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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2010.09.28 Tue » ツィメルマン&ハーゲンSQ@サントリー(9月28日)

どうも、2曲目はシューマンの弦楽四重奏曲第1番だと勝手に思い込んで出かけたSt. Ivesです。それはともかく、いつもながらの簡単な感想をば。


9月28日(火) サントリーホール 午後7時開演

演奏:ツィメルマン(ピアノ)、ハーゲンSQ

バツェヴィチ:ピアノ五重奏曲第1番
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 作品44

2曲目はトルストイ没後100周年記念でしょうかね。どうせだったらツィメルマンのピアノ、ルーカス・ハーゲンのヴァイオリンで原曲も一緒にとりあげてくれたらなあ。

1曲目は、ツィメルマンのCDがDGから出る出るとされながらいまだ出ていない曲(でも10月号のレコ芸の発売予定には9月21日に出ることになっていた)。ポーランドのレーベルから弦楽四重奏曲全集と共にカップリングされているのは知っていますが、未聴であり、演奏の良しあしは不明。気だるい感じとそっけなさが同居していて戦間期の作品っぽい感じ。演奏もハーゲンSQのアグレッシヴで立体的な演奏の感じは薄れ、ちょっと手探りっぽい感じ。お客さんの拍手も短めでありました。


2曲目は、1曲目から一転していかにもハーゲンSQの本領発揮という演奏。年をとっても元気いっぱい、うなりをあげて高速回転する精密機械という不思議な感じのある密度の高い演奏でした。素晴らしい、「クロイツェル・ソナタ」はこうでなくては。

そして3曲目。遥か昔、パウル・グルダとの録音(DG)は、第1楽章が猛烈に速い、少なくともアルテミスSQが貫禄ある堂々とした演奏に聞こえてしまう演奏であり、ハーゲンSQの解釈というか勢いにパウル・グルダが引っ張られつつ、合わせていくという感じでしたが、今夜の相手は完璧主義者ツィメルマン。音色の嗜好も違うような気がするし、ツィメルマンの磨きに磨いた演奏はある種抑制的な感も与えることもあるので、どうかしらんと思いつつ聴き始めると、むむテンポは遅いしのびやかさが無い。第1楽章はなんというかツィメルマンの顔色をうかがいつつハーゲンSQが弾いているような感じ。ところが、第2楽章以降は、徐々にある種の硬さが取れたのかツィメルマンも興に乗ってきていつものコントロールを緩めることにしたのか、対話や受け渡しがスムーズかつノリが良くなり、そこにあの美しいピアノの音色がハーゲンSQの音色に対して主張しつつ溶け合い、全体としては実に堂々とした素晴らしい演奏になったのでした。なお、ツィメルマンは、合奏が楽しいのか、嬉しそうに笑って4楽章のコーダ、二重フーガの部分を弾いておりました。

当然ながらアンコールはありませんでした。


今週末は「アラベラ」に行く予定のSt. Ivesでした。2005年のドレスデン・ゼンパーでデノケの外題役を見て以来なので楽しみです。
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