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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.05.23 Sun » 23日新日po.「ペレアスとメリザンド」

どうも、ヴェデルニコフの弾くバッハのパルティータ第2番を聞きながらのSt. Ivesです。


ということで表題のコンサート(舞台あり)に出かけました。当初恐れていたような爆睡はせず、最初から最後まで目と耳をしっかっと開いていた、というより開かずにはいられない、個人的にはすばらしい舞台でありました。

そもそも「ペレアスとメリザンド」を家でほとんど聞かず・見ずなので他の演奏・舞台との比較はほとんどできません。しかし、アルミンクは例のごとく速めのテンポと軽いリズム感でもって曲をサラサラと進めてくれるので、ヴァーグナーやマーラーだといかがなものかと思うところもありますけど、この曲の場合はとても聞きやすい(とはいえ、第1幕と第2幕はちと長く感じた)。さらに、記憶の彼方のギーレン指揮ベルリン州立の舞台でさすがにこの音色はないだろうというかギョッとした野太く、ある意味がさつな作品と全く相反する音とは異なり、新日本po.、中でも弦楽器群はきわめて精妙で実に澄んだ美しく丁寧な響きによってさまざまなフレーズの絡み合いを浮かび上がらせておりました。楽器間のバランスも良く、特に要所のハープや木管群が良く聞こえており、アルミンクの契約が延長されてオケのコンディションがこのまま保たれるので良かったと思うのでした。

歌手についても、密やかさ、秘めやかさをあまり感じさせせず、オケと同様の明晰な歌いっぷりでありまして、このあたりをどう感じるかで評価が分かれるでしょうけど、私は「分かり易く聞き易い」、いわばモヤモヤと静止せずにドラマとして前に進んでいく点、これならこの曲を聞ける、と感心しました。

最後に演出ですが、音楽にあっていたと私は思いました。メリザンドのみ白のドレスで他を黒に統一した衣装、抑制的な歌手の演技(動き)、舞台奥とオケの手前を用いた心理的距離感の出し方、暗闇を主体とした中で時たま用いられる白々とした冷たい光を用いる効果的な照明、背景の投射映像も情景に即した落ち着いたものでした。来シーズンの「トリスタン」もこれくらいの演出にして欲しいです(ところでイゾルデは誰が歌うんだ?)。



今週はトリスタンはトリスタンでもトリスタン・ミュライユの作品展とハーン&サロネンを聞きにいく予定のSt. Ivesでした。


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