかなり硬い感じだったことを除けば、満足するできばえでした(ジム・マホニーは後半が立派過ぎるくらいでしたけど)。合唱団も歌は力が入っていました(踊りや演技は、人によってバラつきが大きかった)。

美術はいたってシンプル、大道具は、第1幕は紙で覆われた回転する巨大な箱。ここにセリフや情景が映し出されたり、ペンキで文字がかかれます(書かれたセリフと異なる歌詞で歌って、訂正されるという古典的ギャグも挟みます)。後は、椅子と梯子が小道具として登場。後は荒涼たるスタジオ。
第2幕以降は、その箱のの紙がとられ、巨大な透明ビニールすだれに描かれた町、そして大量の模造紙幣。アラスカ四人組は後半黒い背広にネクタイとなり、大量のお札が舞台上にまかれるので、ハンブルクの「ヴォツェック」を思い起こしました。そしてヴォツェック以上に、これがすべてを説明して舞台進行を進めてしまいます(具体的な演技ではなく金の使いっぷりが、その行為を代替している、というかその行為自体の満足ではなく、お金の使いっぷりそれ自体が満足を与えているかのように演出されていると見えました)。

このように演出は見た目いたってシンプル、というかひとつ間違えると、金のない学芸会になりかねないギリギリのところにあり、それがかえってこのオペラでは効果的でした(DVDになっているザルツにしてもドレスデンにしても過剰な装置と過剰な演出だと思います。特に前者は演奏もダルで、ここいらでよりましな演奏のDVDが登場してほしいものです)。

最後に、「オペラはおしまい」とドイツ語表記が出て、チープというかキッチュというか、まじめかおふざけか、深い内容なのか皮相的なものなか分からせないままに終わりました。


明日は、フィルハーモニーで、ブーレーズの指揮するカーターとマーラーを聞きにいく予定のSt.Ivesでした。
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