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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.02.03 Wed » 薔薇の騎士@Metライブ

どうも、昨夜の雪でBSの「サロメ」@METは録画されておらずがっくりのSt. Ivesです。


そんなわけでということではないのですが、知り合いにC.シェーファーがゾフィーを歌っていると知らされて、全く行く気のなかったMET Live Viewingでの「薔薇の騎士」を観に東銀座の東劇まで出かけました。

テレビで見るよりは迫力がありましたが、臨場感は「アバター」よりも全然なかったので残念であります。それにしても、マルシャリン(ルネ・フレミング)が一番若く見える舞台というのもなあと思いつつ(グラハムとシェーファーが首回りを化粧しないんですねえ)、結構楽しく見聞きしました。

シェーファーのゾフィーは、2005年1月にベルリン・ドイツ・オペラで2回観ていましたけど、感想はあまり変わらず、あんまり合っていないという感じ。かなり勝気で知的でして、ルネ・フレミング演じるマルシャリンの方がかわいらしく見えてしまう(あのパンダのようなたれ目がそういう印象を与えてしまうのでしょうけど)。声も第2幕冒頭は不調?と思わせてしまいましたけど、その後は往時程ではないけれど、透き通りかつ細かい表情付けの声を、似合っていないけど、楽しみました。「若い恋人たちのエレジー」とか歌わないかねえ。途中でインタビューもありましたが、英語でのインタビューはそれほど得意ではないのでしょうかねえ、インタビューの途中からグラハム&フレミングが参加して、二人に殆ど会話を持っていかれていました。なお、インタビュアーはドミンゴでした。

グラハムのオクタヴィアンは、ちと老けた感じでごっついなあという見た目はともかく、声と演技は素晴らしく決まっておりました。頼りなさげなオクタヴィアンならばゾフィー・コッシュの方が上手ですが、青年らしい(といっても17歳だから少年らしいという方がよいのか)オクタヴィアンで好感。

ルネ・フレミングのマルシャリンは、もしかすると32歳という劇中の年齢にもっとも近い感じかも。他の「偉大」というか尊大なマルシャリンとは違って、若やいで元気な、でも気品は失わないのがよろしかったです。ただ、第3幕のオックス男爵に口封じをするところのしなというか媚というか、演出上あれはあまりよろしくありませんなあ。少しオックス男爵があきらめるのに説得力が落ちたような気が個人的にはしています。

指揮は、エド・デ・ワールト。中庸で、もうちとメリハリというか切れが欲しいなあとは思いましたけど、全体のバランス配分は悪くはありません。オケは、まあドレスデン、ミュンヘン、ヴィーンと比較するのはかわいそうなので、コヴェントガーデン(指揮はマッケラス)やベルリン・ドイツ(指揮はティーレマン)よりは良かったとだけ言っておきます(これでは誉めていないか)。


観る前に銀の薔薇ではなく銀之塔で食べたタン・シチューがおいしかったなあと思い返しているSt. Ivesでした。
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comments
こんにちは、1月はご無沙汰しておりましたが本年もよろしくお願いいたします.

METの薔薇、多分Met PlayerかDVDで視聴できるだろうと今回はパスしたのですが、舞台はやはりMetらしいものなのでしょうか.今年開幕の《トスカ》(一応リュック・ボンディ新演出)、2008だかの《ファウストの劫罰》(ルパージュ演出版.どこかとの共同制作?)、《サロメ》《チェネレントラ》と幾つか見ましたが、基本的にどれも面白くなかったです.音楽的にも….ケルビーノとゾフィーはシェーファーにとってはドル箱的持ち役(?)のようですね.R.シュトラウスなら、ズデンカとかツェルビネッタ(これは、今はもう無理でしょうが)の方がずっと面白かったと思うのですが.

ところでカンブルラン指揮読響の春の祭典が、定期演奏会とは別枠であるようですが(5月1日)これが明日から発売になりますね.行こうと思っています.
http://ticket.rakuten.co.jp/index16115_37203_30383.html
http://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=16:P28=05:P1=0222:P29=CheckMail_0000317002:P2=013925:P3=0332:P10=4:P6=001
Re: METの演出
どうも、M.F.さんあけましておめでとうございます。

>
> METの薔薇、多分Met PlayerかDVDで視聴できるだろうと今回はパスしたのですが、舞台はやはりMetらしいものなのでしょうか.今年開幕の《トスカ》(一応リュック・ボンディ新演出)、2008だかの《ファウストの劫罰》(ルパージュ演出版.どこかとの共同制作?)、《サロメ》《チェネレントラ》と幾つか見ましたが、基本的にどれも面白くなかったです.音楽的にも….

舞台美術も演出も、伝統的・オーソドックスなものでありまして、その点ではつまらないものです。あまり凝り過ぎるとホモキのように訳が分からないものになりまして、難しいところです。個人的には、舞台を(結果的に)オーストリア帝国崩壊の予兆が感じられる19世紀末から20世紀初頭に持ってきたゲッツ・フリードリヒの演出@ベルリン・ドイツ・オペラが、ちょっとくどいかもしれませんけど、演劇的にも素晴らしい出来だと思います。

>ケルビーノとゾフィーはシェーファーにとってはドル箱的持ち役(?)のようですね.R.シュトラウスなら、ズデンカとかツェルビネッタ(これは、今はもう無理でしょうが)の方がずっと面白かったと思うのですが.
>

そうですねえ、確かに。ツェルビネッタはやはりその手のコロラトゥーラ歌手がいるので避けたかもしれませんが、ズデンカはあってもおかしくなかったでしょう。ただ、アラベラの上演回数が実はそれほど多くなく、それでチャンスが回ってこなかったのではないかという気がしています。

> ところでカンブルラン指揮読響の春の祭典が、定期演奏会とは別枠であるようですが(5月1日)これが明日から発売になりますね.行こうと思っています.

カンブルランは楽しみですねえ。どこまでプログラミングに彼の独自色が出せるか注目しています。せっかくだから5月のコンポージアムでミュライユも振ってくれればよかったのですがねえ。

それでは、また
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