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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.06.21 Mon » リゲティの肖像@水戸(6月20日)

どうも、レコ芸を眺めて、300選の代り映えしないチョイスは選者が代り映えしないからだねえと思うSt. Ivesです。



さて、1日遅れですけど、水戸芸術館で行われた「リゲティの肖像」。午後1時15分にリゲティがオマージュをささげたフレスコバルディのオルガン作品「クレドの後の半音階的リチェルカーレ」から始まり、午後5時過ぎに「ルクス・エテルナ」で終わったとても満足・満腹する演奏会でした。

プログラム詳細は、ここを観てもらうとして、まずはプレ演奏=1で取り上げられた「ヴォルーミナ」。サントリーで見聞きした記憶がありますが、この曲はやはり迫力が欲しいところで、その点だけとっても水戸の方が遥かによろしかったし、大熱演でありました。

そして、本日のメインであるとは言いませんけど、個人的にはとっても楽しみなプレ演奏=2の「100台のメトロノームための<ポエム・サンフォニック>」。2003年にバービカンで一度見聞して以来ですが、やはり楽しい作品。ただ、思うに困難とはいえ100台すべて同じメトロノームでして欲しかった。というのも、四分音符=60程度かな、一つ妙に良く聞こえるメトロノームがあって、それとのズレがちょっと気になりましたもんで。リハーサルをきちんとしていたそうなので、このズレや各メトロノームの醸し出す音のブレンドも狙ったもんだったんでしょうけどねえ。NEOSあたりでクセナキスのピアノに続いて、コンピュータで再現したリゲティ作品集とか出さないかな、その中でポエム・サンフォニックも取り上げてほしいものです。

さて、本演奏会。アルディッティの弾く二つの四重奏が白眉でありました。アルテミスSQ@青葉台の実演と比較すると乱暴かなという感じ。あれれ?という音も時々平気で聞こえてましたけど、2番の滑らかで、空中に浮遊する輝く織物のような感触は十分に楽しめました。席の位置のせいで、第1ヴァイオリンがやたらめったら音が大きかったようには思えましたけど、まあそれも御愛嬌。実演では初めて聴くヴィオラ・ソナタもよござんしたが、楽譜をまだ持っていない身には第1楽章のコーダ部分が視認できて、一人で納得。でも、寝ている人が多かった。今回の中では一番渋い作品でありますが、しみじみというか寂寞としたところもあるいい作品だと思うんですけどねえ。


さて、ピアノ部門。背景のショパンは、つい先日にツィメルマンのまさにリゲティ!と思わせる4楽章を聴いた後では圧倒的に不利でありましょうが、それでも自画像のヘンテコさが非常によくわかるドライな演奏。そしてそのままドライな練習曲を聴かせてくれましたが、うーむ、私はエマールの滑らかで軽ろやかで素早くて迫力のある正確で美麗な演奏が好きなんだなあ、ウィグモア・ホールでの実演もCDのまんまだったぞ、という感じ。

最後のルクスエテルナ、浮遊感あふれる美しい演奏でありました。舞台下手の2人のソプラノが良く聞こえたので、アルディッティSQの演奏も席の位置の関係だと得心した次第。やはりコンサートは良い席で聴くことが重要であります。


25日のアルディッティSQ@津田ホールを楽しみにしつつ帰宅(でも水戸は遠かった)。



これからClara Maida作品集(RZ)でも聴こうかと思うSt. Ivesでした。
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