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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2005.11.04 Fri » スダーン指揮 東響、アファナシエフ

本日は、代休でもあり、お昼前から本棚探しと散髪に加えて、肩凝り腰痛がひどくて頭痛が治まらないので、指圧に出かけてからコンサート。散髪の際、宮崎弁を日本語として覚えて帰ってしまった英国人女性の話を聞いて笑ってしまった。流暢な宮崎弁をしゃべるそうだ、偉い。

という訳で本日のコンサート

東京芸術劇場
ユベール・スダーン指揮 東京交響楽団

シューベルト:交響曲第2番

(アンコール)
シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」から間奏曲

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
        ピアノ独奏 アファナシエフ


編成は、6-5-4-3-2。ティンパニも小型の物。

シューベルトの演奏は、非常に整えられた弦の音のもと、典雅にしかし軽快で、ここぞという時にはアクセントを強調する楽しい演奏であった(指揮ぶりも瞬発式で、それにオケが良く反応していた)。中々好ましい演奏であった。

とはいえ、シューベルトの交響曲第2番、こんな曲だったっけ?である。3番以降は何気に聴くが、1番、2番はもう何十年も聞いていないと思うので、「あー、2楽章って変奏曲だったのか」と新しい発見もあり、また、使われている旋律も後のオーケストラ作品で良く聴くものが多かった。

そして、お待ちかねの「皇帝」。アファナシエフとスダーンのCDは出ているし、聞いてはいたが、分かっていても実演はハラハラ、ドキドキするものであった。なんにしても東響は偉い、よくアファナシエフについていったと思うのであった。聞いていて、シューマンのピアノ協奏曲をめぐっての、ルプーVSサー・コリン&LSOの戦いを思い出してしまった。音楽的傾向の違う二人による奇妙なアマルガムであったが、当夜の演奏もそれに勝るとも劣らない奇妙な演奏であった。

1楽章の出だし、意外とアファナシエフはまともで、それなりに勇壮に開始し、隣りのおじさんは、ベートーヴェンの聴く人を巻き込まずにはいられないリズムの推進力と、和声の力にまんまと乗っていたが、ピアノ、というよりアファナシエフのパートに入ると「あれ?」という感じ。彼は、オケから旋律を引き継ぐと次第にテンポを落として、ゆらゆらといつものアファナシエフ節に持ち込む、カデンツァでは、長いゲネラルパウゼを入れてから開始して、それまでの勇壮さとは別の冥界にピアノだけ入ってしまう。それでも1楽章はまだオケのテンポ感にあわせていたところが多々あった。

2楽章に入るとアファナシエフ節全開となり、オケもそれに合わせざるを得ず、もう大変そうであった。オブリガート的に木管やホルンが音をうっすらと被せつつ、アファナシエフの指先を見ながら指揮をするスダーンの手が動くのにあわせて次の音を吹くという状況。どうみてもオケとアファナシエフの間というか時間感覚が異なっているのだが、ここは独奏者を立てておりました。そしてようやく2楽章と3楽章のブリッジ部分に来たと思ったら、アファナシエフはさらにテンポを落とし、途切れ途切れに弾き始めて、聴く人を(多分オケも)焦らす焦らす。

とはいえ、3楽章入り後は、相対的にではあったが、テンポ・アップして晴れがましく弾き、輝かしくそれなりに勇壮に曲は終わったのだった。

終演後、指揮者と独奏者は抱き合っていた。一応お互い納得ずくなのかな?


明日は、特にコンサートの予定はなし。
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