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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2011.04.27 Wed » コンコード交響曲

どうも、ローマ風呂の漫画が映画化されるらしいと知って、それも日本人キャストでということに驚いているSt. Ivesです。第3巻も面白かったなあ。


ということで、アイヴスのピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード、1840-1860年」をオーケストレイションしたヘンリー・ブラントのコンコード交響曲の2枚目のCDが出たので簡単に感想をば。

なお楽譜はシャーマーの貸譜しかないけれど、ピアノ・ソナタのスコアがあれば大体事足りる感じ。

さて、1枚目は、2007年頃にinnovaから売り出された、Henry Brant Collection Vol.7に収録されたもの(innova414)。

Davies_Concord

指揮はデニス・ラッセル・ディヴィス(DRD)、演奏はロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラとマイナーレーベルとは思えな豪華な面々(ライブ録音)。しかし最初の音を聞いた時はコンセルトヘボウとは思えなかったほどふやけた響きでありまして、演奏も、DRDらしい、全体に緩慢で密度が薄くリズム感がないのっぺりした演奏。2度聴いてそのままCD棚の肥やし状態のまま今日に至りました(で、聴き比べのために久しぶりに聞きました)。

もう1枚は、つい最近売り出されたサンフランシスコ交響楽団の自主レーベルのもの(821936-0038-2)
MTT_Concord

指揮はマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)、演奏は当然ながらサンフランシスコ交響楽団。innova盤はカップリング無しに対してこちらはコープランドのオルガン交響曲がついてます(ライブ録音)。
演奏はアイヴスを知悉しているMTTだけあって、引用をさりげなく目立たせながらそれらしく響かせているし(第2楽章なんか「祭日」や4番と同じだからなあ)、オーケストラも確信をもった響きであり、躍動感あふれる引き締まった演奏であります。ブラントのオーケストレーションが時々ストラヴィンスキーの3大バレエっぽい響きをさせてしまうことも目立ってしまうんですが、一方、2楽章の騒がしい部分の終結部のピアソラのタンゴっぽい部分(9分前後のあたり)は、DRDの方がその感じがよく出ております。とはいえ、全体からするとSACDで音も良いMTT盤がお勧め。これなら時々聞くでありましょう。

ちなみに、演奏時間を比較してみるとMTTの方がメリハリをつけていることがよく分かります。
              DRD   MTT
第1楽章(エマソン)   18:29  17:39
第2楽章(ホーソーン)  14:53  13:46
第3楽章(オルコット家)  6:07   6:13
第4楽章(ソロー)    12:14  12:26 

コンコード・ソナタというと、多分にインプロヴィゼイションを主体にしながら、エマソン楽章だけがピアノ協奏曲化されたものもあり(NAXOS8.559175)、個人的にはあれは結構好きなので、コンコード・ソナタ、コンコード交響曲ともども実演で一度聞いてみたいものです、それも一度に。ついでにベートーヴェンの「運命」も取り上げると隠れテーマがよくわかっていいのですけど、ちとコンサートの時間としては長過ぎるかな。


そういえば、ソナタの前のエッセイの翻訳をまだ終えていなかったなあと思いだしたSt. Ivesでした。時々思い出したように極僅かずつ進めているのだが、何を言っているのかさっぱり分からんねえ。誰か詳細な注を付けて翻訳を出してくれんかねえ。
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