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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.06.22 Tue » ロダーリ「猫と共に去りぬ」

どうも、バルトークのミクロコスモス第3巻第95番の「キツネの歌」ってどんな曲か聴いてみようかと思っているSt. Ivesです。


ということで、イタリアの作家ロダーリの短編集「猫と共に去りぬ」を題名に惹かれて入手し読み終えました。どれもユーモアにあふれた面白いもので、標題の「猫と共に去りぬ」をはじめ猫が結構登場しますが、クラシック音楽愛好家ならば「ピアノ・ビル」(ピアノ・ビルは人の名)には抱腹絶倒するでしょう。例えば保安官とビルの次のようなやり取り、

「『よそ者め(中略)しょせん音楽なんて無駄なんだ。山羊飼いたちにしてみれば、バッハのかわりに山羊が一頭うまれていた方がどれほどありがたかったかわからない』
最愛の音楽家をこきおろされたピアノ・ビルの胸が、疼いた。
『いまの言葉、必ずや撤回させてみせる!』ビルは叫んだ。」

保安官は「諸調によるカノン」を最後の審判の日まで連続して演奏し続ける、ないしは「マタイ受難曲」をやはり最後の審判の日まで聴かされ続ける刑が待っていることでしょう。

あるいは、あるお嬢さんへのビルの台詞、

「それより、一度でいいから三チャンネルを聴いてみてください。エミール・ギレリスのコンサートが毎日のように放送されています。彼はよく、スカルラッティやプロコフィエフやショスタコーヴィチの曲を演奏しますが、決闘の瞬間が差し迫っているいま、精神を強く保つのに、これ以上のものはありません。」


何故ビルはリヒテルをお勧めしないのか?答えは最後になれば分かります。まあ、聴く確率が高いだろうからねえ。


それにしても、光文社古典文庫でもこれは書店に並んでいないので取り寄せたら初版第1刷であったのに驚いたSt. Ivesでした。
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