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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2011.05.07 Sat » カウチのマーラーとサロネンの録音風景

どうも、エッカーマンの「ゲーテとの対話」を何十年振りかに読み返していたら、「自然は自然の道を行く、我々には例外とみえるものも、実は法則にかなっているのだ。」(岩波文庫版上巻p.164)とゲーテは言っていたんだなあと感心したSt. Ivesです。


ということで、原題は全く「装飾」のかけらもないとマーラーに笑われるであろう映画「君に捧げるアダージョ」及びサロネンによる録音風景を移した記録映画を見てきました(渋谷ユーロスペースにて)。

ブライトコプフをはじめとした伝記を読んでから行くと中々に示唆に富むセリフやシーンがあって面白いですし、性格や位置づけは違うけど、アルマには「Taroの塔」に描かれた岡本敏子を思い起こさせるものがありましたし、第10番で目立つシュトラウスの「サロメ」のテーマをあまり強調していなかったのは逆に興味深かったし、精神分析は1回45分までと確か決められているのに、始祖がその決めごとを破っていいかのかしらん、あっこれはフィクションにござろうであったとフロイトとマーラーの掛け合いに笑いをこらえてしまったり、登場人物の造形は良くできているし、ということで色々と楽しめる映画でした。ただ、肝心の音楽がモノラルで音質が悪く、かつコンサートでもこんな大音量の場所では聞かないので辟易してしまいました。

音質・音量についてはサロネンの記録も映画同様でしたけど、作品をパーツごとに分解して録音する様や、サロネンが総譜をどういう風にみるのかとか、第10番の第1楽章に関するサロネンの見解、4番、5番、10番の指揮風景も垣間見れてサロネン・ファンにはよござんした。それにしても、監督からのアンダンテとアダージョの部分を同じテンポで演奏して欲しいというリクエストはいくらなんでも無理な注文だと思うんですけどねえ、サロネンも怪訝な顔をして反論していましたよ。


映画に行く途中に立ち寄った大体いつもチャイコ・ボロディン・リムスキーのド派手系で明るい曲を流している本屋が、今日はおもむろにショスタコーヴィチの交響曲第5番の第1楽章を流し始めてびっくりしたSt. Ivesでした。「本屋のかわりに荒唐無稽」とか「本屋のウソ」とかどこかの新聞に書かれたのだろうか?
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