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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.04.10 Sat » ブロムシュテット N響 マーラー9番

どうも、標題のコンサートから戻ってエルガーのヴァイオリン協奏曲を聴きながらのSt. Ivesです。Rodilla指揮、Murcia交響楽団、ヴァイオリンはEspejoのライブ録音ですが、音程を外しまくり、パッセージをはしょったりと怪しげな演奏です。でも最後は盛大なブラボーが飛んでいて、これってエルガー作品を聴いたことがない人が多くて、こういう曲だと思われたのかねえ。


さて、今年で83歳ブロムシュテットの振るマーラーとはどんなものかと聴きに行きましたが、とってもユニークな演奏でありました。私小説的なドラマを求める人には不満のあるところでしょうが、表現主義とかロシア・フォルマリズム的演奏が好みの方にはとっても気に入ると思います。

全体的に速めで軽めのテンポで進み、第1楽章から第3楽章までは、木管と金管が弦楽器を圧倒しておりまして、ホルンは最初は適当にブルルルンと軽く吹いているのかと思っていると、それが繰り返されていくうちに快感に感じてきましたし、オーボエ、クラリネット、コントラ・ファゴットがこれでもかというほど不気味で素っ頓狂な響きを異化効果のように音楽に放り込んできておりました。また、バーンスタインやシノーポリでも取らないような「間」や「溜め」をブロムシュテットがところどころに入れているのも驚きました(新しいスコアではそうなっているんでしょうかねえ)。

逆に、そうした第1楽章から第3楽章の演奏後に聴く第4楽章は、指揮棒を置いて大きな身振りで振っていましたが、速めのテンポで、死に絶えるという感じよりは浄化されていくという感を強く受けました。

終演後ブロムシュテットがわざわざ木管部隊のところまで握手をしに行ったので、異化効果を含め、ご本人としても満足だったのでしょうが、私は、さらっとしていて、しかしもっと目が詰んだ端正な演奏を予想していたので、正直驚きました。TVカメラが入っていたので、これは録画して確認せねばと思います。


エルガーのヴァイオリン協奏曲とは思えない素っ頓狂な響きに頭が痛いSt. Ivesでした。この素っ頓狂さは、1995年か1996年に聴いた、高関指揮、新日po.の演奏、両手復帰間もないフライシャーの殆ど音を外していたようなピアノで聴いたブラームスのピアノ協奏曲第1番級であります。あの時は、オケはブラームスを弾き、ピアノはシュトックハウゼンでも弾いているのかと思いつつ、どことなくそこにドイツ音楽の連続性を感じて意外な感銘を受けてしまったんですけどねえ。録音が残っていないかなあ。
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