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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2009.05.02 Sat » 5月1日アイヴス交響曲第4番@ベルリン

春まだ遠い感じの寒いリヨンから、半袖姿が当たり前の初夏のベルリンに移動したSt.Ivesです。リヨンの「ルル」についてまだ書いていませんが、今晩中には書き終わりそうにないので、先に本日のコンサートの簡単な感想を。

2009年5月1日(金) 午後8時開演
ベルリン・フィルハーモニー・大ホール

指揮:アンドリュー・デイヴィス
副指揮:ヴァルト・シュターレ
演奏:ベルリン・ドイツ交響楽団
合唱:ベルリン放送合唱団

ヴェルディ:聖歌四篇
アイヴス:交響曲第4番

ヴェルディは、実に合唱が綺麗で、オケがそれを盛り上げてくれました、という程度しか言えません。

それよりも何よりも、アイヴスの交響曲第4番、サー・アンドリューにはあまり期待せずに、4番が実演で聞けるからいいかなという程度で出かけたところ、予想を大きく裏切る実に感動的な4番の演奏でした。実演ではオラモ(バーミンガム、ベルリン)、エトヴェシュ(ミュンヘン)以上に素晴らしさを感じました(大体この二人は後半に「1905年」と「シンフォニア」を持ってきて、良い演奏だったからよかったものの、当初は練習時間の配分をどうしたのだろうと不安に思いました)。

5,6年前に同じオケでケント・ナガノ指揮による演奏を聞いた際は、オケがテンでバラバラのスカスカな音に、指揮者が全く引用に頓着しない演奏でがっかりした記憶がありました。しかし、本日は同じオーケストラとは思えないほど充実した響きの中、サー・アンドリューは、この曲のノスタルジー面を強調してゆったりとしたテンポを採用。また様々な民謡等の引用も泥臭くそれと分かるように聞かせることで、結果として斬新な響きを生み出しているこの曲の特徴も明らかにしてくれました。特に、騒がしくも楽しい2楽章の音響や旋律のぶつかり合いは、オラモやエトヴェシュで聞いた演奏に勝るとも劣らない明晰さを示す一方、両者とは異なるおもちゃ箱をひっくり返したかのような、ニューイングランドの祭日の楽しく明るい雰囲気を響かせていました。

第4楽章に入ると、それまで使用していた楽譜を旧版(青緑色の表紙の楽譜)からクリティカル・エディションに切り替えて指揮をしていました。合唱の最後の方でソロが入るのは今まで見聞きしたことがなかったので驚きつつ、じっくりじわじわと合唱の導入までオーケストラを持っていき、最後は実に美しく潮が引いていくように曲を閉じ、さらに指揮棒をかなり長い時間下ろさないことで、余韻に浸らせてくれました。実に素晴らしいコンサートでした。


明日は、日中はドレスデンと余裕があればマイセンにでかけ、夜はロジェストヴェンスキーによるチャイコとプロコの5番という変なプログラムを聞きます。


10月5日の月曜日にベルリンにいたいなあと思ったSt.Ivesでした。その日は、メッツマッヒャー指揮のベルリン・ドイツ交響楽団が、「叙情組曲」、「ワイン」、「アルテンベルク・リーダー」、「ルル組曲」を演奏するんだけど、歌手にC.シェーファーが予告されているんでねえ...。まあ、前日に琵琶湖で「ルル」を見ることで諦めよう。
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