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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2009.10.19 Mon » 賛歌 op.52

どうも、東京芸術劇場は相変わらず音が遠いし拡散するねえ、と思ったSt.Ivesです。


ということで、メンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」 op.52を聴きに出かけたので簡単な感想を。


10月19日(月) 東京芸術劇場 午後7時開演

下野竜也指揮 読売日本交響楽団
ピーター・ウィスペルウェイ(vc)
澤畑恵美、國光ともこ(S)、永田峰雄(t)
新国立劇場合唱団

プログラム
バッハ(レーガ編曲) おお人よ汝の大きな罪を嘆け BWV622
ヒンデミット       チェロ協奏曲
メンデルスゾーン   交響曲第2番変ロ長調 op.52 「賛歌」

メンデルスゾーンの「賛歌」。最近の愛聴盤は、フリーダ・ベルニウス指揮ブレーメン室内o.による演奏(CARUS 83.213)。シャイーがゲヴァントハウスを振ってデッカに録音した演奏も良いけれど、初演版だけなのがちょっと残念。ここは第2稿を再録音して欲しい。「賛歌」「スコットランド」の演奏からするときっと素晴らしい演奏になるだろうと思われるので。

さて、今回の演奏、弦がフルサイズのオーケストラなのにまず驚き。会場がでかいから致し方ないかと思うも、木管・金管は特段増員していないので、第1曲のシンフォニアでは幾つもの木管で奏される旋律が埋没してしまいました。それと下野のテンポが非常に速い、ベルニウスの後に聞いても違和感がないテンポでしたが、弦に弾むようなリズム感が感じられないのは残念でした。それと、新日po.に慣れた耳には音が荒く感じますねえ。カンブルランはちゃんとオケの音まで自分流に変えてくれるのでしょうか。

合唱は、もうちとはっきりと句点と打つところは打ちながら、弾むように歌って欲しいところもあったが、合唱主体のこの作品をきちんと聞かせたと言えるでしょう。

独唱のソプラノ、遠めにはどっちがどっちか分からなかったが、ブライトコプフの楽譜でいえばp.150、140小節目、最初にLobe den Herrn, meine Seeleと入った方のソプラノ(オレンジ色のドレス着用)は、音がずれていて唖然、そのまま行ったらどうしようかと思ったが、しばらくすると復調というか修正に成功して安心しました。

もう一人のソプラノ(青色のドレス着用)は、安定的。ところが、第5曲が終わるとすたすたと舞台の袖に引っ込んでしまいまして、あれ?まあこの後はソプラノ一人でもいいからなあと思っていると、第7曲の終わりごろオルガンの横にあらわれて、いと高きところにいる聖母よろしく"Die Nacht ist vergangen, vergangen!"と歌ったのでした。この第6曲から第7曲へのブリッジ部分はとりわけ好きな部分なので、なかなかに良い演出でした。声も実に通っていたし。

テノールは全体としては良かったのですが、この第6曲の終結部分において音を少し上ずらせてから下げるように歌っていまして、確かに楽譜上、ここには" ad lib"と書かれていますけどねえ、ちょっと私には違和感を感じる歌唱でした。

さて下野の指揮、大規模オケに古楽器オケばりのテンポをさせるという快挙というか暴挙というか、ともかくぐいぐいと曲を進めてきたところで第7曲以降若干その取り扱いが変ったように聞こえました。この第7曲は、夜は去ったとばかりに喜びを爆発させる曲で、Allegro maestoso e motlto vivaceの指示、ブライトコプフ版のテンポは付点四分音符=96が括弧書きされています。なので、ここは一段とテンポアップする(あるいは第2曲と同じぐらいの速いテンポ)かなと思ったら、ぐぐっとテンポを落としてじっくり演奏させる方向に変えたのでした。一方、どういうわけかオケと合唱は脱力したというかへたったような感じの演奏になってしまい、喜びの爆発にはちと至らなかったのでした。

しかし最後はトロンボーンが主題を奏し、大編成のオケ、オルガンそして合唱で輝かしく曲が閉じられましてめでたしめでたし、ともかく満足して帰宅したのでした。来週の宗教改革と1番も楽しみです。


来月3日に横須賀までシャイーの振る「宗教改革」を聴く予定のSt.Ivesでした。

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