4文字33行

近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

2017.05 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 » 2017.07

--.--.-- -- » スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2006.01.09 Mon » 河豚の卵巣を食べる&ショスタコーヴィチの4番(大野指揮新日po.)

帰省した人からのお土産品をいただいた。それは「河豚の卵巣の糠漬け」でありました。加賀(金沢近郊)の珍味だそうで、猛毒を含む河豚の卵巣を非常に濃い塩で1年ほど漬け、その後、糠に2~3年ほどつけると、猛毒は抜けているか、微生物に分解されてしまっているとのこと。

帰宅して早速夕食に。その味は、かなりしょっぱい中に、微妙な美味しさがありました。酒の肴として少しずつ食べるのが良いようです。なお、匂いはけっこうしますので、その手の食べ物が苦手な方にはお勧めしません。私も実は糠漬けが苦手なんですけど、好奇心が勝ったのでした。これは軽くあぶって、パラパラの振り掛けにすると美味しいかもしれない。



さて、昨日(6日)、一昨日(7日)の大野指揮、新日po.のコンサートですが、メインのショスタコーヴイチの交響曲第4番の出来は良くありませんでした。

テンポ設定については、まあ速目だろうなあという予想通りで、違和感は無かったのに対して、ニュアンスのつけ方が平板で、とても退屈でした(会場が異常に暑かったとはいえ、この曲を聴いている途中で意識を失うとは思ってもいなかった)。オーケストラでのソロのヴァイオリンのクレッシェンドやディクレッシェンドというのは無視するものなのか?とか、フルートやピッコロでは、タンギングの失敗か、あの妙な雑音は何だ?という感じです。神は細部に宿ります。

合奏に目を向けると、弦をはじめとしてオケにパワーがない。金管が鳴ると弦が、太鼓やらシンバルが鳴ると金管がかき消され、そこにあるはずのモチーフが聞こえない。もっとも、錯綜する旋律を上手く聴かそうという努力は金管セクションについては聴かれた事実は認めますが、それも太鼓の一撃で消えてしまう。

そして6日の演奏に特に顕著だったのは、どんどん曲の進行に連れてオケ全体のパワーが落ちていったこと。第3楽章の最後の盛り上がりの金管はスカった音を出していて唖然としてしまい、終演後は憮然として拍手もせずに帰ってしまいました(7日の方は、相対的には改善されていましたけど)。

さらに、ティンパニがオルガン真下のせいで響き過ぎて刻みが曖昧だったのも、特に第3楽章の終結部では、私にはとうてい首肯しがたいものでありました。

両日の演奏を比較すれば、相対的には7日の演奏の方が出来が良かったのですけど、これまで聞いたこの曲の他のライヴ(今回を含めて9回)では、真ん中より下に入れざるを得ない、がっかりする出来でありました(因みに最低の出来は、アラン・ギルバート指揮NHK交響楽団による演奏。ヤノフフスキーとの演奏は素晴らしかったのに、同じオケとは思えない出来であった)。


明日は所沢までゲルギエフ指揮マリスンキー歌劇場の「ヴァルキューレ第1幕」他を聴きに行きます。
スポンサーサイト

« | HOME |  »

comments
comment posting
管理者にだけ表示を許可する

trackback

http://stives.blog15.fc2.com/tb.php/70-b676dcdb

09profile.gif

St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

09category.gif
09entries.gif
09comments.gif
09trackbacks.gif
09archives.gif
09link.gif
09others.gif

FC2Ad

09search.gif
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。