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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2012.09.01 Sat » 歓喜の声をあげよ! クセナキス 「オレステイア」

どうも、ここんところ疲れているSt.Ivesです。雑駁なここんところの状況について。


「大地の芸術祭」2日目の夜には、今年岸田戯曲賞を受賞した演出家・振付家の矢内原美邦率いるNibrollによる「see/saw」を観まして、モダンダンスと地元のお祭りをミックスしたような不思議なものだなあと思いつつ宿に戻ったのでした。このイベントの最中、最初の会場である「ポチョムキン」と呼ばれる美術品からお神輿に導かれて夜の田圃道を神社まで移動する時、ふと昔、ガーディナーに牽き連れられて、バッハのカンタータを演奏したセント・ポール寺院から、ミレニアム・ブリッジを渡ってマートランドを演奏したテイト・モダンを夜に移動したことを思い出し、また、当日は祭りの日で、あちこちかの集落からお囃子が聴こえたのも印象的でした。

最後の日は星峠集落まで棚田をみにいきました。私は観ていないのですが、NHK大河の「天地人」のオープニング映像に使われていた棚田のようでした。とても美しかったです、実は公式ガイドブックにのっていたこれを見たくて、ここまで来たようなものでした(しかし、「最後の教室」はもう一度見たくなるほど素晴らしかった)。ご当地はお米が極めておいしかったので、土産に買ってしまい本日食べまして、上手かったです。

さて、27日のサントリーも、28日の一柳も行くことが叶わず(あー、駄作と言いながらもスコアとCDまで買って予習していた第8番のフルオーケストラ版が聞けなかったのは残念である)、昨夜も危ぶまれつつ、会社を脱出してサントリーホールに。今年唯一のサマフェスとなったクセナキスのオペラ「オレステイア」へ。

席に向かうと、緑のセロハンが置いてありました。

green

これで古代ギリシャ語の単語の勉強でもしろというのかと思ったら、最後の方でこれを振ってくださいとのことでした。そして、場内が暗くなり音楽が始まりましたが、ギリシャ語なのでセリフは全く分からず。コロスの歌唱は御詠歌のように聴こえたのでした。平均律が歴史的・世界的には異常なこと何だろうなあ。

席を1階席のセンターにしたので、音響のるつぼの中で見聞きできたのも幸いでありましたが、予想よりは音響的にはおとなしいかな、とも思ったのでした(セリフを聴こえるようにするため、抑制的にしたのかもしませけれども)。ただ、打楽器は響きわたっていたなあ。

そして最後の最後、「歓喜の声をあげよ!」とホール中に散った歌手=演奏家が、金属の管を打ちならす中、指揮者のニュー・ヤマカズがセロハンを振りかざしたのを気に、1階席の人々も振り始めたのですが、いやあ、アステリズムが演奏されないわけだよ、どこまで頑張って振り続けなきゃいかんのか、長いぞ!と。左右の腕でかわるがわる振ったのですけど、腕と肩が痛くなりましたが、幸いなことに、エレクトラのように歓喜のあまり振り死ぬことはありませんでした。

衣装デザインと舞台装置は今一でしたけど、照明とホール中を縦横に使っての演出と歌手やオーケストラの演奏はとても良かったです。ちなみに、ニュー・ヤマカズの指揮を聴くのは初めて。他の音源との比較出来ないのですけど、清潔で整った演奏でありました。


体をほぐすために、第2代ラジオ体操第3(昭和21年~22年)でもやってみようかと思うSt. Ivesでした。
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