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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.07.28 Wed » オリヴァー・サックス 「ミュージコフィリア(音楽嗜好症)」早川書房

どうも、ゼレンカの「エレミア哀歌」を聴きながらのSt. Ivesです。


いまだソノラ砂漠に達しておらず、イエメンで鮭釣りしたり、南北境界線作成にいそしんだりしていますが、本日標記の本を書店にて購入。

実に面白い、いや面白いという言葉は適切ではないか、なぜならば音楽に取りつかれてしまった人、あるいは音楽を失ってしまった人、音楽に脅かされる人の話も出てくる脳神経科学の本なのだから。著者は、「レナードの朝」で知られるサックス先生(私にとっては「偏頭痛大全」の方が近しい)で、様々なエピソードを硬軟織り交ぜて綴っていき飽きさせません。さまざまな音楽と脳(機能)・人格・遺伝性疾患とのかかわりが述べられる中で、ニーチェが何故ビゼーの「カルメン」を高く評価したかという脳科学的な背景のもチラとうかがえますし、リヒテル晩年の絶対音感のズレという悩みが彼だけではなかったことや、レオン・フライシャーやマイケル・トーキー、トヴィアス・ピッカーも登場します(ちらとショスタコーヴィチやシューマンも)。

読後、ニ長調は青か朱か黄色か?私にはわかりませんが、分からない方が幸せかもとかちょっと思ったのと「アイヴズ幻聴」に気をつけるべくiPodの音量は抑えようかと思ったのと、ゼレンカの「エレミア哀歌」を聴こうと思ったことと、やはり音楽体験は恩寵なのだと思ったのでした。


ソノラ砂漠に行く前に「我らが歌う時」を読もうかと思ったSt. Ivesでした。
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