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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2011.05.14 Sat » 尾高指揮、N響 エルガー 交響曲第3番

どうも、シューベルトのD.784を聞きながらのSt. Ivesです。演奏はダルベルト。


ということで明日に予定した尾高指揮N響のコンサートを所用があったので本日行くことに。

5月13日 午後7時開演 NHKホール

尾高指揮NHK交響楽団
イッサーリス(Vc)

ウォルトン:チェロ協奏曲
エルガー:交響曲第3番(ペイン補筆)

席に着いてみると、コンマス席に見たことのある外人が、とプログラムで確認したら、やはりライナー・キュッヒルであった。これだったら「英雄の生涯」にも行けばよかったかも。それにしてもヴィーンpo.のコンサートでは、まずエルガーの3番は取り上げられないだろうなあ(1番、2番が取り上げられたことはあっただろうか?)。


ウォルトンはほぼ寝ていたので省略、というかこの曲を聞くのは初めてのような気がする。

エルガーの3番は、解説にも書かれていた通り、ほぼパッチワーク作品であるが、聞き様によっては、最後のスケッチをもとに様々なエルガー作品をコラージュした4つの音詩と捉えてもよいのではなかろうか(ペインの出来はともかく、ベリオ=シューベルトの「レンダリング」のようなもの)。随所にエルガーの様々な作品の響きが聞こえるし、エルガーが影響を受けたヴァーグナー作品の響きも良く聞こえる(第3楽章なんぞパルジファルをアレンジしたのかねえ)。

偶々終演後に出会った仙台在住の知り合い(元気そうで何よりであった)は、3階席で聴いていたがスコア通りスカスカの音で、エルガーだったらもっと分厚い響きを創っただろうにと述べていたが、全く同感である、もう少し突き抜けた響きや展開があっても良く、様々なモチーフの連関があまりに感じられなさ過ぎである。ただ、私は、スカスカの響きを予想して、1階7列目ぐらいセンターブロック当たりに陣取っていたので、家でCDを聞くとしょぼく感じるこの作品が、オケのパワーもあり、それはそれで聴きごたえがあったのも事実だった。3階からブーイングが聞こえてキュッヒルが渋い顔をしてそちらの方を眺めていたが、まあ作品が作品だから、3階席ではつまらなく聴こえてもいたしかたなかろうが、私には、少なくとも当夜の演奏は、サー・ディヴィスのLSO盤、ナクソスのもの、あるいは尾高自身の録音よりはずっと楽しめたのであった。

隣のおじいさんは、エルガーに凄い思い入れがあるのか、演奏が始まると、こぶしを膝の上だけでなく、自分の顔の前で振りまわして感じ入って聴いていた。後ろの席の人はさぞ迷惑であっただろうなあ。


終演の後、帰り際、近くを歩いていた年配のご婦人が、「軍艦が海を行くような曲だったわねえ、最後も遠くに消えていって」と連れの人に話をしていたが、中々に言いえて妙なたとえであった。そうするとあのおじいさんは「海ゆかば」とシンクロしながら聴いていたのか?


シューベルトに続いて、S-HMCD盤になったシノーポリの振る「ローマの祭り」を聞こうかと思うSt. Ivesでした。
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